f5.6 1/125 ISO200 +1.0ステップ
今回のブログは、Nikon AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED のレビューです。
前回に続いての、憧れの最新設計ナノクリスタルコート短焦点レンズです。
20mmf1.8という、大口径超広角レンズですから、近距離撮影のアウトフォーカスとパースの表現力、
周辺減光の程度、絞り開放遠<景の解像力などがきっとすばらしいと、撮る前から期待してしまいます。
撮影には、ニコンD700を使用しました。
ホワイトバランスはオート、アクティブDライティングは標準、ヴィネットコントロールも標準設定で撮影しました。
元データはリサイズしています。
曇天でしたが、色の再現性はニュートラルな仕上がりで好印象でした。
まずはレンズを上方に振って、超広角レンズならではの構図を。この一枚だけでも、
このレンズの歪曲の少なさ、周辺部にまで及ぶ高解像力、ナノクリスタルコートによるハレーションの少なさ、
クリアーで抜けの良い画像を実現していることを実感しました。
f1.8 1/640 ISO200
続いて、開放f値1.8の大口径が超広角レンズでどれくらい後ボケを作るか試します。
f5.6 1/50 ISO200
僅かに、ほんの僅かに上下の水平に歪みを感じます。
しかし全体的には非常に優秀で、超広角レンズであることを全く気にさせません。
これはいいです。
f1.8 1/1000 ISO200
画面四隅に減光がはっきり出て、絞りによる減光の変化がはっきり判ります。
ですが、絞り開放から解像力が高く驚きます。ハレーションも感じさせません。
やはりナノクリスタルコートの効果なのでしょう。曇天のもとねむい感じの眼下のビル群ですが、良くコントラストと色再現をしてくれます。
ビルのディテールや造形を細部まで描写しています。
真下の交差点の横断歩道の描写を見ますと、滲み無く実に緻密に描写されています。立体感もあります。
すごいです。
f1.8 1/640 ISO200 +0.7ステップ
絞りを開放にして、最短撮影距離20cmで撮影しています。
手前の花がとても繊細に立体感をもって描写され、そして背景の建物へとなだらかなボケとなって続きます。
まさに超広角大口径レンズの世界です。
今回の試用で、このレンズが全ての性能面でとても高いレベルを実現していることが判りました。
大口径であることと、超広角レンズであることが撮影を神経質にさせるようなことがありませんでした。
これはとても驚くべき事だと思います。
かってはこのようなレンズを使う時は、開放でのハレーション・周辺光量落ちと解像力低下、アングルによる歪曲などナーバスな点を常に意識していなければなりませんでした。
最新設計と技術の向上の素晴らしさを実感した撮影でした。
絞り優先オート F6.3 1/250秒 ISO1000 200mm
小型軽量の16.6倍ズームの高倍率ズームレンズで、使う前から便利だろうと確信できる1本です。
今回はオリンパスのフラッグシップモデル「OM-D E-M1 MarkII」にこのレンズを装着して撮影してきましたのでご覧ください。
このレンズの最大の魅力は何と言っても35mm換算24mm-400mm相当の16.6倍という高倍率ズーム!
そしてマイクロフォーサーズシステムだからこそ可能な小型軽量設計というのも魅力を後押ししています。
1枚目の写真は、大きなブナの木を12mm(35mm換算24mm相当)で撮影しています。広角で撮ることで、巨木ということを表現できました。
2枚目の写真はこのブナの木の新緑のキレイ部分(1枚目の写真の左側の赤枠の部分)を切り取って撮影しています。
普通なら、レンズ交換が必要な状況ですが、このレンズがあれば手軽にバリエーション豊かな作品づくりができます。
高倍率ズームレンズですが、この写真を見る限り、広角側、望遠側でも描写力はしっかりとしています。
絞り優先オート F3.5 1/1600秒 ISO200 12mm
広角12mmで絞り開放F3.5で撮影した1枚です。
同じシーンをF8で撮影した写真と比較しましたが、描写力に大きな差はありませんでした。絞り開放から高い描写性能を実現しています。
絞り優先オート F8 1/125秒 ISO200 12mm
逆光耐性はどうかテストしてみました。
このレンズはZEROコーティングが施されており、逆光にも強い設計となっています。
この写真を撮影した時は、太陽の位置が高い状況でしたので、画面の中にまともに太陽を入れると厳しいと思い、
右下にある木の枝で少し太陽を隠しています。それでも、かなり強い逆光状態です。
そのような厳しい条件の中でも、ゴーストやフレアが出ることはなく、ヌケの良い写真に仕上がりました。
単なる高倍率ズームではなく、PROレンズ並みにこだわって設計されたと感じることができる1本です。
シャッター速度優先オート 1/1000秒 F7.1 ISO250 200mm
大阪空港のように、たくさんの飛行機が飛んでくる場所では、「この飛行機は広角。次の飛行機は望遠」といったように、
レンズ交換することができますが、便数の少ない場所や、刻々と状況の変わる夕方の撮影では1つ1つの飛行機が大切になってきます。
こんな時に高倍率ズームレンズは便利なんです。
シャッター速度優先オート 1/8秒 F9 ISO64 200mm
この写真はレンズ性能とは関係ありませんが、植物園内を流れる水路を撮影した1枚です。
新緑の写り込みが美しく、200mmの望遠でキレイな部分を切り取っています。
この写真は手持ちで、1/8秒のスローシャッターで撮影しています。
今回使用しましたE-M1 MarkIIはボディ内手ブレ補正機能が強力で、ボディ単体で最大5.5段の補正効果があり、
200mmで1/8秒という危険な数値でも手ブレすることなく撮影できました。
予想通りの結果で、このレンズ1本あれば風景や花、鉄道、飛行機など、どんな被写体でも撮れてしまうのではないかと思うくらい便利でした。
便利なだけでなく、描写力もズーム全域で満足できる仕上がりで、高倍率ズームだからと言って描写力が犠牲になっていることはありません。
逆光耐性も優秀です。
そして高倍率ズームレンズのメリットとして、便利なだけでなく、
レンズ交換時に起きやすいセンサーへのゴミやホコリの付着の可能性が大幅に減少するということです。
こんにちは!
本日は初夏にぴったりのさわやか超広角レンズ、富士フイルムXF14/2.8Rのご紹介です!
ワイドな世界を存分に楽しんでみませんか?レンズ選びの参考になれば幸いです!
☆ロケ地:北条鉄道沿線(兵庫県加西市)
富士フイルムXT-1+XF14/2.8R
〇広角レンズは「水平」と「接近」がおすすめ!ぜひお試しください!
超広角レンズは1枚の画像にさまざまな情報が写りこむの
で不用な箇所はどんどんフレームアウトしましょう!
”写真は引き算”とはよく言ったものですね。
ぐぐっと接近!!
〇でもたまには「見上げて」みましょう!モノクロで(笑)
モノクロはレンズのテストに最適です
〇XF14/2.8Rは数ある超ワイドな画角でありながら周辺まで極めて高い描写を誇ります。
ぜひ画面いっぱいにあなたの世界を表現してみましょう!
1/90 F2.8 ISO200
ULTRON Vintage Line 35mm F1.7 Aspherical VM
歴史的な名作とされるクラシックレンズを範とするスタイリングに、
現代的設計の光学系を組み合わせた“ヴィンテージライン”の準広角レンズ。
非球面レンズの採用で、絞解放から優れた光学性を発揮します。
※コシナホームページより
※ボディはライカ M (Typ240)を使用しております。
シャ−プネスはOFF、彩度・コントラストは中にしております。
今回はちょっと遠出をして、神奈川県・鎌倉から江ノ島まで歩いてみました。
先ずは鶴岡八幡宮を越えて鎌倉宮へと参りました。
ちょうど巫女さんが舞の練習をしておりました。
明暗差が強く、明るい部分が白飛びしており、パープルフリンジも出ております。
1/180 F2 ISO200
こちらは「厄割り石」に使う素焼きの盃。
これに息を吹きかけ、隣に置いてある石に投げつけて割ると厄除けになるそうです。
素焼きの細かいザラザラとした質感がしっかりと描写出来ており、微妙な色味の違いも表現出来ております。
1/180 F4 ISO200 1/500 F1.7 ISO200
鎌倉宮を後にして通り過ぎた鶴岡八幡宮へと歩を進めます。
この後に何かしらの儀式を行うようです。神聖な領域なのでしょう、場の空気が違いました。
奥の木の葉っぱ一枚一枚の描写も素晴らしいです。影の部分は完全に潰れてしまっている箇所もありますが、
潰れるか潰れないかの微妙な部分は潰れておらず描写出来ております。
こちらでは儀式の準備をしていると思われる巫女さんが。
巫女さんが着ている袴の朱色、実際の色味として表現できております。
開放F1.7での撮影ですが、とてもシャープな写りです。
1/4000 F1.7 ISO100 1/1000 F5.6 ISO100
ここから海岸方面へ。
こちらの写真は開放F1.7の撮影。他のF1.7の写真と比べると周辺光量落ちが目立ちますが、画的に白さが際立つ写真となりました。
何度見ても開放でのシャープさが際立っていて大変素晴らしいです。周辺考量落ちも少し絞れば目立たなくなります。
逆光での撮影。これ以外にも色々な逆光で撮影しましたが、全くフレア・ゴーストは発生しませんでした。全く以て素晴らしい耐逆光性能です。
雲間から薄く差す天使のはしごが雄大さを引き立ててくれています。
1/250 F2 ISO100
毛の一本一本を写し取る描写力には舌を巻きます。
こちらは最短撮影距離0.5mでの撮影。商品仕様には距離計連動範囲0.7mと表記されておりますが、ライブビューでの撮影が行えるカメラは0.5mでの撮影が可能です。
現行のライカレンズの最短は0.7mでたった0.2mの違いですが、その0.2mがとても役に立ちます。
最後に。
描写力は上記に何度も書いておりますが、本当に申し分ないレンズです。コシナさんがデジタルカメラでの使用を考慮して新設計で作られたレンズ。
技術の素晴らしを感じました。
ラインナップはブラックとシルバーの二つで、ブラックモデルはブラックアルマイト仕上げ238g。シルバーモデルは真鍮でクロームメッキ仕上げ330g。
今回はブラックをメインで使用しましたが、一日気にならず首に掛けて使用しました。シルバーはやはり重さを感じますが、
手にした時の感触やレンズの質感を感じられる上品さがあります。
ヘリコイドも滑らかに動くよう設計されており、実際、微妙なピント調整が可能でした。
10mmで撮影。(35mm換算16mm相当)。
超広角レンズは人間の視界(視野)を大きく超える画角のため、レンズを装着してファンダーを覗かないとその面白さはわかりません。
しかし超広角レンズを使っての作品づくりは意外に難しいものです。
広大な景色をただ単に広く撮影するだけでは、面白い作品にはなりにくいのです。
私の主な被写体は風景写真。(鉄道も撮りますが・・・)
その中でも、滝や渓流、森の中での撮影で多用しています。
滝の撮影では、後ろに下がれないという状況が多々あります。
そんなシーンでこのレンズは大活躍。
森の中での使い方としましては、下の写真のように見上げて撮影するのも面白いです。
この写真も10mmで撮影。ブナの木が画面の中心に向かうような構図にしました。このような表現も超広角レンズならではです。
超広角レンズの上手な使い方のひとつとしましては、主役となる被写体に近寄って撮影することで、遠近感を出すことができます。
下の写真は変わった形のブナの木にグッと近寄って撮影したものです。
10mmで撮影。霧のブナ林に懸命に生きる根性ブナを表現できました。
超広角レンズは一般的に最短撮影距離が短いものが多く、このEF-S10-22/3.5-4.5は24cmまで近寄ることができ、広角マクロとしても使えます。
例えば、花を望遠系マクロレンズで撮影した場合、背景をぼかすことがほとんどで、どこで撮影したのか、どのような状況に咲いている花なのか表現できません。
大袈裟に言えば、同じ花なら庭で撮影しても北海道で撮影しても同じような写真になるということです。
下の写真は10mmで岩に咲くヒメレンゲにグッと寄って撮影。背景には滝をもってきました。
広角レンズを使用してのマクロ撮影は、背景を写し込むことができますので、その花がどのような状況に咲いているのかを表現できます。
写真表現に変化を付けることができる超広角レンズはオススメです。
上の写真は雪の琵琶湖で10mm側で撮影した流木です。
画面上部の水平ラインを見ていただいても、ほぼ直線で優秀ですが、画面右上の木は歪みが見られます。
これは超広角ズームレンズ特有の収差(歪み)ですので、このレンズに限ってのことではありません。
画面中心から隅に行くほど歪みやすくなります。
メインとなる被写体があまり隅に来るようなフレーミングは避けるようにしましょう!
画質はLレンズではありませんが、十分満足できます。
欲を言えば、防塵防滴であってほしいなぁと思います(笑)
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで
1/180 F8 ISO200 1/2000 F1.8 ISO200
今回はフォクトレンダー
「ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM」
についての商品レビューをお届け致します。
※ボディはライカM(typ240)を使用しており、シャープネス・彩度・コントラストは中です。
左がF8・右がF1.8です。
F8の方は全体的にピシッとシャープに解像しております。
開放F1.8では大きいサボテンのピントを合わせている部分は、コシナさんも謳っている通りシャープに結像しています。
そこから少しずれていくと緩やかにボケが始まっていきます。
1/1000 F1.8 ISO200 露出補正-0.7
木々の間から柔らかく入り込む陽の光もボケのおかげで更に柔らかく拡散しています。
1/250 F1.8 ISO100
こちらは最短撮影距離・0.5mでの撮影です。
編み込んでいる細かい部分までしっかりと描写されています。高性能なレンズだという事がこの写真からも伺えます。
1/500 F1.8 ISO100
こちらの写真だと周辺光量落ちが目立ちますが、そのお陰で苔の生えたこの写真の雰囲気を上手く演出してくれました。
1/250 F5.6 ISO200
周辺の歪みは殆ど気にはならないですね。
最後に使用感です。
少しずっしりとした重みを感じますが、その重みのお陰でカメラを構えた時に上手く手になじんでくれます。
ヘリコイドはスムーズに動いてくれるのでピント合わせも苦になりません。
上記写真の通りボケもキレイに出てくれるので、寄りの印象的な撮影から引きの全体を見せる写真までバリエーション豊かに撮影出来ます。
122mm f/22 1/45秒
XFレンズには、魅力的なレンズがそろっていますが望遠系はあまり多くはありません、
そんな中で価格的にも手ごろな55 -200mmF3.5-4.8R LM OISのレビューです。(使用カメラはX-E2です)
55mm f/5.6 1/340秒
55mm f/11 1/400秒
156mm f/5 1/125秒
200mm f/4.8 1/150秒
XF55-200mmは、解像度が高く切れ味があり、逆光にも強くそれでいてボケ味が綺麗な望遠ズームレンズであると思います。
又、他のXFレンズと比べると少し大きいと思いますが、X-E2に装着しても結構バランスがよく、軽快なシステムの邪魔にはならない大きさだと思います。
私の愛用レンズです。大三元レンズのXF50-140mmF2.8 R LM OIS WRには到底及ばないでしょうが、価格 大きさ 性能のバランスがとれたお勧めの望遠ズームだと思います。
この記事に関するお問い合わせは大阪芸術大学店 千原まで
18mm(35ミリ換算28.8mm) F8 1/200秒 135mm(35ミリ換算216mm) F8 1/200秒
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回はキヤノンの新製品レンズEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMをご紹介いたします。
前回の使用レビューで紹介しましたEOS80Dと一緒発売された注目のレンズで、
EF-S18-135/3.5-5.6 IS STMの後継機種になります。
主な特長としましては・・・
EFレンズ初のチップ状の小型モーター「ナノUSM」を搭載。高速・高精度のオートフォーカスを実現。
従来機種と比較して、最大で約4.3倍の駆動速度!
動画撮影時では、従来機種より静かでなめらかなオートフォーカスを実現。
電動パワーズームアダプターPZ-E1を装着することで、電動による滑らかなズーミングが可能。
などが挙げられます。
それでは、新しくなったEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMの実力はいかに! 実写レビューといきましょう。
使用したカメラはEOS80Dです。
まずは、画角比較から。
このレンズは35ミリ換算で28.8mm〜216mm相当の7.5倍と高倍率ズームで、
あらゆるジャンルの撮影に対応できる1本となっています。
写真をご覧いただければわかるように、広角側では棚田の全景を撮影することができ、
望遠側にするとカタチの良い田んぼを切り撮ることができ、この1本あればバリエーション豊かな作品づくりが楽しめます。
18mm F4 1/1600秒
続いて周辺光量のチェック。
周辺光量落ちの目立ちやすい広角側で、絞りは開放に近いF4で撮影してみました。
結果として周辺光量落ちは見られませんでした。
また、わずかに画像周辺部で像が流れる感じは見受けれますが、F4での撮影と考えますと描写は概ね良好です。
F8やF11で撮影しますとシャープ感は高まります。
18mm F9 1/13秒 ISO3200 69mm F8 1/10秒 ISO3200
そして、手ブレ補正の効果をチェック。
上の2枚はそれぞれ1/13、1/10秒とかなり低速シャッターで手持ちで撮影していますが、
約4段分の手ブレ補正のおかげで、手ブレすることなく撮影できました。
手ブレ補正効果が大きいと夜のスナップ撮影などでは大きな力となります。
そして1枚目の写真はEOS80Dの使用レビューでも紹介した1枚ですが、解像度が良くわかる写真です。
ISO3200でこの画質は秀逸ですよね!
29mm F11 1/400秒 ISO400 135mm F5.6 1/8000秒 ISO400
逆光耐性はどうか・・・
太陽の強い光線が田んぼに反射していますが、ゴーストやフレアは出ませんでした。
新しいレンズとは言え、キットレンズでこの逆光耐性は優秀だと思います
。棚田を散歩しているとクモを発見。せっせと巣作りに励んでいました。
このレンズの最短撮影距離である39cmあたりで、背景の太陽を大きくボカして撮影しました。
これだけの強い光線にも関わらず、ゴーストやフレアはなく、クモの足がシャープで繊細に描写されています。
また、ちょこちょこと動き回るクモに苦戦しましたが、スピードアップしたオートフォーカスのおかげで何とか写真にすることができました。
「ナノUSM」の性能を実感した瞬間でした。
27mm F8 1/1600秒 ISO400
EOS80Dの性能もあると思いますが、夕景独特の空のグラデーションを見事に再現してくれました。
夕景は刻々と状況が変わりますので、レンズ交換をしなくていい高倍率ズームはシャッターチャンスを
逃すことなく撮影できるのでありがたいですね。
以上、今回このEF18-135/3.5-5.6 IS USMを使用して感じたことは、新しいナノUSMのおかげでオートフォーカスが速く、
高倍率ズームで便利だったこと。
高倍率ズームですが、諸収差は最低限に抑えられているような感じで、描写力に関しても十分だと感じました。
個人的に欲を言えば、EOS80Dのキットレンズなので、ボディに合わせて防塵・防滴にして欲しかったなぁと思います。
F4.5AE 1/170 -1/3補正
曇天ではありますが、フジX-E1+XF60mmF2.4R Macroの組み合わせでちょいと日比谷公園まで足を運んでみました。
レモン社銀座店からなら徒歩10分かかりません。
仕事中なので今回も近場で済ませてしまいました・・・
レンズ重量215g、ボディと併せても565g。見ての通りフード無し・キャップ無し・ストラップも無しでバッグに放り込んで出かけました。
このXF60mmF2.4Rが90mmマクロ相当であると考えると、軽いのはやはり魅力です。
昔はリバーサルフィルム「ASTIA」を愛好していましたが、天候(曇天)を考慮してスタンダードに「PROVIA」モードで撮影してみました。
花球の輪郭をある程度残しつつ背景がボケてくれるように、背後の距離を取ってF4.5で撮影。
花弁のふっくら感がお伝えできるかなぁ・・・
お次は絞り開放F2.4。
F2.4AE 1/480 -1/3補正
花球の輪郭がボケはじめました。ちゃんと芯があって、それでいて柔らかい印象の描写です。
「解像力命」な性格のレンズでは神経質なボケが出るケースが多々ありますが、このレンズは解像力・ボケ味のバランスが良い印象です。
ちなみに、紫陽花のこんな「まるっ」とした球状の咲き方を「手まり咲き」と呼ぶそうです。
F5.6AE 1/60 -2/3補正
ところでXF60mmF2.4R Macro、最短撮影距離は26.7cm・最大撮影倍率0.5という事で、どんだけ寄れるものやら・・・とMFに切り替えて試してみました。
ヘリコイドは大変スムーズに回転します。
回転ピッチはやや大きめの印象で、じわじわと前群がせせり出てきます。
マクロの醍醐味。私の肉眼では捉えられない世界(主に老眼の為)がそこに。
F2.4AE 1/160 -2/3補正
ここまで寄ると、絞り開放では体の微妙なブレでもピンを外しそう。と云うか、そもそも風が花と戯れていました。こんな時は歩留まりの勝負ですね。
F2.4AE 1/1500 -2/3補正 未央柳(ビョウヤナギ)と呼ぶそうですが、柳ではありません。弟切草の仲間だそうです。
こちらも絞り開放でAE。ちょっと絞ったカットもありましたが、あまりに葉っぱの輪郭が煩くてボツとします。
今更ながら、被写体との距離・背景との距離次第で選ぶべき絞りは随時変わるものですね。
換算で90mm程度の画角、程よいボケ味といった性格からXF60mmF2.4R Macroは中望遠スナップ、ポートレートにも使えそうだと感じました。
今回の商品レビューは、Nikon(ニコン) AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDになります。
Nikon(ニコン) AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDは、FXフォーマート(35mmフルサイズ)の高い解像力とやわらかいボケ味が両立した大口径広角レンズです。
Nikon(ニコン) AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDとNikon(ニコン) Df【2013年11月発売/1625万画素】の組合せで、
日比谷から秋葉原・万世橋→お茶の水→神田明神のJR中央線エリア散策しながら撮影してきました...^^
A(絞り優先) モード 1/1000 F5.6 ISO400
神田川の万世橋の上から御茶の水方面。川沿いレンガのガードはJR中央線「旧万世駅」。
現在ガードしたは商業施設「マーチエキュート神田万世橋」になっています。
A(絞り優先) モード 1/250 F5.6 -1.0 ISO400
・旧万世橋駅 プラットホーム上屋基礎
S(シャッター優先) モード 1/250 F11 ISO400
・2013プラットホーム
置きピンでJR中央線快速の主力車両E233系の撮影にチャレンジ!
2013プラットホームの工事の際、旧万世橋駅ホーム土台から、古レールを転用して作られたプラットホーム上屋基礎が発見されたそうです。
その一部は展示されています。
S(シャッター優先) モード 1/250 F11 ISO400
S(シャッター優先) モード 1/250 F11 ISO400
・2013プラットホーム
置きピンでJR中央線快速の主力車両E233系の撮影にチャレンジ!
・2013プラットホーム
置きピンでJR中央線快速の主力車両E233系の撮影にチャレンジ!
S(シャッター優先) モード 1/250 F11 ISO400
・2013プラットホーム
置きピンでJR中央線快速の主力車両E233系の撮影にチャレンジ!
A(絞り優先) モード 1/800 F1.8 ISO800 DXフォーマット・クロップ
〜おまけ〜
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED+Nikon(ニコン) Df
ピクチャーコントロール「モノクローム」
輪郭強調:9
コントラスト:+最大
フィルター効果:G(緑)
まずは18mm(27mm相当)
ここでその画角比較をご覧いただきましょう! またまた鉄道写真ですいません(笑)
そして140mm(210mm相当)
いかがですか? これが高倍率ズームの魅力です。
同じ位置から撮影して、これだけ望遠になります。
レンズ交換なしでこれだけ幅広く撮れればシャッターチャンスも逃しません!
24mmで撮影。
私が旅しましたのは徳島県美波町にある伊座利という小さな漁村。
特に何もないところですが、昔にタイムスリップしたような場所と漁村の人々の温かさに惹かれて、年に数回訪れています。
その何もない漁村で一番の人気は「イザリCafe」で、美味しい海の幸が大人気です。
こんな料理です!
美味しそうでしょ!
旅行での料理写真は定番ですよね。
望遠116mmで撮ってみたりと・・・
1本のレンズで色んな撮り方ができます。
これだけ望遠になれば、子供の自然なワンシーンを撮る事もできますね!
66mm F8で撮影。
そして夕暮れの写真。
暗いシーンでも手ブレ補正機構(約4段分の補正効果)が搭載されているので、三脚を使わなくても手持ちで手軽に撮影できます 。
以上、春と先日の2回に渡ってこのAF-S DX 18-140/3.5-5.6VRで撮影しましたが、便利なのはもちろんのこと、収差も少なく描写力も優秀だと感じました。
発売日が2013年8月29日と比較的新しいので、光学設計も最新の技術が取り入れられてるのでしょうね。
D5500やD7200の購入をご検討の方、標準レンズとしてこのレンズとのセットでお買い求めいただいてはいかがでしょうか? オススメです。
この記事に関するお問い合わせは・・・ カメラ担当 池田まで
F8 1/1000Sec. 29mm ASA64
今回試用したのはオリンパス「M.ZUIKO ED14-150mm F4-5.6II」、35判換算d-で28-300mm相当をカバーする高倍率ズームです。
試してみて良かったら入手しようかな・・・?なんて目論見を胸に秘めつつの撮影でした。
例によってマイクロフォーサーズにお馴染みの桃紫のビーズのようなゴーストがチラホラと登場です。
ほぼ標準域までズーミングしていますが、この条件では四隅も「ほぼ」しっかり結像しています。
F5.6 1/2000Sec. 150mm F8(望遠端、開放から1段絞り)
(左)画面中央部を除いては、揺る〜い結像となっています。 1段絞ってF8で再挑戦してみますと。
(右)あまり有意な差が認められない、とお感じの方もいらっしゃるでしょうか・・・
中央部付近の細かい部材のエッジが改善、四隅はちょびっと改善したかな、と云った程度です。
望遠側100mmあたりを試しましたが・・・
F11 1/250Sec. 100mm
前回M.ZUIKO ED12-100mm F4 IS PROで撮影した時と同じアングルで撮りたかったのですが、
丁度イベント設営の真っ最中のようで立ち入り不可。微妙に前回とはアングルが違いますが・・・
なんでF11で撮ってるかってお聞きなさる?それは、F8でも煉瓦の目地が流れて締まりの無い画像だったからです。
正直、回折が気になる処ではありますが・・・ 望遠側では、それなりに絞っても周辺部は甘い傾向が強い印象です。
この点はP社の14-140が上手かな、と感じますね。
F8 1/1000Sec. 150mm
↑砲身、給弾ベルト共に緩いですよね・・・ この日は横浜大桟橋に、たかみな・・・じゃなくて護衛艦「たかなみ」が来ていました。
13時から乗船可能だったそうですが・・・今回は断念。
それでも換算300m相当の画角、換算しなくとも150mmの焦点距離は圧縮効果が期待できますので、
回折も恐れずシッカリ絞って楽しむのもよろしいかと思います。
F8 1/250Sec.
絞れば画質が良くなるのは当たり前だ!なんておっしゃる方もいらっしゃいましょうが、
どうかこのレンズが高倍率ズームである事をお含みおきいただきまして。
中間域の焦点距離も、ちょっぴり絞ってあげるべきでしょうね。
スナップに最適な単焦点レンズの焦点距離は?なんて設問があったとして、誰が正解なんて出せるでしょうか?
21、28、35、50、中望遠レンズ等々沢山ある中、それぞれの画角に練達したスナップの手練れがいるわけで・・・
そんな中でも「なるべく大きくないヤツ」「軽いヤツ」等の条件は大事なことではないでしょうか?
今回フジフィルムさんからお借りした「XF18mmF2R」はその点、大変魅力的なレンズです。
35判換算で27mm相当の画角を持つこのレンズ、本体重量たったの116g。
28mmクラスのレンズを使う際、開放絞りF2は明らかに上位モデルのスペックと感じられます(F1.4クラスの質量・価格はさて置いて)。
X-T1に装着するとこんな感じです。
結構ぺったんこなのです。ぺったんこ好きには堪らないでしょう?
楽町電気ビル前にまします。 1/160 F5.6 正面・ほぼ水平のアングルなら短いレンズでも嫌な歪みは抑えられます。
身近な所から撮影を始めよう・・・と銀座を歩いているうちに何故か有楽町界隈へ。
気がつけばそこは所謂パワースポット?いえいえ、ごく普通のお稲荷様です。
花のお江戸では「稲荷、伊勢屋に何とやら」、と云うくらい普通です。
また紫陽花なの? F2・開放オート
食傷気味でしょうがボケテストで今度は紫陽花を。
こちらの色調のがボケが穏やかに感じるかも・・・
1/1500 F5.6 ASAオート
その他に試したのは・・・何と言っても画角が広いので、
「空や雲がたぁーくさん写し込める!」と云う子供っぽい欲求を満たしてくれる有り難い特性をばご紹介。
1/1000 F5.6
29mm F8で撮影。 西御坊駅付近にて。
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回改めてこのXF18-55/2.8-4R LM OISをご紹介したいと思います。
このレンズはX-T1やX-E2などのキットレンズにもなっており、35mm換算で27〜84mm相当の標準ズームレンズです。
キットレンズでありながらF2.8-4と明るく、しかもコンパクトな設計となっており携帯性に優れています。
手ブレ補正効果は約3.5段分で、少し暗いシーンなどでも手持ち撮影が可能です。
最短撮影距離は18mm側で30cm、55mm側で40cmとなっていますが、機種により最短撮影距離で撮影するには、
カメラ側でマクロ切り替えをする必要がありますのでご注意を!
まずは和歌山県御坊市を走る紀州鉄道。
家の軒先をかすめて走る紀州鉄道はローカルムード満点。
上の写真は踏切から西御坊駅に停車中の列車を狙いました。
開放F値にすると、背景の列車がボケ過ぎてしまうので、F8と少し絞って撮影しています。
駅へと続く線路がキレイにボケてくれています。
18mm F8で撮影。
続いての撮影場所は由良町の白崎海洋公園。
ここは白い岩と青い海のコントラストがとても美しい場所です。
18mmということで、わずかですが歪曲収差が見られます。
でもズームレンズと言うことを考えますと秀逸ではないでしょうか。
陸地があり少しわかりにくいですが水平線が違和感なく描写されています。
周辺光量落ちもなく、青空もヌケの良いキレイな描写です。
55mm F5.6で撮影。
これまでの白崎海洋公園での写真は、広角寄りで少し絞って全体的にピントを合わせたものが多かったのですが、
この写真は白い岩のゴツゴツ感に狙いをさだめ、背景をボカして撮影してみました。
背景のボケ味がとてもキレイな事に正直、驚きです。
コンパクトな普通の標準ズームレンズとは思えませんよね。
35mm F5.6で撮影。 道の駅 白崎海洋公園にて。
そして和歌山と言えば・・・シラス丼です。
旅行の楽しみのひとつはグルメではないでしょうか。
スマホなどで撮影されている方も多いと思います。
デジタル一眼ならボケをつくることができますので、スマホやコンパクトデジカメとは違った印象に仕上がります。
この写真は料理全体が写るように撮影しています。
18mm F5で撮影。
この日は水平線に沈む夕陽を見ることはできませんでしたが、キレイな夕焼けを見ることができました。
カメラのフィルムシュミレーションはベルビア(ビビッド)に設定し、より印象的な仕上がりにしています。
少し暗いシーンでの手持ち撮影ですが、手ブレすることなく撮影できました。水平線の歪みもまったく気になりません。
今回、このXF18-55/2.8-4を使用して感じたことは、キットレンズにはなっているが、
一切手抜きのない素晴らしいレンズだと言うことです。開放F値が明るいにも関わらずコンパクト設計。
描写力はキットレンズとしては秀逸で、収差も良好に補正されています。
X-T1はXF18-135とのキットもあり悩むところですが、軽量コンパクトという点ではこのレンズに分があります。
機動性・携帯性を考えるなら迷わずXF18-55/2.8-4ですね!
絞り開放
今回の商品レビューは宮崎光学(MS-OPTICS)の単焦点レンズPROT(プロター) 40/6.3 MC MACROです。
本レンズはMS-OPTICSの歴史シリーズCollection1として発売されました。
カール・ツァイスのパウル・ルドルフが開発したツァイス・アナスティグマート(後にプロターに改名)に由来します。
※アナスティグマートはレンズの収差補正状況を示す言葉の一つで、「球面収差」「コマ収差」「非点収差」「像面湾曲」を解消していること。
ピント合わせはし易いのですが、いつもの通り絞りはクリックがないのでどうしてもファインダーから目を離すので撮影のリズムが崩れます。
但し、これは撮影情報をしっかり得るためで、試写ではなくスナップなどの通常使用では全く気にしなくていい程です。
隅田川テラスに入り標準レンズの感覚で進み、後ろを振り返って勝鬨橋を撮影しました。
微妙に広く写る40mmという焦点距離です。左後方の高層マンション一棟分が広い感じです。
開放F6.3で撮影しました。自然でクセのない発色です。
最短撮影距離0.6m
暗い開放でも最短撮影距離での撮影だと大きなボケはありませんが、そこそこボケてくれます。
大口径派には物足りなさが残ると思います。
周辺光量落ち
周辺光量落ちを気になされない方には、全く問題のない描写です。若干ではありますが光量落ちはあります。
試写の1枚目が開放で、上記写真がF11です。
耐逆光テスト(オートHDR:入) 耐逆光テスト(オートHDR:切)
やはり太陽を直接撮影するとゴーストの発生は完全に抑えられませんが、
2群4枚の4枚共にマルチコートが施されているのでゴーストの発生が極力抑えられています。
強い日差しによる極端な明暗の発生。それでも各々質感を失うことなく描写されています。開放での撮影です。
各収差を抑えた高品位のレンズです。非常にコンパクトで軽いのがとてもいいです。
色々な単焦点レンズを試させて頂いていることで40mmにも慣れたこともあり、撮影していて楽しいレンズでした。
素直な自然な発色も特筆すべき点です。た。
F2 1/1250Sec. 周辺光量補正OFF
今回使ったのはSONYのEマウントレンズ、FE28mm F2(SEL28F20)です。
大口径ながら軽量に仕上がったこのレンズはフルサイズ対応なので、α7Uに装着してみました。
金属外装ですが開放F値2の大口径で重量200gは軽い部類に入るでしょう。
メーカーアナウンスでは「防塵・防滴にも配慮」との事なので、
気軽な散歩のお供からタフな環境まで、負担にならずに持ち歩けるレンズと感じます。
ガチに寄ってるワケではありませんが、開放では合焦部も含めてとても柔らかい描写になります。
背後がとろける程ではありませんが、ボケ方もスムーズなレンズです。
背後に何があるかちゃんと見せながらボケてくれました。ボケ部の光源の形状も自然です。
F8 1/800Sec.
F8辺りでは大変シャープでありながら、カリカリした硬さを感じさせません。
周辺光量補正OFFですが、殆ど光量落ちを感じさせずかなり均一になっています。
F2 1/8000Sec.
またしても絞り開放で。「象の鼻パーク」の象さん。
流石にF2ではハイライトが飛び気味になりましたが、程良く周辺光量が落ちてくれました。
ちなみにここ象の鼻パークの名前の由来は、波止場が湾曲して象の鼻ののようだから、との事です
。この少し先には横浜港大さん橋があり、大さん橋ホールではCP+の期間中ギャラリー&コミュニティスペース
「PHOTO HARBOUR」としてご利用いただけます(CP+チケットがあれば無料)。
当日はCP+会場から30分毎に無料シャトルバスが出ますので気軽に立ち寄れますね。
大さん橋屋屋上デッキは「くじらのせなか」と呼ばれていますが、豚の足がご希望の方は是非中華街まで足をお運び下さいな。
F8 1/1000sec.
重たい煉瓦の一つひとつをしっかりと描き出しながら、どこかしっとりとした画になったら嬉しい・・・なんて思いながらパチリ。
カメラを弄って34年になりますが、こればっかりはいまだに祈るような思いになりますね。
OK!と思っても、背面モニタとPCモニタで全然露出が違ってたりとか。
昔とは違う理由で段階露出をかけている気がします・・・
F8 1/1000sec.
重たい煉瓦の一つひとつをしっかりと描き出しながら、どこかしっとりとした画になったら嬉しい・・・なんて思いながらパチリ。
カメラを弄って34年になりますが、こればっかりはいまだに祈るような思いになりますね。
OK!と思っても、背面モニタとPCモニタで全然露出が違ってたりとか。
昔とは違う理由で段階露出をかけている気がします・・・
あれこれと撮影を続けて気が付いたのは、何か妙に「蒼空の入った写真が多い」と云う事です。
子供の絵のようで小恥ずかしい限りですが、これが24mm以上の(私の時代のいわゆる)超広角エリアに入ると、
蒼空とそれに相対する被写体のバランスが激変するんですね、これが。
場合によっては28mmと云う画角を「物足りない」と感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、
日常的な感覚から外れない(コントロールし易い)、けれどきっちり広角の効果を出せるFE28mm F2(SEL28F20)を是非お試しいただきたい、
と商売っ気無しにお伝えしたい次第であります。
ISO400 f1.4 1/15sec
西梅田店のしみずと申します。
今回、ニコンAF-S50ミリF1.4Gを使わせていただきました。
昔、マニュアルのAiS50ミリF1.4を使っていたことがありまして、このレンズはf8からf11ぐらいに絞り込むと非常にシャープにピントがくるのですが、
解放時は像がにじんでコントラストが低下し、蛍光灯下の白黒撮影では黒が締まらず眠い写真になってしまうという性格を持っておりました
(後に多階調印画紙を使用するようになって号数を上げることで黒を絞め、ピントは甘いですが雰囲気のある仕上げにできることを発見しました)。
AFレンズの世代を経て、この解放時の性格がどうなっているのかを見てみました。
ISO400 f11 2sec
周辺部、左の建物の上の部分拡大です。まず開放から…
手ブレしたかと思うような写り、でも窓は四角を保っている…
周辺の収差というものを初めて目の当たりにしました。
これをf11に絞り込むと…
見違えるような写り!点光源やにじみの説明は写真に任せて窓の人影まで描写しています。
阪神 野田―福島 ISO400 f2.8 1/500
このレンズで久々に電車を撮ってみました。
もともと電車を撮りたくてカメラを始めたもので、鉄道写真の分野でも50ミリは最初のレンズと昔は言われておりました。
50ミリ=標準レンズ
その画角は人の視野に最も近いといわれる一方、
望遠風にも広角風にも撮れるという万能レンズ
特に解放F1.4の50ミリは各メーカーが力を入れていたレンズと聞き及んでおります。
今回、ニコンDfにこのレンズを装着したクラシックな組み合わせで初めてのフルサイズデジタル一眼レフ撮影に臨みました。
マニュアルレンズに比べてひとまわり太くなった鏡筒は今のグリップがあるデザインのカメラボディにちょうど合います。
編成写真の定番・カーブのアウトハイ(外側を上から)が街の真ん中こんな身近なところに。
これは通り過ぎる電車ですが手前の線路を向かってくる電車だとぴったりはまりそう。雨の飛沫の描写がすごい。
また、絞り解放時の甘さはDXフォーマットで標準画角ではなく周辺を切り取った中望遠画角で魅力を感じます。
絞り込んだら夜景でさえあの描写力、
撮り方でさまざまな表現を可能にしてくれるレンズだと思います。
静かで速いオートフォーカスはそのバランスと重さからくるホールディング感のよさで撮影に集中できます。
当社が運営しているオンラインショップ・WEBサイトから画像や商品情報を無断で使用している「偽サイト」が発見されました。
URLをご確認下さい。
正しいURLは = https://cameranonaniwa.jp/shop/〜
このサイトはグローバルサインにより認証されています。SSL対応ページからの情報送信は暗号化により保護されます。
<古物商許可番号> 第621110801062号 大阪府公安委員会 株式会社 ナニワ商会
Copyright © 2015カメラ買取 / レンズ買取
/中古カメラ販売・買取 NANIWA Group All Rights Reserved.<適格請求発行事業者登録番号>T4120001086246