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(LUMIX S5, LUMIX S 24mm F1.8, 1/500, F3.2, ISO 200)
広角レンズでのポートレートは下手すると顔が歪んでしまったり、
思ってるよりも被写体に寄らないといけなかったりで、ちょっと難しい部分もあります。
しかし、風景を活かしたダイナミックな撮影ができたり、あおって撮影することで脚を長く見せたりと、
広角ならではの表現ができて面白いです。
逆光耐性は素晴らしいですね。光源が画角内に入ってるのにもかかわらず、フレアゴーストは見られません。
(LUMIX S5, LUMIX S 24mm F1.8, 1/1600, F1.8, ISO 200)
広角レンズはボケを出しづらいですが、フルサイズF1.8を持ってすれば被写体を少し浮きだたせることも可能です。
絶好の逆光具合もあいまって、モデルと背景がキレイに分かれ立体感が生まれました。
この一枚を撮れた時に思いましたね。「このレンズは買いだ!」と。
(LUMIX S5, LUMIX S 24mm F1.8, 1/320, F1.8, ISO 200)
広角レンズでも寄れるというのは重要だと思っています。
これだけ寄れると椅子に座ったままでもテーブルフォトを撮れますし、
ちょっと気になったものを近接撮影するのにも十分。
日常的に持ち歩く一本としておすすめできます。
(LUMIX S5, LUMIX S 24mm F1.8, 1/640, F3.2, ISO 100)
本レンズはリニアモーター式のフォーカシング。非常に静かで動画にも向いている上に、高速・高精度であります。
LUMIX S5はコントラストAFなので、相性の悪い被写体で迷ってしまうことがまれにあるものの、
基本はコントラストAFであることを忘れるぐらい速いです。
瞬間を切り取るようなスナップにも最適なレンズです。
(LUMIX S5, LUMIX S 24mm F1.8, 1/50, F10, ISO 400)
非常に色のりが良いレンズですので、風景撮影にももちろん適しています。
これだけ軽量でありながら、防塵・防滴仕様でマイナス10℃の耐低温設計であることも頼もしいです。
24mm、35mm、50mm、85mmでサイズ・フィルター径・開放値を統一して作るということは、決して簡単なことではないはずです。
私はレンズ設計に詳しくありませんが、レンズごとにそれに合う大きさで作った方が絶対楽ですし、画質にも有利でしょう。
「どこかで設計に無理が生じているのではないか。
だから、このレンズのレビューは『操作性や互換性を優先したレンズの割には』
という前置きをつける必要がある」と最初は思っておりました。
しかしそんな疑いを吹き飛ばす描写をこのレンズは見せてくれました。
F1.8シリーズがあればなんでもできる、そんな思いになりました。
広角側 24mm時 F6.3 望遠側 240mm時 F6.3
広角側では、すこし周辺減光が気になりますが絞りを一段半ほど絞り込んであげると気にならない程度に解消されます。
周辺減光を無くしたい場合は少し絞り込んだ方がよさそうです。
中央に写る‘‘サイ‘‘へ向かってズームをします・・・
遠くに写っていたサイも光学10倍ズームで、これだけ大きく写すことが出来ます。
望遠側の描写力はすばらしく、四隅までしっかり解像しています。
望遠側240mm時 最短撮影0.5m 絞りF6.3
最大撮影倍率は0.26倍と簡易的なマクロレンズとして使用することができます。
マクロ撮影等ピント面がシビアになる撮影でもフルタイムマニュアル(オートフォーカスの後、
フォーカスリングを回転させるだけで即時にマニュアルフォーカスが可能な機能)を搭載しているので
ピントの追い込みを素早くできます。
動体撮影
動き回るシマウマも高速オートフォーカスのおかげで楽々撮影することができました。
スポーツや鉄道、野生動物など容易に近づいて撮影ができない動きのある被写体にも最適なレンズです。
〈逆光耐性〉太陽を画面中央に位置し撮影
逆光耐性のテストをおこないました。
結果は、太陽が画面外にある逆光の場合ではゴースト・フレアは出てきませんが太陽がフレーミングした状態では
角度によって多数ゴーストやフレアが出てくるといった結果でした。
逆光の際はゴースト・フレアの影響がでることが多いので、別売りにはなりますがフードを付けての撮影がオススメです。
シャッタースピード 1/3秒 手持ち撮影
シャッタースピード1/3秒と低速シャッターでも強力な手振れ補正効果のおかげでブレることなく撮影ができました。
しっかりと手振れ補正が効いてくれるので薄暗い時間帯や室内でも安心して撮影ができます。
こんな方にオススメしたいレンズです。
・撮影機材を軽くしたい
・極力レンズ交換をしたくない
旅行・山登りなど出来るだけ撮影機材を軽くしたいけど広角から望遠、マクロまで幅広いシーンを高い描写力で写真に収めたい方。
また、運動会やスポーツ撮影など砂埃の多い場所で撮影があり極力、レンズ交換をしたくないといった方にオススメです。