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絞り優先オート F2.8 SS1/2500秒 ISO160 絞り優先オート F8 SS1/320秒 ISO160
こんにちは。カメラ担当の池田です。
さて今回は、フジフイルムの新製品レンズ「XF16mm F2.8 R WR」の使用レビューをお届けいたします。
3月下旬に瀬戸内の島「直島」、「犬島」に、このレンズを持って旅をしてきましたので、
その時の写真とともにレンズのご紹介をしていきたいと思います。
絞り値による画質のチェックです。
左は開放のF2.8で、右はF8で撮影しています。
F2.8でも周辺光量落ちはなく、開放からキレイな描写となっています。
そして単焦点レンズだからこそ、歪みもかなり抑えられています。
水平線をご覧いただくと、真っ直ぐに写っているのが良くわかると思います。
広角ズームレンズのような樽型収差はほとんど出ていません。
絞り優先オート F8 SS1/420秒 ISO160
直島と言えば南瓜
島には赤色と黄色の南瓜がありますが、個人的にはロケーションとしては黄色の南瓜の方が良いように思います。
ここで見ていただきたいのは、16mmという画角と画質。
フジXシリーズで16mmのレンズは、35mm換算で24mm相当になります。
24mmと言えば、最近では標準ズームレンズでもお馴染みの画角ですが、
いざ24mmで撮影するとなると、意外に広く写るので面白い写真を撮ることができます。
ここでは、南瓜のオブジェにできる限り寄って撮影し、遠近感を出してみました。
遠近感を出せるのも広角レンズの特長です。
そして画質。ズームレンズでも描写力には定評のあるXシリーズのレンズですが、
やはり単焦点レンズは良い写りをします。小型軽量であってもヌケが良く、描写力は優秀です。
絞り優先オート F11 SS1/200秒 ISO160
広角レンズの特長のひとつとして、最短撮影距離が短いという事が挙げられます。
広角レンズはただ単に広くワイドに撮るだけでなく、撮りたい被写体に近づくことで遠近感を強調できます。
上の写真は、海辺に咲いていた花。X-T3のチルト式液晶を利用して、できる限り花に近づき撮影しました。
花と言えば、マクロレンズや望遠レンズでアップにして撮ることが多いかと思いますが、
その場合は花の背景をボカしてキレイに撮ることはできますが、
どんな状況に咲いている花かは表現しにくくなります。
絞り優先オート F9 SS1/200秒 ISO160 絞り優先オート F11 SS1/20秒 ISO1000
逆光耐性はどうか・・・。
直島にフェリーで到着すると、この赤い南瓜が出迎えてくれます。その南瓜を逆光で狙ってみました。
太陽は画面中央に置き、少しだけ南瓜に隠しています。
太陽を隠しているとは言え、写真には太陽の光がきっちり写るくらいの状況ですが、
ゴーストやフレアは出ていません。
もう1枚、逆光耐性をテスト
太陽の位置がまだ高く光が強い状況だったせいか、派手にゴーストが出ました。
この写真は赤色の南瓜の中に入って、意図的に太陽光がまともに入る位置で撮影しています。
かなり意地悪なテスト撮影だったので、このゴーストは仕方ないのかもしれません。
ゴーストは盛大に出ていますが、個人的には好きな写真です。
逆光耐性は良いのかどうか判断の難しい結果となりました。
絞り優先オート F5.6 SS1/550秒 ISO160
犬島にはアート作品がたくさんあります。
アート作品の近くに咲いていたミモザにピントを合わて、アート作品を背景にもってきた作品です。
アート作品だけ撮影するのではなく、季節感をプラスしてみました。
まとめ
小型軽量レンズですが、やはり単焦点。描写力は満足できるものでした。
今回の旅ではX-T3と新製品X-T30の2台持ちで、X-T3にはこのXF16/2.8を装着し、
X-T30にはズームレンズを装着していました。
2台持ちでもレンズが小さいので、サイクリングや散策する時でも苦痛を感じることはありませんでした。
そして単焦点の醍醐味は、決められた画角でいかに自分の足で動いて撮影するか。
ズームレンズを使用する事が多い中、たまには単焦点で撮影するのも勉強になります。
シャッター速度優先 1/500秒 F5.6 ISO250 300mm
こんにちは。 カメラ担当の池田です
さて今回は、オリンパスの新製品「M.ZUIKO DIGITAL 2X Teleconverter MC-20」の使用レビューをお届けいたします。
テレコンバーターの使用レビューなんて地味だなぁと思う方もいらっしゃるかとは思いますが、
このテレコンバーターMC-20は2019年6月28日の発売以来、爆発的に売れている商品ですので、
作例とともにご紹介していきたいと思います。
使用できるマスターレンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
今回、ボディはOM-D E-M1 MarkII、マスターレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROに
テレコンバーターMC-20を装着して、望遠の似合う被写体を撮影してきましたのでご覧いただければと思います。
シャッター速度優先 1/500秒 F6.3 ISO200 300mm
テレコンバーターを装着した場合、どうしても気になるのがオートフォーカスのスピードが遅くなることと、画質の劣化です。
まずはオートフォーカスのスピードを確認するために、飛行機を撮影してみました。
撮影場所は人気の千里川土手です。
ここでは、過去に何度も撮影会をしていて、マスターレンズのみの状態での撮影体験をしていますので、比較するには絶好の場所と言えます。
結論としては、オートフォーカスのスピードが遅いと感じることはありませんでした。
向かってくる飛行機はもちろんのこと、振り返っての後追い撮影でもまったく問題なく撮影できました。
シャッター速度優先 1/500秒 F6.3 ISO640 300mm
画質について。
テレコンを装着して画質が落ちるのか。もちろんマスターレンズだけで撮影するよりは落ちているでしょう。
しかし、上の写真をご覧いただければわかるように、PROレンズの性能を落とすことなく、キレイに描写されています。
そしてボケもキレイです。
テレコンを装着してこれだけの画質が得られれば、申し分ないと感じます。
シャッター速度優先 1/500秒 F20 ISO200 300mm
逆光耐性はどうか。
薄い雲があり、強烈な逆光状態ではないものの、太陽を画面いっぱいにフレーミングしてもゴーストやフレアが出ることはありませんでした。
オリンパスのPROレンズはもともと逆光に強い商品が多いのですが、MC-20にもZEROコーティングが施されており、
その効果もあって逆光シーンでもキレイな画像が得られるのでしょう。
絞り優先 F5.6 1/640秒 ISO250 300mm
ハスの花は小さい花ではないですが、池の中に咲いていることもあり、望遠レンズが必須の被写体でもあります。
600mmあればキレイに咲いている花を選んで撮影することができ、作品づくりをする上では大きなアドバンテージとなります。
テレコンバーターを使用する上で気になっていたオートフォーカス速度と画質については、個人的にはまったく問題ないと感じました。
むしろ、オリンパスユーザーでMズイコー40-150mm F2.8 PROを使用しているなら、ぜひとも持っておきたいアイテムのひとつだと思います。
ポケットにも入るコンパクトなアイテムですので、持ち運びにも便利です。
また、防塵・防滴仕様の設計も、E-M1XやE-M1 MarkII、PROレンズを使用する上では安心です。
広角側 24mm時 F6.3 望遠側 240mm時 F6.3
広角側では、すこし周辺減光が気になりますが絞りを一段半ほど絞り込んであげると気にならない程度に解消されます。
周辺減光を無くしたい場合は少し絞り込んだ方がよさそうです。
中央に写る‘‘サイ‘‘へ向かってズームをします・・・
遠くに写っていたサイも光学10倍ズームで、これだけ大きく写すことが出来ます。
望遠側の描写力はすばらしく、四隅までしっかり解像しています。
望遠側240mm時 最短撮影0.5m 絞りF6.3
最大撮影倍率は0.26倍と簡易的なマクロレンズとして使用することができます。
マクロ撮影等ピント面がシビアになる撮影でもフルタイムマニュアル(オートフォーカスの後、
フォーカスリングを回転させるだけで即時にマニュアルフォーカスが可能な機能)を搭載しているので
ピントの追い込みを素早くできます。
動体撮影
動き回るシマウマも高速オートフォーカスのおかげで楽々撮影することができました。
スポーツや鉄道、野生動物など容易に近づいて撮影ができない動きのある被写体にも最適なレンズです。
〈逆光耐性〉太陽を画面中央に位置し撮影
逆光耐性のテストをおこないました。
結果は、太陽が画面外にある逆光の場合ではゴースト・フレアは出てきませんが太陽がフレーミングした状態では
角度によって多数ゴーストやフレアが出てくるといった結果でした。
逆光の際はゴースト・フレアの影響がでることが多いので、別売りにはなりますがフードを付けての撮影がオススメです。
シャッタースピード 1/3秒 手持ち撮影
シャッタースピード1/3秒と低速シャッターでも強力な手振れ補正効果のおかげでブレることなく撮影ができました。
しっかりと手振れ補正が効いてくれるので薄暗い時間帯や室内でも安心して撮影ができます。
こんな方にオススメしたいレンズです。
・撮影機材を軽くしたい
・極力レンズ交換をしたくない
旅行・山登りなど出来るだけ撮影機材を軽くしたいけど広角から望遠、マクロまで幅広いシーンを高い描写力で写真に収めたい方。
また、運動会やスポーツ撮影など砂埃の多い場所で撮影があり極力、レンズ交換をしたくないといった方にオススメです。