ハイブリッドCMOS AF III
狙った瞬間を、確実に捕捉する。新しいオートフォーカス。
位相差AFとコントラストAF、2つのAF方式を組み合わせ、高速・高精度なオートフォーカスを両立してきたハイブリッド CMOS AFが、さらに進化。大型CMOSセンサー上に位相差AFセンサーを最適に配置することで、位相差AFの高速化と高精度化を実現しました。それにより位相差AFのみでの高速合焦が可能※1に。狙った被写体を瞬時に捉える快適AFを実現しています。
ハイブリッド CMOS AF IIIの進化のポイント
※1撮影条件や使用レンズによりコントラストAFを併用します。
※2CIPAガイドラインに準拠して測定したAF時間の結果から算出。(撮影条件や使用レンズにより異なる)内部測定方法、測定条件/露光量:LV11、撮影モード:Pモード、ワンショットAF、1点AF(中央)、コンティニュアスAFしない、EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM使用、焦点距離18mmでの撮影時。
狙った被写体を捉える49点測距
EOS M3は、測距点が最大49点(7×7)に増加しました(アスペクト比が1:1の時のみ最大35点(横5×縦7))。撮影範囲内の約80%(縦)×70%(横)を測距することができます。どのEF-Mレンズを使用しても全AFエリアでハイブリッド CMOS AF IIIの真価が発揮されます。
※顔+追尾優先AF時。
多彩なシーンに対応する2種のAF方式
顔+追尾優先AF
人物の顔を検知してピント合わせ。検知した顔は横顔になっても追尾。人物の撮影に効果を発揮します。
1点AF
AFフレーム内でピントを合わせます。
被写体ごとに選べる2種類のAF動作
ワンショットAF
一度ピントが合ったらAF作動を完了してそのまま固定。風景や止まっている被写体の撮影に効果的です。
サーボAF
シャッターボタンを半押ししている間は、動いている被写体にピントを合わせ続けることができます。
素早いピント合わせを支える、コンティニュアスAF
画面内の主被写体付近に、ピントを合わせ続けるAF機能※です。シャッターを半押しにする前から、被写体付近にピントを合わせ続けているので、最終合焦までスムーズです。初期設定では[する]が選択されています。
※1点AF時はAFフレーム内に合わせ続けます。
MFボタン/MF ピーキング
マニュアルフォーカスとオートフォーカスを簡単に切り替えられるMFボタンを新設。三脚を使った花や小物の撮影など、高精度なピント合わせが必要なときに手動でピントを合わせるマニュアルフォーカスが行えます。また、MFピーキング機能も搭載。ピントが合った被写体の輪郭部分を色付きの線(レッド、ブルー、イエローから選択可能)で強調。より精密なピント合わせが行えます。
測光システム
より忠実に測光できるTTL測光を採用。
被写体の明るさを測り、露出(シャッター速度と絞り値の組み合せ)を決定する測光システム。EOS M3はCMOSセンサーによるTTL測光を採用しています。「TTL」とは、"Through The Lens"を略した名称。レンズ内を通過した光をカメラ内で測定するので、レンズやフレーミングの変更に左右されず、より正確に測光できます。
適切な測光を行う、4種の測光方式。
評価測光
一般的な撮影に。撮影シーンに合わせ、カメラが自動で露出補正。
部分測光
逆光シーンで、被写体が暗く写るときに。被写体のみを測光。
スポット測光
部分測光よりも狭い範囲をピンポイントで測光。
中央部重点平均測光
中央部に重点を置き、画面全体を測光。露出補正効果を反映させたいときに。
最高約4.2コマ/秒の連続撮影
動きのある被写体に効果的な連続撮影。1秒間に最高約4.2コマの撮影が可能※1です。JPEG(ラージ/ファイン)であれば、約1,000枚の連続撮影が可能です※2。
※1AF固定(ワンショットAF/MF)時。
※2当社試験基準UHS-I対応16GBカードを使用し、当社試験基準(アスペクト比3:2、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード設定時)で測定。サーボAF設定時には約2.4コマ/秒以下の連続撮影となります。これらの数値は、条件により異なります。