下取り サービス
店頭受け取り・ 予約サービス
店舗情報
マイページは こちら
絞り優先AE f16 -0.7補正
話題の高画質レンズ「キヤノンEF70-200/2.8L IS III USM」でございます。
70mmから200mmはみなさまもよくご使用になる焦点距離かと思います。
ポートレートや風景撮影がお好きな方にはぜひお使いいただきたい1本です。
近鉄京都線の桃山御陵前ー向島間の宇治川に架かる巨大トラス橋。
橋脚が設けられていない珍しい鉄橋で、単独のトラス桁としては日本最大級。
1928年に架橋されて以来電車の軽量化もあって改良の必要もなく、ほぼ原形を留めた形で使用されている。
2001年に国指定登録有形文化財に指定。
夕暮れ時の撮影が難しい時間帯ですが、鉄骨や河岸の草等の細かい描写までくっきりと写り込んでくれています。
また空のグラデーションも画像周辺まで美しく表現されており、暗部・明部とも黒くつぶれしまう、
または白く飛んでしまうという現象も見られません。
この1枚でもその実力が見て取れますね!ただ…写真が少々傾いております(泣)ご了承くださいませ。
絞り優先AE f11 -0.7補正
リベットのひとつひとつや鉄骨の影に注目すると描写力の高さがよく表現されています。
特に斜光によるリベットの影もくっきりと表現されており、非常に立体感のある表現が可能です。
作例では絞り込んでいるので人工物の質感が強調されている表現となっております。
絞り優先AE f2.8
高いコントラストを絞り開放でぼかすとどうしても色のにじみ等が気になる場合が多いように思います。
しかしこのレンズについては前・後いずれのぼけ味も大変自然で美しく、
静止画ならではの時間が止まったような絵創りが可能です。
合焦している箇所がおそろしく解像されているが故、ぼかした箇所との違いがより鮮明に見えますね。
この作例では手前の橋脚にピントを合わせています。
前後のぼけ味と圧縮効果も手伝ってミニチュアっぽい表現もこのレンズなら可能です。
絞り優先AE f5.6 -0.7補正
モデルさんの顔に雑草がかかってしまいまして作品としてはよくありませんが…、
レンズの解像力を確認いただくには最適かと思います。
毛並みやコンクリート部分の質感表現力は驚愕レベルと言えます。
高い手振れ補正効果との組み合わせで実現した描写力はハードな使用環境が多い
プロ写真家やハイアマチュアの要求を高いレベルで満たしてくれます。
絞り優先AE f16
逆光時にどこまで解像できるかテストです。
キヤノンもこのレンズでは逆光時のフレア・ゴーストの抑制の為に新たにコーティング技術「ASC」
を採用とうたっておりますがあえて一番厳しい条件「真正面に斜光の太陽」をおいて撮ってみました。
光源の中心はさすがに露出の加減もあって電線は見えていませんが、ポイントはフレアはほとんど目立たないレベル!
EF70-200/2.8シリーズといえば、いずれの世代もその時代の最高峰レベルの画質を誇るレンズでした。
今回の後継機種もズーム全域においてシャープで高い解像力を実現しており、
ハイレベルなカメラマンの期待に十分応えてくれそうです。
ちょっと大型で持ち運びが大変かな…と鋭意検討中のみなさま、このレンズでなければ撮影できない絵があります。
おすすめですよ!
最初のカットは18mmで自己基準の5.6にて… f5.6 1/500 ISO200 メインはやはりマグロ!
今回は現行APS-Cサイズセンサー搭載のミラーレスカメラ、EOS Mシリーズ専用レンズでは初の高倍率となる、
35mm換算で29-240mm相当の1本で幅広いシーンが撮影可能なEF-M18-150/3.5-6.3IS STMのレンズを試写をしてみました。
これに合わせたボディはEOS Kiss Mです。
ということで、区民としてはまだなんとなくマグロが気になる葛西の臨海公園にある臨海水族園に行ってまいりました。
f5.6 1/60 ISO2500 では入園です f5 1/25 ISO3200 以前の半分くらい?
メインのマグロの水槽はまだ、なんとなく昨年の事件の前より少し寂しい感じでした。
結果、手ブレ防止は効果がわかる絵になったと思いますが、
被写体深度、ボケ、逆光に対してのわかりやすい作例が残っていませんでした。
カメラ設定は絞り優先、ISOオート、ホワイトバランスオートです。
また、暗い所が多いと思い、質感を重視した写真を撮影したつもりです。が…
f5 1/30 ISO3200 岩と思ったらにオニダルマオコゼでした!
これがほぼ最短撮影距離です。
また長年、F-1時代のよりキヤノンのカメラをメインに多くに機材を使用してきたつもりでしたが、
レンズのマウントが金属ではないレンズの使用は初めての事で、なんとなく違和感がありましたが、
理由の無い不安も、いざ撮影となると特に気にならないものでした。
f6.3 1/800 ISO200 フェアリーペンギンはこれでも大人です
150mmの開放にて撮影。質感も良し!
水族園内では、手ブレ防止が威力を出し、被写体ブレはありましたが、手ブレはあまり感じる事もありませんでした。
特に描写力を優先するのでなければ、このレンズ1本でほとんどカバーできるのではないでしょうか。
そしてサイズ的にもEF-M55-200とさほど変わりませんので、レンズ交換に迷う方、
面倒という方にはダブルズームではなくこちらをオススメします。
しかし広角ズーム派には11-22mmというお供もあれば、より心強い組み合わせになるはずです。
f8 1/80 ISO400 大人限定ですか?
ニコンはミラーレスをフルサイズのみにする方針だそうですが、
キヤノンはこのEOS Mシリーズの生産を継続をしていただきたいところです。
18mm(35ミリ換算28.8mm) F8 1/200秒 135mm(35ミリ換算216mm) F8 1/200秒
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
今回はキヤノンの新製品レンズEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMをご紹介いたします。
前回の使用レビューで紹介しましたEOS80Dと一緒発売された注目のレンズで、
EF-S18-135/3.5-5.6 IS STMの後継機種になります。
主な特長としましては・・・
EFレンズ初のチップ状の小型モーター「ナノUSM」を搭載。高速・高精度のオートフォーカスを実現。
従来機種と比較して、最大で約4.3倍の駆動速度!
動画撮影時では、従来機種より静かでなめらかなオートフォーカスを実現。
電動パワーズームアダプターPZ-E1を装着することで、電動による滑らかなズーミングが可能。
などが挙げられます。
それでは、新しくなったEF-S18-135/3.5-5.6 IS USMの実力はいかに! 実写レビューといきましょう。
使用したカメラはEOS80Dです。
まずは、画角比較から。
このレンズは35ミリ換算で28.8mm〜216mm相当の7.5倍と高倍率ズームで、
あらゆるジャンルの撮影に対応できる1本となっています。
写真をご覧いただければわかるように、広角側では棚田の全景を撮影することができ、
望遠側にするとカタチの良い田んぼを切り撮ることができ、この1本あればバリエーション豊かな作品づくりが楽しめます。
18mm F4 1/1600秒
続いて周辺光量のチェック。
周辺光量落ちの目立ちやすい広角側で、絞りは開放に近いF4で撮影してみました。
結果として周辺光量落ちは見られませんでした。
また、わずかに画像周辺部で像が流れる感じは見受けれますが、F4での撮影と考えますと描写は概ね良好です。
F8やF11で撮影しますとシャープ感は高まります。
18mm F9 1/13秒 ISO3200 69mm F8 1/10秒 ISO3200
そして、手ブレ補正の効果をチェック。
上の2枚はそれぞれ1/13、1/10秒とかなり低速シャッターで手持ちで撮影していますが、
約4段分の手ブレ補正のおかげで、手ブレすることなく撮影できました。
手ブレ補正効果が大きいと夜のスナップ撮影などでは大きな力となります。
そして1枚目の写真はEOS80Dの使用レビューでも紹介した1枚ですが、解像度が良くわかる写真です。
ISO3200でこの画質は秀逸ですよね!
29mm F11 1/400秒 ISO400 135mm F5.6 1/8000秒 ISO400
逆光耐性はどうか・・・
太陽の強い光線が田んぼに反射していますが、ゴーストやフレアは出ませんでした。
新しいレンズとは言え、キットレンズでこの逆光耐性は優秀だと思います
棚田を散歩しているとクモを発見。せっせと巣作りに励んでいました。
このレンズの最短撮影距離である39cmあたりで、背景の太陽を大きくボカして撮影しました。
これだけの強い光線にも関わらず、ゴーストやフレアはなく、クモの足がシャープで繊細に描写されています。
また、ちょこちょこと動き回るクモに苦戦しましたが、スピードアップしたオートフォーカスのおかげで何とか写真にすることができました。
「ナノUSM」の性能を実感した瞬間でした。
27mm F8 1/1600秒 ISO400
EOS80Dの性能もあると思いますが、夕景独特の空のグラデーションを見事に再現してくれました。
夕景は刻々と状況が変わりますので、レンズ交換をしなくていい高倍率ズームはシャッターチャンスを
逃すことなく撮影できるのでありがたいですね。
以上、今回このEF18-135/3.5-5.6 IS USMを使用して感じたことは、新しいナノUSMのおかげでオートフォーカスが速く、
高倍率ズームで便利だったこと。
高倍率ズームですが、諸収差は最低限に抑えられているような感じで、描写力に関しても十分だと感じました。
個人的に欲を言えば、EOS80Dのキットレンズなので、ボディに合わせて防塵・防滴にして欲しかったなぁと思います。
250mm F5.6 1/640 ISO 100
「キヤノン EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM レンズ」をご紹介します。
手ごろな価格のコンパクト望遠系ズームレンズですが、最新ステッピングモーターを採用する軽快感に優れるレンズです。
瞬発力のあるトルクを発生するモーターで、AFの動作がクイックで静かです。
135換算で望遠側は350mmを超える超望遠域に達します。
イメージスタビライザー採用と軽量・コンパクトさで、全焦点域手持ちで撮影出来てしまいました。
撮影にあたっては、サイズ的に相性抜群の「EOS KissX8i」を使用しました。
それでは早速レビューに移りたいと思います。
まず、高倍率望遠系ズームレンズのテーマとなる、望遠側絞り開放での色収差を試します。
拡大して確認しても、鎖のエッジと鳥の輪郭部に色の滲みがまったく見られません。ボディ側の収差補正は
オートに設定しましたが、それにしても見事で関心してしまいます。入門クラスの望遠ズームレンズなのにですよ。
55mm F4 1/1250 ISO 100 +0.7ステップ
では、55mm側ではどうなのか確かめたくなります。
こちらも、船舶の輪郭部や艦橋部の各エッジをみても、色滲みは確認できません。うーん、すごいですね。
トーンの再現も良く、船体の曲線が再現されていますし、背景の雲とも分離して描写できています。
全田的にヌケがもう少しほしい印象ですが、撮影日は大気の透明感があまりよくありませんでした。
55mm F4 1/640 ISO 100 -0.7ステップ
少しフレアの影響を受けて、全体が白くベールを被った印象です。ヌケがもう少しほしいと感じましたが、
トーンは出ているので実用上は文句ありません。
250mm F5.6 1/800 ISO 100
55mm−250mm ISO 100
さて、ファミリーユースとしてこのレンズが活きるのは、やはり高倍率の画角変化だと思います。
豊富な焦点距離が、この1本のレンズの中に含まれているわけで、被写体と背景が劇的に変化します。
人物が主役なら、家族写真に表現の幅がうんと広がります。
18mm(35mm判換算:29mm相当) 1/400 F5.6 ISO400
今回は、CANON(キヤノン) EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMの動画撮影時の使い勝手は割愛させていただいて通常撮影時での使い勝手を書きたいと思っています。
まずはCANON(キヤノン) EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMのAF駆動音ですが、今までのAF(USMレンズ含む)の駆動音に慣れていると「あれ?AF動いているの?」と思うくらい無音(静か)。
カメラボディはCANON(キヤノン) EOS Kiss X7(1800万画素)との組み合わせで、商品レビュー定番コースの日比谷ゴジラさんに会いにいくことにします。
CANON(キヤノン) EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMとEOS Kiss X7(1800万画素)は軽いのでお散歩撮影には大変便利です。
55mm(35mm判換算:88mm相当) 1/400 F5.6 ISO400
1/500 F5.6 ISO400
日比谷ゴジラさんから移動して東京下町レトロ「谷中銀座」に移動。
最寄駅はJR日暮里駅で徒歩6分の場所にあります。
夕焼けが綺麗な撮影スポット「夕焼けだんだん」。
1/80 F6.3 ISO400
谷中はかわいい猫さんがいる聖地です…
1/2000 F6.3 +2/3 ISO400
「夕焼けだんだん」でよく見かけるハチワレさん。西日が強いので目を開けていただけません…
今回は、センサーサイズがAPS-CサイズのEOS60Dに付けての撮影になったので画角的には64mm相当になります。
F2.8です。開放と思えないほど四隅まで解像してますね。
開放値での撮影ではしっかり、ボケてくれます。
伏見稲荷の千本鳥居です。趣があり日本の美を堪能できる場所です。
動いてる猫でもピントが合ってくれます。オートフォーカスのスピードも問題なしです。
最短撮影距離は30cmまで寄れちゃいます。
コンパクトなレンズなのに万能ですね!
とてもコンパクトなので、威圧感を与えないのか落ち着いて写ってくれます。
少し落ち着きすぎな気もしますが(笑)猫を撮影するのが好きな方にもオススメです。
今回、感じたことは薄い!軽い!とても取り回ししやすいレンズだと感じました。
22.8mmの極薄なのでボディキャップの変わりに付けておいても良いくらいですよね。
皆さんも、ぜひこちらのレンズを付けて旅に出てみては、いかがでしょうか?
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 ヨシトミまで
18mm F3.5で撮影。
今回ご紹介のレンズはEF-S18-135/3.5-5.6IS STMです。
「EF-S」ですのでAPS-Cサイズのデジタル一眼専用で、35mm換算で約29〜216mm相当の7.5倍ズームレンズとなります。
このレンズはEOS7D MarkUやEOS70D、EOS8000Dなどの標準キットレンズにもなっています。
このレンズの魅力は何と言っても7.5倍ズームという倍率!
この1本あれば広角から望遠まで、あらゆる被写体を撮影することができます。
まず伏見稲荷千本鳥居です。
人がいなくなった瞬間をローアングルで狙いました。
絞り開放での撮影ですが、周辺部までシャープでキレイな画像となっています。
18mm F5.6で撮影。
収差について。
解像度は十分なのですが、タル型の歪曲収差が少しでています。
これはズームレンズの宿命のようなものですね。
でも少し望遠側にズームするだけでわからなくなります。
135mm F5.6で撮影。
次はボケ味!
滑らかでキレイなボケ味。
ズームレンズとしては十分ではないでしょうか。
67mm F5.6で撮影。
次の写真は前ボケを意識して撮影してみました。
手前の草木を前ボケに利用していますが、少し粗い感じがします。
草木にかなり近づいてこの結果です。
もう少し望遠にすれば結果は違ったのかもしれません。
次は接写。
このレンズの最短撮影距離で撮影したセミの抜け殻です。
マクロレンズじゃないのに、ここまで大きく撮れます。
このレンズは本当にオールマイティーですね。
今回、このEF-S18-135/3.5-5.6IS STMを使用して感じとことは、上にも書きましたように、高倍率でとても便利であること!
レンズ交換が面倒な方、山登りなどで機材を軽くしたい方にはオススメのレンズです。
レンズメーカー(タムロンやシグマ)からも高倍率ズームは発売されていますが
レンズ補正機能などが使えないという欠点もあります。その点純正は心配ありません。
描写力も満足のいくもので、UDレンズや非球面レンズを採用していますので、ズーム全域で高画質を実現しています。
またステッピングモーター搭載ですので、オートフォーカスが静かで速く動画撮影には最適です。
今回はEOS7Dに装着して撮影しましたが、中級機カメラとのバランスも良く、
F8で撮影。綺麗な八角形フレアが発生
今回のCanon EF35mm F2 IS USM、先代モデルより確実に大きくなっていますが、
それでも重量335gで手ブレ補正付きとあれば致し方無いところかな・・・?等と自分を納得させて持ち出しました。
まずは耐逆光・フレアのチェックから。
ちょっと意地悪ですが、フード無しでやってみました。
思いっきり厳しい条件で撮影してますので、この程度で収まっているのは上等の部類かと思います。
F2開放撮影。驚きの白さです
しっかり解像しているのみならず、元画像の白部分を拡大しても殆ど色滲みが出ていませんでした。
ひょっとするとこのEF35mm F2 IS USMって、凄い優等生レンズかも・・
ASA400 1/25Sec. F2
続きましてはボケチェック。年齢的にそろそろ自分のボケ具合も気になるところではありますが、夜の師走の街でテストを開始しました。
ほぼほぼ最短付近で絞り開放。画面周辺部に行くにつれ、電飾のボケが少し変形しているようですが、概ね良好なボケ具合と感じます。
1/500Sec. F2
今度は前後のボケ具合をチェックしてみました。ここからほとんど全て曇天下の撮影です。
手前のボケ具合はちょとだけガサつく感じかも知れませんが、背後のボケはとても素直な印象です。
AF作動はとてもスムーズで、爆速レベルではありませんが「普通に速い」合焦をしてくれます。まずストレスを感じる事はないでしょう。
ところで普段個人的にはマイクロフォーサーズ系を使っているのですが、レンズに距離指標窓があるって、やっぱり良いもんですね・・・
最短撮影がやりやすいったらありゃしない。
1/15Sec. F5.6
ところでこの35mmと云う画角が身体に合わない、と云う方はいますでしょうか?実は私が合わないクチでして。
単焦点レンズであれば50mmメイン・28mmサブの感覚で育ってきたもので、実は35mmが大変不得手なのです。
どっちつかずの中途半端な印象でして・・・
片や、35mmこそベストレンズと感じる方には50mmが「狭っ苦しい」不自由な画角と感じられるのかも知れません。
数歩踏み込む・後ずさる、絞る・開く、の按配で28mm的にも50mm的にも使えると仰る方もいらっしゃいますんで、
本来35mmは使い勝手の大変良好な画角なのでしょう(他人ごと的な云い方で済みません)。
一通りEF35mm F2 IS USMを弄りまわした感想はですね、教科書的に「NG」とされる問題は開放時の周辺光量落ちくらいしか見当たらない、と云ったものです。
この問題もF4以上に絞れるなら解消できる点でした。突っ込みどころの少ない優等生レンズでした。
こんにちは。カメラ担当の吉冨です。
今回、ご紹介するのは キヤノン EF24-70mm F2.8L II USM です。
こちらのレンズ2012年発売と4年前になりますが、今でもキヤノンの大口径・標準ズームの代表格として人気の高いレンズです。
手振れ補正機構を搭載していない事もありF2.8通しとは、思えないほどコンパクトに収まっています。
フルサイズ一眼の中でも小型な部類に入るEOS6Dとの組み合わせでも、バランスもよく取り回しのしやすいサイズ感です。
描写性能も高く、非球面レンズ3枚・スーパーUDレンズ1枚・UDレンズ2枚とキヤノンが誇る光学技術の粋が詰め込まれた、
さすがL玉といった仕様になっています。
今回、EOS6DにEF24-70mm F2.8L II USMを装着して京都と大阪に撮影に行ってきました!
まずは、絞り値別の解像度チェックです。
この写真の中心部の四角い部分をトリミングして比較していきます。
焦点距離は広角側の24mm、ISO感度は200です
開放F2.8
F11
F2.8からF11まで徐々に解像感は増すものの、大きな違いが感じられないほど開放F2.8から、かなり良好な解像度です。
望遠側70mm、絞りF2.8の写真です。
細い枝の一部に二線ボケが見られます。
ピント面より、ある程度距離のある物は綺麗にボケますが、全体的に硬いボケ味といった印象です。
焦点距離24mm、絞り開放F2.8の写真です。
9枚羽根絞りなので、点光源も丸く綺麗にボケてくれます。
多少、口径食による点光源の歪みが見られますが、ワイド側と考えれば許容範囲内ではないでしょうか。
以上、描写の面では二線ボケ、周辺光量落ちは見られたものの開放F値F2.8からかなり解像力が高く、
さすがLレンズといった写りです。
最後にキヤノンから出ている同じ、焦点距離のEF24-70/F4L IS USM と迷われる方もいると思います。
大きな違いというのは絞り値の違いの他に、手ブレ補正機構「IS」の有無です。
EF24-70/F4L IS USMは一段分、絞り値が暗いのですが手ブレ補正が付いています。
今回のレンズ EF24-70mm F2.8L II USM は手ブレ補正は搭載していないものの、
F2.8ということから不便さを感じるシーンはありませんでした。
むしろ、手振れ機構を省いたことによる、重さ、大きさの恩恵の方が強く感じられるサイズ感でした。
描写、サイズ感等、とても使いやすいレンズでした。標準ズームレンズをお考えの方はご参考までに〜!
120mm(192mm相当) F7.1で撮影。
望遠レンズの魅力は遠くを写すだけではありません。
ボケを活かした写真が撮れることも大きな魅力です。花や人物の撮影にも最適で、最短撮影距離付近まで近寄って撮影すればキレイなボケが期待できます。
開放で撮影すると、被写界深度が浅すぎるため少し絞っています。
いかがですか?背景の山の稜線もキレイにボケていますよね!しかも大口径レンズ並みに滑らかなボケ味になっています。
この写真は最短撮影距離付近で撮影しましたので、よりよいボケを得る事ができました。
300mm(480mm相当) F5.6で撮影。
次の写真は背景の点光源のボケに注目してください!
この写真は水芭蕉までの距離が遠かったので、それほど大きなボケにはなっていませんが、背景の水面の反射による点光源がキレイな円形ボケになっています。
口径食も少なく、ズームレンズとしては優秀ではないかと思います。
236mm(377mm相当) F8で撮影。
望遠レンズだと太陽を大きく写すことができます。
ここは夕陽の名所、鳥取県の浦富海岸。広角から標準系レンズでワイドに撮るのにも適した場所ですが、手前の岩礁をシルエットにして望遠レンズで切りとって撮影しました。
まだこの時間帯の夕陽は光線が強いのですが、ゴーストやフレアはなくキレイな描写です。
さすがはLレンズといったところでしょうか。
277mm F8で撮影。
今度はローカル線です。ここで表現したかったのは、早朝のわずかな光で輝くレール。
望遠レンズならではの圧縮効果を利用することで、線路のウネウネ感を出すことができました。
300mm F5.6で撮影。
新神戸駅での1コマです。新幹線を見送る駅員さんにピントを合わせて、発車していく新幹線を背景にフレーミングしました。
新幹線のフォルムをキレイに見せるためにホワイトバランスは白熱電球(タングステン)にセットしています。
写真を見ていただくとわかりますように、被写体(人物)までの距離はかなりあるにもかかわらず、背景をキレイにぼかすことができます。
つまりポートレート(人物写真)にも十分使えるレンズ言えます。
焦点距離15mm(35換算24mm)
こんにちは、梅田2号店のなかむらです。
今回はキヤノンのAPSC一眼レフ用標準ズームの定番となっている、
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM を使いました。
※使用カメラはEOS KISS X6iです。
焦点距離85mm(35換算136mm)
キャノンのAPSC一眼は、35ミリフルサイズ換算で1.6倍なので
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM は35ミリ判換算で24mm~136mm相当までを
カバーする広角ズームレンズです。
IS(手ブレ補正)に関しては24-105の3段を上回る4段を搭載しています。
15からの広角側では、F値解放付近でやや像の流れがありますが、
色収差もそれほどきつく出ません。
最短撮影距離は35cm、最大撮影倍率は0.21倍です。
レンズ構成は12群17枚でフィルター径は72mmです。
重さは575gとやや重いですが中級機とのバランスはグッドです。
焦点距離20mm 1/50秒 f20
焦点距離85mm 1/320秒 f8
焦点距離24mm 1/100秒 f7.1
超広角ならではのワイドな感じ、望遠側も換算136mmまで
広げてるのでスナップや風景を撮るのに使いやすい1本です。
旅行用のレンズとしても重宝すると思います。
超広角から中望遠までカバーした5.6倍ズームですが
これだけの描写力がありますので、非常にバランスのとれた
良いレンズではないでしょうか。
常用レンズにしたい1本です。
今度は少しハイアングルで手前にピントを合わせて撮影。
滑らかでキレイなボケ味。ズームレンズとしては十分ではないでしょうか。
草木にかなり近づいてこの結果です。もう少し望遠にすれば結果は違ったのかもしれません。
絞り優先 F2.8 +1.3EV ISO100
花の撮影に人気のキヤノンのマクロレンズEF100/2.8L マクロ IS USMの使用レビューをお届けしたいと思います。
このレンズは2009年10月に発売され、前モデルのEF100/2.8マクロUSMから大きく改良。手ブレ補正機能が搭載になり、
さらにはUDレンズを使用した憧れの赤ライン「Lレンズ」となりました。
最短撮影距離は0.3mで等倍撮影が可能。
気になる手ブレ補正機能は、カメラの角度ブレとシフトブレのふたつを補正するハイブリッドISとなっており
高精度な補正を実現しています。
通常撮影距離では約4段分、マクロ領域の1/2倍撮影時は約3段分、マクロ領域の等倍撮影時は約2段分と、
撮影距離に寄って補正効果が変わるので少し注意が必要です。
綿毛のタンポポ。この写真は花全体とまわりの状況を入れたくて、撮影距離は50cm前後といったところでしょうか。
マクロレンズならではのキレイなボケが印象的です。
描写は硬くもなく、マクロレンズにふさわしい優しい描写だと思います。
せっかくマクロレンズを使っているので、グッと寄ってみましょう。
一気に別世界へ! これは最短撮影距離の0.3mあたりで撮影しています。
1枚目の写真とはまったく違った印象に仕上がりました。滑らかなボケも最高ですね。
このような写真表現はマクロレンズの醍醐味です。
マクロレンズで接写をする場合、被写界深度が浅くなりますので、どこにピントを合わせるのか、
ピント位置も重要になってきます。
この写真では、バランスの良い構図と言われています3分割法の左下の交点あたりにピントを合わせています。
そして、ここまでの接写となるとオートフォーカスより、マニュアルフォーカスが便利です。
絞り優先 F4 +1.0EV ISO125
ムスカリの花を半逆光で狙いました。
逆光で撮影すると、花の輪郭が輝きキレイに写すことができます。
ここではF値は4にセットして、少しシャープ感を出しています。
マクロレンズでの接写の場合、1段絞ったくらいでは背景のボケは大きくかわりません。
この手法は、私が入社した頃にマクロの得意なプロカメラマンから教わりました。
ここでもうひとつアドバイス!マクロ撮影は自分で光をコントロールしましょう。
花と太陽の位置を見て少し動くことで、順光で撮影したり逆光で撮影したりすることができます。
気に入った被写体があったら、よく観察してましょうね。
絞り優先 F4 +0.3EV ISO100
上の写真と同じくムスカリの花。
今度は少しひいてムスカリの花が群生しているように撮影してみました。
前ボケもやわらかくてキレイです。ここまでひいて撮影すると、花全体にピントが合い、
また違った作風に仕上げることができます。
絞り優先 F4 +1.0EV ISO100
ひとひらの桜の花びらが芝生の上に落ちていました。
逆光で花びらが透けており、近くにはタンポポの花が咲いている状況。
ここではタンポポを前ボケにして、花びらを狙いました。
花びらの質感が良く出ていますね。やはり光線は逆光が最高ですね!
この写真を含め、上で紹介した写真はすべて寝ころんで撮影しています。
花の位置まで目線を下げてのローアングルが基本のマクロ撮影。
湿った場所に寝ころんでも衣服が濡れないように、レジャーシートなどがあると便利です。
今回このEF100/2.8LマクロIS USMを使用して感じたことは、硬すぎないやわらかい描写はマクロ撮影にはふさわしく、
さらには手ブレ補正がかなり有効だったこと。
ここ最近、デジタル一眼の高画素化にともない解像度、シャープさを追及したレンズが多く発売されていますが、
やはりマクロには多少のやわらかさが必要ですので、このレンズの描写には好感が持てました。
マクロ撮影が苦手な私でもこれくらいは撮影できます。
マクロレンズをお持ちでない方、マクロレンズの世界にチャレンジしてみませんか?とってもおもしろいですよ!
焦点距離200mm・絞りF2.8・シャッタースピード1/4000・感度ISO1600
こんにちは、カメラ担当の吉冨です。
今回、ご紹介するのはキヤノンの大三元レンズと呼ばれている一つ EF70-200mm F2.8L IS II USM です。
やはりF2.8通しの大口径レンズといった感じの、ずっしりとした大きさ、重さです。
勿論の事ながら重さ、大きさには、しっかりした理由があり、ただF2.8通しの明るいレンズというわけではありません。
@UDレンズを4枚も使用した贅沢なレンズ構成
A約4段分の手振れ補正「IS」搭載
B水やホコリの侵入を防ぐ高い防塵・防滴性能
など、プロユースに対応するための性能をもった、Lレンズらしい作りになっています。
今回、EF70-200mm F2.8L IS II USM とEOS 6Dの組み合わせでテスト撮影を行いました。
焦点距離130mm・絞りF2.8・シャッタースピード1/2000・感度ISO250
焦点距離70mm・絞りF3.5・シャッタースピード1/1000・感度ISO250
焦点距離170mm・絞りF5.6・シャッタースピード1/320・感度ISO1600
ボケ味は全体的に少し固め、といった印象です。
ピント面はシャープな写りで、線の細いデジタルらしい写りです。
ただ、枝の様な細い被写体の場合、二線ボケが見られる写真もあり、多少うるさいと感じる場面もありました。
焦点距離70mm・絞りF8・シャッタースピード1/100・感度ISO500
筒が長い望遠レンズでは特性上、仕方がないことですが開放F2.8では口径食による点光源の歪みが大きく見られます。
この場合は、少し絞ってF5.6ほどから、気にならないほどになります。
ただ、F値によっては8枚羽の影響で8角形のボケになることもあります。
以上、今回このレンズを使用して、ボケ味に関しての不満は多少あるものの、
開放絞り値F2.8から解像度が非常に高い写りを考えたら、たいへん満足のいく望遠レンズでした。
また、インナーフォーカス方式ということもあり、オートフォーカスのスピードも早く、
ピント精度も高いことから動体の撮影もバリバリこなせ、
風景から動き物まで様々な撮影シーンで活躍してくれるオールマイティーなレンズです。
キヤノンからは同じ焦点距離のEF70-200mm F4L IS USM というレンズが出ています。
どちらのレンズも描写性能が高く定評のあるレンズですが、EF70-200mm F4L IS USMと比較すると
今回のEF70-200mm F2.8L IS II USMは重さも倍、大きさも一回りほど大きくなってしまうというのがありますが、
なによりも一段分明るいというのは撮影シーンの幅が広がると思います。
一段分の明るさを取るか、小型軽量を取るか、といったところでしょうか。