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絞り優先オート F1.4 1/8000秒 ISO160 滋賀県高島市
秋らしい雲がキレイな滋賀県の琵琶湖。
このような風景写真を撮影する場合は、少し絞り込んで撮影するものですが、ここでは開放F値の1.4で撮影しています。
このレンズに関しては絞り開放でも周辺光量落ちは見られません。
また画質についても、ピントを合わせた手前の木はしっかり解像しており、絞り開放からでも高画質が得られます。
絞り優先オート F11 1/60秒 ISO400 滋賀県高島市
逆光耐性はどうか。
太陽の光がクロスになるように、絞り込んで撮影しています。
この2枚の写真からはゴーストやフレア見られません。
逆光に強くするためのZEROコーティングが効いているのでしょう。
もちろん太陽の位置や光線の強さによっては、多少のゴーストやフレアは出てしまいますが、
逆光に強いレンズと言っても過言ではないでしょう。
マニュアル F1.4 1/250秒 ISO1250 大阪市
このレンズの特長として、「美しくにじむボケ」が得られることにあります。
このボケ味はこれまでに発売されているM.ZUIKO PRO 1.2シリーズがベースとなっています。
ピント面はシャープでありながら、にじむように滑らかにボケていくのが特長です。
絞り優先オート F1.4 1/1250秒 ISO200 滋賀県高島市
このレンズの最短撮影距離は25cmで、最大撮影倍率は0.11倍(35mm換算で0.22倍相当)となっています。
決して近接撮影性能が優れているとは言えませんが、近接撮影することで「美しくにじむボケ」を味わうことができます。
2枚目のキノコは本当に小さいものですが、この大きさで写すことができます。
絞り優先オート F5.6 1/800秒 ISO200 京都府南丹市
まとめ
日頃、ズームレンズばかり使用している私にとって、単焦点レンズで撮影するのは何かと不安が付きまといます。
しかし、実際に使用してみると35mm換算40mm相当の画角がとても使い勝手が良いと感じました。
35mmだと少し広すぎで、50mmだとちょっとだけ狭い。その中間の40mmが私にはピッタリでした。
今回撮影した被写体は風景やスナップ、料理など、このレンズでバリエーション豊かな作品づくりが楽しめました。
PROレンズということもあり、素晴らしい描写力を得られるだけでなく、
単焦点ならではの「美しいにじむボケ」には大きな魅力を感じました。
絞り優先オート F8 1/320秒 ISO200 8mm(35mm換算16mm相当)
まずは超広角8mmで撮影した写真です。
超広角レンズの特徴と言えば、遠近感を強調することができること。
メイン(主役)となる被写体に近寄ることで、遠近感を表現することができます。
この写真では、空とヒマワリとのバランスを考えながら、右側のヒマワリにグッと近寄って、遠近感を出しています。
絞り優先オート F8 1/200秒 ISO200 25mm(35mm換算50mm相当)
この写真は標準域の25mmで撮影したものです。
ここではミツバチを主役にするため、25mmにして接近して撮影しています。
このレンズの特長のひとつとして、最短撮影距離がズーム全域で0.23mと接近できることです。
25mm側での撮影倍率は0.21倍で、マクロレンズほどではないものの、接近戦にも強いレンズとなっています。
絞り優先オート F5.6 1/15秒 ISO800 8mm(35mm換算16mm相当)
場所が大きく変わって原生林。ここの森は苔が美しく、この場所にいるだけで癒される空間でした。
そんな空間を8mmの超広角で撮影したのがこの写真です。
これ以上後ろに下がれない状況でありながら、苔も樹木の葉っぱも入れて撮影したいという欲求を満たしてくれました。
これも超広角レンズだからできる事です。
絞り優先オート F8 1/20秒 ISO800 8mm(35mm換算16mm相当)
苔むした巨木の根っこ部分を8mmで撮影しています。
この写真は被写界深度を深くするためF8で撮影しています。F8で撮影することで、開放F4.0よりも解像感が高くなります。
特に周辺部の描写力は一気に良くなる印象を受けました。
開放F値でも高い描写性能を持っていますが、少し絞ることでワンランク上の画質を得ることができます。
絞り優先オート F8 5秒 ISO400 13mm(35mm換算26mm相当)
原生林を流れる渓流をPLフィルターを使用して撮影しています。
渓流や滝を含む風景写真においてはPLフィルターを装着して撮影することが多いのですが、
超広角レンズの場合前玉が大きくて一般的なフィルターが装着できないものもあります。
オリンパスで言えば、7-14mm F2.8はフィルターを装着できません。
しかし、この8-25mmは一般的な超広角ズームレンズよりズーム倍率も高いにもかかわらず、
フィルターを装着することができますので、自分の意図した作品に仕上げることができます。
(左)シャッター速度優先オート 1/1000秒 F5.6 ISO320 500mm(35mm換算1000mm相当) 内蔵テレコン使用
(右)シャッター速度優先オート 1/1600秒 F11 ISO2000 1000mm(35mm換算2000mm相当) 内蔵テレコン+MC-20使用
お月さんを撮ってみました。
1枚目は内蔵テレコンバーター(1.25倍)を使用して500mm(35mm換算1000mm相当)で撮影した画像で、
2枚目は2倍のテレコンバーターのMC-20を装着して1000mm(35mm換算2000mm相当)で撮影した画像です。
500mmでもそれなりの大きさで写っているのですが、テレコンバーターMC-20を装着するとド迫力の1枚になりました。
クレーターまではっきりと描写されています。満月だったら画面いっぱいに撮れたことでしょう。
この2枚とも手持ち撮影ですが、強力な手ブレ補正のおかげでブレることなく撮影することができました。
シャッター速度優先オート 1/1000秒 F6.3 ISO200 383mm(35mm換算766mm相当)
このレンズで撮りたくなるであろう被写体の1つ、飛行機を撮ってみました。
E-M1Xにはインテリジェント被写体認識AFが搭載されており、ターゲットを飛行機に設定すれば、
気軽に飛行機撮影を楽しむことができます。
但し、上の写真のようにコックピットが見えていない場合は被写体認識AFは働きませんのでご注意ください。
この写真で見ていただきたいのはPROレンズならではの解像力。飛行機までの距離は相当ありますが、
抜けのよいクリアな描写を実現しています。
シャッター速度優先オート 1/360秒 F5.6 ISO5000 360mm(35mm換算720mm相当)
夕刻の空港。誘導灯が光りはじめ、撮影意欲が湧いてくる時間帯です。
このレンズは内蔵テレコンを使用して500mmにしても開放F値はF5.6。
これだけの望遠レンズでありながらレンズの明るさもしっかり保っています。
F値に余裕があると、シャッター速度やISO感度にも余裕が出てきますので、結果的にキレイな描写に繋がるのです。
また手ブレ補正も150mm側で最大8段補正、500mm側(内蔵テレコン使用時)でも6段分の補正効果が得られます。
このような暗いシーンで止まっている被写体を撮影する時には、大きなアドバンテージとなります。
シャッター速度優先オート 1/1000秒 F5.6 ISO400 500mm(35mm換算1000mm相当) 内蔵テレコン使用
続いての被写体は鉄道です。
鉄道もE-M1Xのインテリジェント被写体認識AFのターゲットの中に入っています。
被写体認識AFの大きなメリットはピントをカメラ任せにできるため、構図に集中できるということです。
鉄道写真においては400mm(800mm相当)や500mm(1000mm相当)といった焦点距離を使用するシーンというのは少ないと思いますが、
作例写真のような望遠レンズならではの圧縮効果により迫力のある写真が撮ることができます。
絞り優先オート F5.6 1/800秒 ISO400 500mm(35mm換算1000mm相当) 内蔵テレコン使用
人気の被写体ネモフィラです。
1枚目は400mmで撮影。そして2枚目は内蔵の1.25倍テレコンを使用して500mmでの撮影です。
撮影距離はこのレンズの最短である1.3mあたりです。テレコンを使用しても最短撮影距離は変わらず、
小さな花も大きく写すことができます。
撮影倍率は400mmで0.57倍、500mm(内蔵テレコン使用)で0.71倍とマクロレンズ並みの近接能力となっています。
また、別売のテレコンバーターMC-14(1.4倍)装着時は1.01倍、MC-20(2倍)装着時は1.43倍での撮影が可能となっています。
「M.ZUIKO.DIGITAL 150-400mm F4.5 TC1.25X IS PRO」は開発発表の時から注目されていたレンズでした。
それもそのはず、35mm換算で300mmから800mm相当の超望遠ズームレンズで、
内蔵のテレコンバーターを使用すれば1000mm相当になるというスペックだけで「欲しい」と感じてしまいます。
1/400秒 F10 ISO800 400mm(35mm換算800mm相当) 1/100秒 F14 ISO800 800mm(35mm換算1600mm相当) ※MC-20使用
このレンズはマイクロフォーサーズ用ですので、35mm換算で200〜800mm相当の超望遠ズームレンズとなります。
今まで、オリンパスのレンズは300mmが一番望遠でしたので、
400mmが欲しいという方はボディがオリンパスであってもパナソニックの100-400mmを使用しているという方も多いのではないでしょうか。
このレンズの登場により、超望遠を含めてオリンパス製品だけでシステムを組むことが可能となりました。
またオリンパスの100-400mmには、PROレンズ用として発売されたテレコンバーターも使用可能で、
2倍テレコンのMC-20を装着すると、35mm換算で400〜1600mmと驚異の望遠レンズになります。
超望遠レンズという事で、満月に近い月を撮影してみました。
1枚目は400mmで撮影。2枚目は2倍テレコンバーターMC-20を装着して撮影しています。
400mmでも35mm換算で800mm相当になりますので、月のクレーターがハッキリ確認できるくらいの大きさで写ります。
さらにテレコンバーターを取り付けることで、35mm換算で1600mm相当の超望遠レンズとなり、大迫力の写真を撮ることができます。
写真をご覧いただければわかりますように、トリミングなしでこの大きさで写すことができるのです。
テレコンバーター使用時の注意点としまして、開放F値が暗くなってしまう事です。
2倍テレコンバーターを装着した場合、望遠側での開放F値はF13となってしまいます。
1/4000秒 F6.3 ISO800 400mm(35mm換算800mm相当)
被写体を蓮の花に変えて撮影。
蓮の花は池の遠くに咲いていることも多く、望遠レンズが必須となります。
この写真の蓮池も手前に花はなく、少し遠い場所にキレイに咲いた蓮の花がありました。
400mmで撮影してこの大きさなので、どれだけ離れた所に咲いていたか想像できるかと思います。
1/13秒 F8 ISO800 314mm(35mm換算628mm相当)
日本海の夏の風物詩、漁火です。
日没直後、船の集魚灯が点灯し始めます。そんなシーンを手持ち撮影で挑みました。
この写真のシャッタースピードは1/13秒で、焦点距離は35mm換算で628mm相当ですが、手ブレせずに撮影することができました。
このレンズには手ブレ補正機能が内蔵されており、その補正効果は約3段となっています。
しかし、ボディの「5軸シンクロ手ぶれ補正」には対応しておらず、ボディ側の回転ブレだけが加わるだけで、
スペック上では約3段の補正効果ということになります。
1/1000秒 F5.6 ISO640 100mm(35mm換算200mm相当) 1/1000秒 F6.3 ISO800 200mm(35mm換算400mm相当)
背後からやって来る列車を後追いで撮影。
列車は1枚目の左側に見える林の中に入っていき、2枚目の場所に出てきます。
この場所では、レンズのテレ端400mmまで使用することはありませんでしたが、ズーム幅もありますので、
同じ撮影場所から違った2枚の写真を撮影することができました。
このようにズーム幅があることで、迫力のある写真だけでなく、色んな表現を楽しむことができます。
動く被写体を撮影する場合、重要となってくるのがオートフォーカスのスピードですが、リアフォーカス方式を採用しており、
高速かつ精度の高いオートフォーカスを実現しています。
実際に鉄道を撮影してみて、オートフォーカスは快適そのものでした。
1/2500秒 F5.6 ISO200 138mm(35mm換算276mm相当)
夏と言えば入道雲。雷は怖いですが、被写体としては夏らしくて良いものです。
そんな入道雲を望遠で切り取ってみました。周りの風景を入れて撮影するのも良いですが、
入道雲のカタチの良い部分だけを狙うのも迫力があっておもしろいです。
雲の質感描写も素晴らしく、満足のできる仕上がりとなりました。
オリンパスのE-M1 MarkIIIやE-M1X、E-M5 MarkIIIは動く被写体を撮影する事を大きく意識して設計されたカメラであります。
動く被写体の代表と言えば、野鳥や飛行機、鉄道などが挙げられます。
今回の作例写真には鉄道しかありませんが、これらを撮影する場合どうしても欲しくなるのが望遠レンズです。
絞り優先オート F4 1/1600秒 ISO200 12mm 絞り優先オート F8で 1/400秒 ISO200 12mm
ご紹介する商品は、2020年3月27日発売のオリンパスの新製品レンズ「M.ZUIKO.DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」です。
和歌山県白崎海岸にて。
焦点距離は広角側12mmです。
この写真サイズでは解像感を確認しにくいのですが、F4の開放でもシャープな画像を得ることができ、
F8で撮影した画像と解像度は変わらないレベルです。
しかし、F4ではわずかに周辺光量落ちが見られ、F8に絞ることで周辺光量落ちはなくなりました。
この作例写真のように、青空などが入るシーンでの撮影では開放で撮影するより、少し絞って撮影したほうが良いでしょう。
絞り優先オート F4 1/2000秒 ISO200 45mm
この写真は望遠側45mm、開放F4で撮影した画像です。
広角側と同様に、開放F値での撮影でありながらシャープで解像感の高い画像が得られます。
広角側では少し目立った周辺光量落ちも気にならなくなっています。
絞り優先オート F8 1/1600秒 ISO400 13mm
白崎海洋公園にて。
半逆光での撮影。
この写真は13mmで撮影していますが、水平線は歪むことなく真っすぐに写っています。
半島や島で水平線がわかりにくいというのもありますが、少しテレ側にするだけで歪みがなくなるように感じます。
絞り優先オート F4 1/1600秒 ISO400 12mm
無理やり逆光テスト(笑)
白崎海岸の石灰岩をシルエットに太陽を入れて撮影してみました。
少しのゴーストは出るものの、かなり優秀な結果となりました。
朝日や夕日の撮影はもちろんの事、花や人物撮影など逆光で撮ることが多いシーンでも安心して使えます。
絞り優先オート F8 1/100秒 ISO400 25mm 長野県南木曽町妻籠宿にて
結論から言いますと、小型軽量設計でありながら描写力が素晴らしく、PROレンズの名に恥じない1本に仕上がっています。
写りに定評のある「M.ZUIKO.DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO」で使用されている特殊レンズが効果的に配置されているので、
その結果素晴らしい解像力の高い描写につながっているのでしょう。
また、近接撮影能力も秀逸で、ズーム全域で最大撮影倍率0.5倍という性能は重さと匹敵するくらいこのレンズの魅力です。
12mm側で被写体に近寄って撮影すれば、周囲の風景を入れて表現できる広角マクロ撮影が楽しめ、
45mm側ではボケを強調した望遠マクロ撮影が楽しめます。
風景やスナップ撮影だけでなく、花などのマクロ撮影を手軽に楽しむことができるレンズです。
絞り優先オート F6.3 1/250秒 ISO1000 200mm
小型軽量の16.6倍ズームの高倍率ズームレンズで、使う前から便利だろうと確信できる1本です。
今回はオリンパスのフラッグシップモデル「OM-D E-M1 MarkII」にこのレンズを装着して撮影してきましたのでご覧ください。
このレンズの最大の魅力は何と言っても35mm換算24mm-400mm相当の16.6倍という高倍率ズーム!
そしてマイクロフォーサーズシステムだからこそ可能な小型軽量設計というのも魅力を後押ししています。
1枚目の写真は、大きなブナの木を12mm(35mm換算24mm相当)で撮影しています。広角で撮ることで、巨木ということを表現できました。
2枚目の写真はこのブナの木の新緑のキレイ部分(1枚目の写真の左側の赤枠の部分)を切り取って撮影しています。
普通なら、レンズ交換が必要な状況ですが、このレンズがあれば手軽にバリエーション豊かな作品づくりができます。
高倍率ズームレンズですが、この写真を見る限り、広角側、望遠側でも描写力はしっかりとしています。
絞り優先オート F3.5 1/1600秒 ISO200 12mm
広角12mmで絞り開放F3.5で撮影した1枚です。
同じシーンをF8で撮影した写真と比較しましたが、描写力に大きな差はありませんでした。絞り開放から高い描写性能を実現しています。
絞り優先オート F8 1/125秒 ISO200 12mm
逆光耐性はどうかテストしてみました。
このレンズはZEROコーティングが施されており、逆光にも強い設計となっています。
この写真を撮影した時は、太陽の位置が高い状況でしたので、画面の中にまともに太陽を入れると厳しいと思い、
右下にある木の枝で少し太陽を隠しています。それでも、かなり強い逆光状態です。
そのような厳しい条件の中でも、ゴーストやフレアが出ることはなく、ヌケの良い写真に仕上がりました。
単なる高倍率ズームではなく、PROレンズ並みにこだわって設計されたと感じることができる1本です。
シャッター速度優先オート 1/1000秒 F7.1 ISO250 200mm
大阪空港のように、たくさんの飛行機が飛んでくる場所では、「この飛行機は広角。次の飛行機は望遠」といったように、
レンズ交換することができますが、便数の少ない場所や、刻々と状況の変わる夕方の撮影では1つ1つの飛行機が大切になってきます。
こんな時に高倍率ズームレンズは便利なんです。
シャッター速度優先オート 1/8秒 F9 ISO64 200mm
この写真はレンズ性能とは関係ありませんが、植物園内を流れる水路を撮影した1枚です。
新緑の写り込みが美しく、200mmの望遠でキレイな部分を切り取っています。
この写真は手持ちで、1/8秒のスローシャッターで撮影しています。
今回使用しましたE-M1 MarkIIはボディ内手ブレ補正機能が強力で、ボディ単体で最大5.5段の補正効果があり、
200mmで1/8秒という危険な数値でも手ブレすることなく撮影できました。
予想通りの結果で、このレンズ1本あれば風景や花、鉄道、飛行機など、どんな被写体でも撮れてしまうのではないかと思うくらい便利でした。
便利なだけでなく、描写力もズーム全域で満足できる仕上がりで、高倍率ズームだからと言って描写力が犠牲になっていることはありません。
逆光耐性も優秀です。
そして高倍率ズームレンズのメリットとして、便利なだけでなく、
レンズ交換時に起きやすいセンサーへのゴミやホコリの付着の可能性が大幅に減少するということです。
F4 1/2000Sec. ASA200 12mm
広角域と云うこともあって空は僅かにグラデーションがかかり始めていますが、
手前の地面を見る限りでは周辺光量落ちは気にならないレベルのようです。
太陽をガッツリと画面に入れてますのでさすがにちょっぴりフレアっぽくなりましたが、色乗りも上々かと感じました。
F4 1/4000Sec. ASA200 12mm
周辺光量落ちは少なくても広角端12mmは、空のグラデーションを活かして蒼をグッと落とすのに大変好都合な画角です。
絞り開放からシャキッとした描写で、スッキリした白さを再現してくれています。
画面四隅を見ても、良く安定しているのが判ります。
F4 1/2500Sec. 100mm F8 1/640Sec. 100mm
絞り開放ですが、まず実用上充分使えるレベルです。少し柔らかい印象はありますが、絞ってみると・・・?
大分解像感が上がりました。特にボケ効果を狙うのでなければ、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROは強烈な手ブレ補正機能を搭載しているので、
光量が少ない条件でも安心して絞りを稼げるでしょう。
F5.6 1/640Sec. 100mm F5.6 1/800Sec. 100mm*デジタルテレコンバーター使用
人によっては/被写体によっては、望遠端換算値200mmじゃ足りないなんて意見もあるかと思いますが。
そんな時にはデジタルコンバーター機能でちょろ〜んと対処を。
この便利なデジタルコンバーター機能、AFエリアがちょっと大きくなってしまう難点はありますが、
大抵は欲しい所にちゃんと合焦してくれています。
F7.1 1/25Sec. 12mm
天井の梁に僅かに歪みが出ていますが、この手のズームとしては良好な部類ではないでしょうか?
なんとなく、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROよりもディストーションは抑えられているように思えます。
普段は単焦点15mmだけで出かける事の多い私ですが、12mmのパースペクティブは使っていて楽しいモノがあります。
反面、レンズに使われちゃってる?なんて疑問を感じる事も無きにしもあらずですが。
今回は冬場の撮影となりましたが、季節が変われば楽しみな被写体が続々と思い浮かびます。
散る夜桜とか、日の入り過ぎの蛍とか、花火とか・・・もしもこのレンズが手元にあったなら、必ずや大活躍することだろうと思います。
E-M1 MarkIIのプロキャプチャーモードを使えば、遊び方は更に拡がるでしょう。
F6.3 1/320Sec. この時点で、いつもと違う姿に見えています。(左) F4.5 1/160Sec.(右)
マクロレンズの楽しさの一つは、普段気が付かなかった新しい世界を目の前に見せてくれる事でしょうか。
まずは、いつも通勤中の足元に「何かあるな」位に思ってた、桃色のフワフワした変な花に接近してみます。
普段は丸ぽっちい不思議なモノ位に感じていたのですが、既にこの時点で「意外とギザギザ」な姿を露わにしてくれました。
では、今度は行けるところまで寄ってみますか。石の上にカメラを乗っけつつバリアングルを・・・っと。
本当は、もう一息寄れるのですが。あまりに寄りすぎると、カメラ&私が影になりそうなので・・・
ここまで寄ると極端に被写界深度が浅くなるので、合焦位置には気を使わなければなりませんね。既に背景は完全にトロケています。
F4.5 1/200Sec.
標準マクロの領域なので、草むらにガサゴソと頭を突っ込みながら撮影する季節が待ち遠しい・・・と思いつつ、脇の草っぱらに目を遣ると。
すっかり諦めていた被写体「昆虫」発見(ただし幼虫)。
こんな時、むしろワーキングディスタンスの長いレンズだと手前の草達が邪魔になりがちなものです。
今回のM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroでは、影を作らないよう気をつけながら草をかき分けて接近しました。
撮影時にはすっかり幼虫に気を取られていましたが、後で拡大すると画面右端にももう一匹何かしら昆虫がいる事に気が付きました。
こんな事もマクロ撮影のお楽しみだったりします。
F3.5 1/800Sec. 開放から四隅もしっかり。
寄るだけでなく、標準域の普段使いにも使えれば・・・と思いながら、マクロ以外の使い方を。
まずは絞り開放の遠景撮影を。
開放から十分風景に使えそうです。ちょっとだけ周辺光量落ちがあるかも?
F5 1/640Sec. +2.7over
ほんのりエッジに色滲みが出ました。色収差が無いとは言えませんが、この状況ではOKかな、とも感じます。
F3.5にて F3.5 既にレンズ先端がカメラに触れています・・・
本当の最短撮影距離ではどんな具合に切り取れるのか?と云う点をチェック。まずは被写体にちょいと寄った位で。(左)
で、今度は最短撮影距離(ほぼほぼ)です。(右)
本当の最短を目指したものの、この時点でレンズ先端が被写体に接触してしまいました。
又、これ以上寄ると被写体に私&カメラ+レンズの影がカブるので、ここらが今回の限界でした・・・本当はもうちょびっとだけ寄れるようです。
かなりお安めなレンズで絞り開放・最短撮影距離の条件なので、ちょっとRの文字に色滲みが出てはいますが、
コストパフォーマンスの極めて高いレンズと言い切れると思います。
絞りは開放F値2.8、 焦点距離は7mmで撮影してみました。
開放F値付近では描写があまくなるのが今までの定説ですが、最近のレンズは開放からヌケの良い写真を撮ることができます。
このレンズもまさにそうです。
7mmで撮影していますが、周辺の歪みや流れも少なく解像力も十分です。
DSA(大偏肉両面非球面)レンズやスーパーED(特殊低分散)レンズなどの特殊レンズを贅沢に使用しているからこそ、素晴らしい解像力を実現しているのでしょう。
またこの写真は逆光で撮影していますが、大きなゴーストやフレアは発生していません。
「ZEROコーティング」というゴーストやフレアの発生を抑えたコーティングが施されているのです。
次は14mm、F9で撮影した写真をご覧ください。
絞りF8付近は一般的にもっとも解像力が良いと言われています。
11mm F2.8で撮影。神戸の夜景です。
神戸らしいお洒落なポストに近寄って、背景にはポートタワーを入れて撮影してみました。
この写真は広角ならではの写真です。標準レンズや望遠レンズではこんな表現はできないですからね。
14mm F2.8で撮影。
デフォルメ効果が嫌いな方は目線に注意して撮影してみてください。
この写真もデフォルメ効果が出ないように注意して撮影してます。
それとF2.8という明るさのおかげで、この暗い状況でも手持ち撮影が可能でした。
12mm F2.8で撮影。
これも手持ち撮影です。拡大してもブレてませんよ(笑)
オリンパスのボディ内手ブレ補正機能は強力ですから、明るいレンズとの組み合わせなら無敵ですね。
このレンズを使用して感じたことは、描写力が抜群であること!
とにかくヌケの良い、クリアな画質が得られます。同じシーンを私の私物であるキヤノンのレンズでも撮影しましたが、正直なところオリンパスの方がキレイでした。
やはり「PRO」と名前を付けているだけのことはあります!
操作性も抜群でオートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り替えが、レンズ側でワンタッチで行えます。これもありがたい機能です。
F値は少しだけ絞ってF2.8。
大阪ステーションシティの時空の広場で撮影したものです。
もともとオリンパスのPROレンズは画質には定評がありますが、もちろんこの魚眼レンズにもその血は流れています。
このレンズは開放のF1.8から高い描写が得られると言われていますので、1.3段絞ったF2.8だと更に解像度が増すはず・・・。
写真を見ると、きめ細かい線がとてもキレイに描写されていて、画像周辺部でも画質の劣化がほとんどありません。
オリンパス自慢の最先端光学技術のレンズが贅沢に使われていることが、素晴らしい描写力となっているのでしょう!
逆光性能はどうでしょうか。
わざと太陽を入れてフレーミングしました。
多少のゴーストは出ていますが、最小限に抑えられているのではないでしょうか。
逆にゴーストを上手に使い、作品に仕上げることもできそうです。
これもオリンパスの光学技術「ZEROコーティング」のおかげでしょう。
F1.8で撮影。
背景に高層ビルを入れ、街の中に咲くアジサイを表現してみました。
このレンズの最短撮影距離は12cm。レンズ先端から被写体までの距離、いわゆるワーキングディスタンスはなんと2.5cmです。
被写体に近づくことで、迫力のある写真を撮ることができます。
下の写真はほぼ最短撮影距離で撮影したものです。
今回は私の好きな滝にも持って行って撮影してみました。
いつもは超広角から中望遠レンズで撮影していますので、魚眼レンズで撮影するととても新鮮です!
滝の周辺では飛沫も多くかかり、この日もレンズを拭きながらの撮影でした。自然風景では雨などの日も良くありますので、防塵防滴だと安心して撮影できますね。
F4で撮影。兵庫県新温泉町の山にて。
曲がりくねった幹を魚眼レンズで狙うと、さらに曲がりくねって迫力のある写真になりました。
最後に、このレンズを使用して感じたことは、F1.8という明るさは暗い所でも手持ち撮影が可能だということ。
E-M1やE-M5 MarkUのボディ内5軸手ブレ補正機能と合わせれば、手持ち撮影での可能性は大きく広がります。
そして描写力。どの写真も前評判通りのヌケの良い素晴らしい画質でした。さすがは最新モデルです。
今回、私も使用して魚眼レンズのおもしろさを実感いたしました!
皆さまもぜひ魚眼レンズのおもしろさを体感してください。
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで
F8 1/1000Sec. 29mm ASA64
今回試用したのはオリンパス「M.ZUIKO ED14-150mm F4-5.6II」、35判換算d-で28-300mm相当をカバーする高倍率ズームです。
試してみて良かったら入手しようかな・・・?なんて目論見を胸に秘めつつの撮影でした。
例によってマイクロフォーサーズにお馴染みの桃紫のビーズのようなゴーストがチラホラと登場です。
ほぼ標準域までズーミングしていますが、この条件では四隅も「ほぼ」しっかり結像しています。
F5.6 1/2000Sec. 150mm F8(望遠端、開放から1段絞り)
(左)画面中央部を除いては、揺る〜い結像となっています。 1段絞ってF8で再挑戦してみますと。
(右)あまり有意な差が認められない、とお感じの方もいらっしゃるでしょうか・・・
中央部付近の細かい部材のエッジが改善、四隅はちょびっと改善したかな、と云った程度です。
望遠側100mmあたりを試しましたが・・・
F11 1/250Sec. 100mm
前回M.ZUIKO ED12-100mm F4 IS PROで撮影した時と同じアングルで撮りたかったのですが、
丁度イベント設営の真っ最中のようで立ち入り不可。微妙に前回とはアングルが違いますが・・・
なんでF11で撮ってるかってお聞きなさる?それは、F8でも煉瓦の目地が流れて締まりの無い画像だったからです。
正直、回折が気になる処ではありますが・・・ 望遠側では、それなりに絞っても周辺部は甘い傾向が強い印象です。
この点はP社の14-140が上手かな、と感じますね。
F8 1/1000Sec. 150mm
↑砲身、給弾ベルト共に緩いですよね・・・ この日は横浜大桟橋に、たかみな・・・じゃなくて護衛艦「たかなみ」が来ていました。
13時から乗船可能だったそうですが・・・今回は断念。
それでも換算300m相当の画角、換算しなくとも150mmの焦点距離は圧縮効果が期待できますので、
回折も恐れずシッカリ絞って楽しむのもよろしいかと思います。
F8 1/250Sec.
絞れば画質が良くなるのは当たり前だ!なんておっしゃる方もいらっしゃいましょうが、
どうかこのレンズが高倍率ズームである事をお含みおきいただきまして。
中間域の焦点距離も、ちょっぴり絞ってあげるべきでしょうね。
私がこのレンズで試してみたかったことは画質はもちろんのこと・・・
@オートフォーカスのスピード。世界初のリニアモーターによる「DUAL VCMフォーカスシステム」のピント合わせがいかに速いのか。
A開放F値2.8でのボケ味。
以上、2点を中心に色々と撮影してきました。
撮影の舞台となったのは、岸辺駅(鉄道)と紅葉真っ盛りの京都府亀岡市の「鍬山神社」と南丹市の「龍穏寺」です。
それでは、まずはオートフォーカスのスピードから。
まずは動く被写体をJR岸辺駅で、通過する特急列車を撮影。
瞬時にピントが合い、動きの速い被写体もバッチリです。
ED40-150/2.8PROのズーム中間域でF2.8で撮影。(鍬山神社)
続いてボケ味。
マイクロフォーサーズはセンサーが小さいのでボケにくいと言われていますが、このレンズを使用すればそんなことはありません。
とてもキレイで美しいボケ味です。
背景に枝があるのですが、あまり気になりません。
F2.8で撮影
最短撮影距離70cmというのも魅力的!
少し前ボケを入れて落ち葉を撮影してみました。(鍬山神社)
夕暮れの里山。柿にピントを合わせ、背景をボカして撮影。
やわらかいボケ味がたまりません。
大きくて重くて高価なレンズ。でも、いい仕事をしてくれます。
続いて、画質の確認です。
このレンズはF2.8の開放で撮影しても素晴らしい画質が得られるそうですが、私はさらなる画質を求めて少しだけ絞って撮影してみました。
F値4で撮影。(鍬山神社)
1段絞るだけで、画面全体でとてもキレイな描写になります。
今回の撮影ではボディはE-M1と組み合わせて撮影しましたが、安定感抜群でしかもボディ、レンズともに防塵防滴となります。
E-M1を使用している方に、ぜひオススメしたいレンズです!
購入されるなら、1.4倍のテレコンバーターがセットされたキットがお得ですよ。
この記事に関するお問い合わせは・・・ カメラ担当 池田まで
先日、商品レビューで紹介したオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 を並べてみました。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0が、いかにコンパクトかお分かりになるかと思います。
レンズ本体の重さもオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8が382gに対してオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0が130gと約1/3の重さになります。
1/5000 F2.0 ISO200
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0のボケ味はどんな感じでしょうか…
・F2.0 さすが大口径短焦点レンズ。手前のボケ具合がいい^^
1/80 F5.6 ISO2500
JR有楽町駅前の人気焼きそばでお昼を済ましてから電車で足をのばしたいとおもいます・・・
1/1000 F5.6 ISO200
東京スカイツリーの足元まで近づいてみました。
OM-D E-M1のバリアングルファインダー+オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0の24mm相当ならでは出来るローアングル…
1/60 F5.6 ISO12800
等身大スーパーロボットといえばお台場のガンダムが有名ですが、
東京スカイツリーに隣接する商業施設・東京ソラマチの8F「千葉工業大学スカイツリータウンキャンパス Area II惑星探査ゾーン」には
「マクロスF(フロンティア)」に登場する「メサイヤ バルキリー VF-25」の実物大模型が展示されています。
隕石鉄から作られた日本刀「天鉄刀」の展示や福島第一原子力発電所に投入したレスキューロボット、
太陽系グランドツアーなど…未来技術が体験出来るアトラクションゾーンになっていますので、家族連れでも楽しめる場所だと思います。
1/250 F8.0 -1.3 WB:AUTO ISO200
今回はオリンパス フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)です。
その名の通りボディーキャップとして使え、フィッシュアイレンズとしても使えますので、
1本レンズを多く持って出掛けることができます。何となく、お得な気がします。
使用ボディは愛機となりつつあるOM-D E-M5です。
1/1600 F8.0 -1.3 WB:AUTO ISO200
最初の1枚は横着して銀座教会堂ビルからの1枚。
流石に4群5枚(非球面レンズ2枚)で9mm(35mm判換算で18mm相当)。写りは侮れません。
立派なレンズですが、オリンパスのHPではアクセサリー扱いorz
1/640 F8.0 WB:AUTO ISO200 ART7
高いところに登ったらやりたくなるのが「ジオラマ」。
雨が激しく降る前だったので地上が煙ること無く写真を撮ることができました。
1/640 F8.0 -0.7 WB:AUTO ISO200
池に映る建物と雲。F8ならではのもの。
このレンズ1本だけで1日遊べそうです。
7.18″ F8.0 WB:AUTO ISO200 ART8
三脚を使ってのLive Time。
普通のレンズとまったく遜色なしです。
1/320sec. F7.1 庭先でスケッチする少女達も皆、日陰に集中していました。
心頭滅却したって暑いのは暑いんです。先日、レモン社のスタッフも一人、脱水でやられました。
だけどレビュー作成の要有り、出歩かねばなりません・・・
たとえ熱中症に関して「危険」が明示され、「必要の無い方は外出を控えて下さい」と報道されても、なのです。
日陰者が表で太陽光に炙られる・・・なんて皮肉な運命でしょう。そんな7月末日の撮影です。
そんなワケで、今回ばかりは室内で機材テストをばさせていただきました。
今回試用したのはM.ズイコーデジタル25mmF1.8、単焦点標準レンズとされる部類のレンズです。
マイクロフォーサーズ規格では他社からも25mm開放F1.4の物が製品化されており(個人的に愛用しています)、
開放F値の違いはあるにせよライバルと云って良いレンズとなっています。
1/1600sec. F1.8 窓の向こうの木立までざっくり30mばかり
大口径F1.8、でも焦点距離25mm。その点がこの手のレンズの注意点の一つと考えています。
35判換算で2倍、と公称されますが、焦点距離自体の特性が変わるわけではありませんので・・・
メイン被写体にグッと寄れる・背景まで十二分に距離を確保できる、この二つの条件を考えながら撮影しないと、なかなかボケてくれません。
とは云え、階調再現は良くできている印象。私の愛玉にヒケを取らないと感じます。解像感はむしろ・・・?
気がついたのは、私の愛玉で同じシチュエーションで撮影したならばもっと周辺減光が起きたはず、
と云う事。開放~F2未満では私の愛玉は「しっかり」減光するのです。この点は好みの問題もありますね。
周辺減光で中心部にイメージが収束するような効果は、このM.ズイコーデジタル25mmF1.8には無さそうです。
う~ん、裏を返せば「光量落ちの無い優秀なレンズ」です。
(ちなみにM.ズイコーデジタル25mmF1.8の最短撮影距離は25cm、私の愛玉は30cm)
1/160sec. F2.5 ASA800
仄暗い洋館の装飾ガラスを。少しだけ見上げる感じのアングルですが、
流石にF1.8では周辺のピントが浅くなりすぎと考えてちょい絞りました(ガラス面の細かい凸凹が綺麗だったので)。
オリジナル画像でも周辺部のガラス面の凸凹、ちゃんと維持できてました。
1/60sec. F4
手前のランプに合焦させていますが、奥まで何となく被写界深度内に収まっています。
奥の星型のランプも、拡大しても充分許容範囲と感じられました。
ちなみに奥の星型ランプ、近くで見るとこんな感じです。
1/4000sec. F1.8
ところで先ほど、このレンズの最短撮影距離が25cmと書きましたが・・・
庭先に出ますと蝶が花と戯れていましたものでちょっと1枚失礼して。
もう少し寄れるはずだなぁ・・・なんて思いながら踏み込むと、「なにこのオヤジ!キモいっ!」と捨て台詞を残して飛び去ってしまいました。
あ~ぁ・・・なんて思いながらファインダーから目を離すと、花が予想よりもずっと近くに咲いておりました。
蝶さん、失礼いたしました。
F2.8 1/2500Sec. ASA64 13mm相当
太陽を画面に入れて。太陽の位置、照り返し等でちょっと判り辛いんですが、多少周辺光量落ちが見られるかな、と云ったところ。
特別光量落ちが大きなレンズではありません。
ワイド端での撮影ですが、タイルの目地を見ると些か樽型の歪みが見られるようです。
ところでなんで13mmで撮影したかって?構え直した時にちょっぴりズレてしまったんですよぅ。
F8 1/250Sec. ASA64 27mm
冬の日差しですが抜けの良い白が出ます。元画像では船体のリベットも索もしっかり描写してくれていました。
F8 1/250Sec. ASA64 34mm
暮にも見かけた豪華客船飛鳥II。まだ拘留・・・じゃない、繋留されていました。
細部に到るまでキッチリと描写してくれています。
F4 1/1250Sec. ASA200 40mm
マクロ専門レンズには流石におよびませんが、
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROが手元にあればいつだってこれ位は寄れる!と云うのは頼もしい限りです。
F5.6 1/160Sec. ASA800 12mm
天井の梁でなんとなく誤魔化していますが、歪みがファインダ越しに感じられました。
日常的な範囲を十分にカバーし、見事な画質で防塵防滴、大口径。
今回の組み合わせではAFも素早く、快適な撮影が楽しめました。
今となっては新製品とは云えないM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROですが、
そのスペックは陳腐化とは程遠い見事なものと感じました。
きっと、あまり単焦点レンズを使わない方には「着けっぱなしレンズ」になるんじゃないでしょうか。
使用カメラOM-D E-M1 Mark II
14mm側 1/100 F5.6 IS0400 WB:AUTO
今回の商品レビューは、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZです。
外はあいにくの雨でしたが、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ+OM-D E-M5の組合せで、いつもの日比谷ゴジラさんを撮影してきました^^
今回のOM-D E-M5のカメラ設定は以下の通りに固定
・撮影モード A(絞り優先)モード
・ISO感度 400
・ホワイトバランス オート
・ピクチャーモード ノーマル(自然な色合い)
・アスペクト比 4:3(基準)
・画像サイズ L(ラージ)4608×3456
・圧縮率 F(ファイン)
※掲載写真はWEB用にリサイズしています。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ のワイド側14mm(35判換算28mm相当)
日比谷ゴジラさんの顔周辺部が甘いかんじ…レンズの問題かボディ側の問題か?
30mm 1/60 F5.6 IS0400 WB:AUTO
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ は、電動パーワーズームなのでレンズサイズの指標がありません。
目測で中間くらいの画角で30mm(35判換算60mm相当)
テレよりになりと顔の描写もしっかりしてきます・・・
42mm 1/60 F5.6 IS0400 WB:AUTO
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ のテレ側42mm(35判換算84mm相当)
テレ側42mmだと輪郭がはっきりしてます
14mm側 1/320 F5.6 IS0400 WB:AUTO
日比谷ゴジラさんをバストアップにて…
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ の絞り値F5.6でワイド14mm側だと周辺部がやわらかい感じの写真になるのかな?
絞り込めば、変わってくるのかもしれません。
42mm側 1/100 F5.6 IS0400 WB:AUTO
テレ42mm側…日比谷ゴジラさん、しっとり濡れているほうが質感でます^^
F1.8 1/4000 ISO 100 f5.6 1/400 ISO 100
今回は、オリンパスの高画質単焦点レンズシリーズを試し撮りしてみました。
選んだのは、「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」です。
高級感のある金属外装で、開放F値が1.8と明るいのにとにかくコンパクト!毎日カメラに付けて持ち歩きたくなります。
フルサイズ換算で約35mm相当の広画角にF1.8のスペックで、画面四隅で高画質が実現できるか。
オリンパス独自の「テレセントリック設計」の優位が感じられるか。
解像力とクリアーさに期待です。また、大口径ならではの「ボケ」も試してみます。
先ずは、絞り値による解像感を見てみます。F値を1.8と5.6でしばく撮り比べしてみます。
f1.8 1/2500 ISO100 f5.6 1/250 ISO100
こうして各写真を、F1.8とF5.6でペアにして見比べると、やはり絞り開放1.8では5.6と比べて特に周辺部分に僅かに解像感が劣りますが、
しかし僅かなレベルで十分開放からいけます。
そして像はクリアで、雨交じりの悪条件にも関わらず色をよく拾ってくれている印象です。
ZEROコーティングによるゴースト・フレアの低減も確実に効いている感じです。
f1.8 1/2500 ISO 100 -0.3ステップ
開放のボケ加減はいかがでしょうか。
白の手すりの柱が、手前から奥へ実にきれいなボケのグラデーションを描いています。
うん、実になだらかな変化です。気に入りました。
f1.8 1/60 ISO 640
E−PL6のボディ内手ブレ補正と明るいレンズで、夜間ノンフラッシュで撮影してみます。ブレないかな。
ISO640でなんとかいけました。少し傾いてしまいました。夜間撮影が楽しくなりますね。
f4.5 1/400 ISO200
F1.8オート。殆ど最短撮影距離。
梅雨真っ盛りの七月二日、今回はM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8を引っ提げてレビュー用撮影に出ましたが・・・
暑くて鬱陶しいですね!幸いにも機材がマイクロフォーサーズなので荷物がさほど重くないのが救いです。
重くないのが救いです。大事なことなので二回言いました。試験に出ますよ!
ご存じの通りマイクロフォーサーズ規格では焦点距離の感覚が大雑把に35判の2倍となるのですが、
焦点距離自体が持つ遠近感等は「焦点距離なりに」写ります。
今回のM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8の場合では35判換算で90mmとされますが、
実際には「45mmで撮影して90mm相当にトリミングする」と云った方が正しいでしょう。
それでは大口径F1.8のボケは・・・?ざっくり云うと、寄ればボケる、それが答えです。
ちなみちF5.6まで絞ると・・・
流石にマクロ程は寄れないので。
中間距離から遠景をF1.8で。手前の松の枝まで大まかに2m弱? この手のお値頃レンズ、距離指標が無いのがちょっと残念・・・
メイン被写体がちょっと離れた状態では・・・こんな感じです。まずは開放で。
F5.6オート。
同じポジションでF5.6では・・・
背景、しっかりと出始めました。十分に距離が取れる場合は無理して絞らなくてもきっちり背景を描写できるとも言えますね。
熊ん蜂テイクオフ! F1.8オートのままだったので、1/4000での撮影となりました。
背景に注意して・被写体との距離に留意して使えば、この小型軽量お値頃レンズ、ボカすもくっきりも自在に表現してくれそうです・・・
ってそうそう、一般的にはこのレンズ、ポートレートレンズとして扱われてましたっけね・・・
お子様の撮影に使われるケースも多いこのレンズ、AFもそこそこの速さでまずは合格点と感じました。例えばですね・・・
辻斬り的な撮影でしたがクマバチさんに一発合焦できました。
いつかは此処を出る・・・そんな顔 1/200 F6.7 300mm
今回テストしたのはオリンパス「MズイコーED75-300mmF4.8-6.7U」です。
「マイクロじゃない」フォーサーズシステムにも同じ焦点距離のズームレンズがあり、
E-1、E-510、MMF-3を介してE-M5で度々使っていたのですが・・・妙に悩み・戸惑い・ためらう、
まるで恋する乙女のようなAF作動でした。今回はどうかなぁ・・・と思いながら使ってみましたが、
まず通常撮影であればストレスを感じる事はありませんでした。動体はボディ次第、ですね。
この焦点距離ですと35判換算で150-600mmという強烈な望遠ズーム域ですが、重量423gと軽量な点も魅力です。
背景のネットもボケてくれて、さほど煩わしくなく仕上がりました。
毛の粗さもガサガサしない程度にしっかり再現していると感じます。
絞り羽根は7枚/円形。
又、この焦点域のズームであれば/マナーの範囲で金網に接近できたならば、手前の金網等も大抵うまく誤魔化せます。
ただしどうにもAF合焦が困難な展示状況があった事も事実です。
八戒さん、日陰でお休み中。F7.1AE 300mm
このブタさんの周りにはニワトリさんの群れがいましてね。今日はラーメンを食うまい、と決意した私です。
ところで動物園での撮影時、結構砂埃が舞ったりするので、こんなシチュエーションで撮影する際はブロアを持参することをお薦めします
オリンパスのダストリダクション機能は極めて効果的だと感じていますが、
レンズ交換の時にセンサーに「?」なモノが見えると気分良くないですからね。えぇ、見えたんですよ。
薄ら笑いのようで怖いです。1200mm相当(デジタルテレコン)
角度的にも設備的にもここしかないと思った場所から撮影したのですが、
とにかく動かないのでバリエーションが撮れません!仕方がないのでここでもデジタルテレコン機能を使って1枚。
1/2500sec. F7.1 150mm
飛行機の撮影、実は初めてでした。スナップ・風景ばかりでE-M5を使っていたので軽~く戸惑いました!
何しろ思ったよりも飛行機が近くて・・・大きいので一見してゆっくり見えてしまうのもクセモノですね。
知識では「確実に毎秒60m以上で移動してるから!」と判っているのですが・・・
1/1000 F7.1
最接近時には「40-150mmで良かったんじゃね?」なんて感じるくらいの距離を通り過ぎてランディング。
ちょくちょくAF追随を外したのは初代E-M5の限界かも・・・
大変幅広いズーム域を持つこのMズイコーED75-300mmF4.8-6.7U、のんびり撮影には全く問題無し!でした。
動体撮影には・・・E-M1との組み合わせで使う事をお薦めします!
とくに2枚目の背景にご注目。白の手すりの柱が、手前から奥へ実にきれいなボケのグラデーションを描いています。
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8はポートレート撮影をはじめ、
スタジオ撮影、舞台、屋内スポーツの撮影などに最適な焦点距離150mm相当(35mm判換算)の単焦点中望遠レンズです。
レンズ表面には反射防止コーディング“ZEROコーティング”を施すことで、ゴーストやフレアの発生を極限まで低減させているようです。
1/640 F1.8 +0.7 75mm WB:AUTO ISO200
日差しが強いときに開放で撮りますと、ピントが合ったとことから離れれば離れるほど、トロトロに溶けてしまいますね。
1/200 F4.0 75mm WB:AUTO ISO200
Vividにしても派手な発色ではなく、どことなくオールドレンズのような描写をしてくれます。
1/160 F2.8 -1.3 75mm WB:AUTO ISO400
流石に小さなカフェ撮りは難しい焦点距離です。
お客様が少ない時にオーナーに撮影を申し出て撮影を許可して頂きました。
みのりカフェでの1枚です。非常に柔らかいボケです。
1/80 F8.0 75mm WB:AUTO ISO200
35mm判換算で150mm相当なので、真っ正面から東京駅を撮影しました。
素データでは左右に腰掛けている人がはっきりと認識できます。非常に解像力のあるレンズです。
今回、オリンパスの優秀な製品を、長期間に渡りお借りしました。
ブログ担当者も余裕をもって撮影に望むことができ、大変助かりました。
この場をお借りして、ご協力頂きましたオリンパスイメージング様にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
こんにちは、カメラのナニワ京都店 たかはしです。
今回ご紹介いたしますレンズは
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroでございます。
使用カメラはOM-D E-M1です。
2012年発売、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
35mm換算120mmのマクロレンズですが、細身の鏡筒はたいへんコンパクト。
ミラーレス一眼用マクロレンズでは唯一という、ユニークな指標表示が特徴で
表示窓の中をスーッと縦にスライドする針はなんとも機械的な印象でカッコいいですね。
防塵防滴なので、屋外でも安心して使えます。
万博記念公園にやってまいりました。
通常の中望遠レンズとしてもいい写り。
化石で有名なオウムガイ。
動きの少ない魚は、撮りやすいです。
このレンズ、ボケ味はにじみすぎないのでシャキッと仕上がります。
マクロの設定レンジは[0.4m~∞] [0.19~0.4m] [0.19m~∞] [1:1](最短19cmのみ)の4種の内
小型水槽の展示で撮る分の設定範囲は[0.19-0.4m]のみで十分でした。
動きの激しい小さな魚類はなかなか捉えるのが難しい被写体で、
C-AF TR(動体検知AF)でも追い切れない事が多く、
潔くマニュアルフォーカスでじっくり捉えて撮影しました。
人の多い水族館、邪魔にならぬようファインダーを覗くのは極力控えて
チルト液晶を曲げ、下を覗くいわゆる「ウェストレベル」での
ライブビュー撮影スタイルはとてもやりやすく、いまさらながら動く液晶に恩恵を感じます。
ワオキツネザルが人に交じって自然になじんでおりますが、本物です。
ニフレルには動物ゾーンがあり、このように動物が放されております。
OM-DのCMでは動物写真家の岩合光昭さんが出演されておりましたが、
なるほどこうしてみると確かに動物の撮影もいい具合ですね。
毛並みのふんわり感や大きな目のうるおい、良く出てます。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R+OM-D E-M1 40mm(35判80mm相当)側にしたとき
今回の商品レビューは、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rになります。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは、35mm判換算で80-300mm相当、3.75倍の望遠ズームレンズ。
150mm(35判300mm) 1/320 F5.6 ISO2500 Vivid
秋葉原に移動してオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rを試してみます・・・
7月10日からオープンしたB-1グランプリ食堂。
元々駐車場を利用しています。
屋台カーが、ずらり並んでいました。
150mm(35判300mm) 1/320 F5.6 ISO12800 Vivid
50mm(35判300mm) 1/320 F5.6 -0.3 ISO320 Natural
JR秋葉原駅側の「TAMASHII NATIONS」ショールームにて・・・
自由(フリーダム)降臨!
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rでも小さい造形物も大きく撮ることが出来ました。
あとは後ろに下がれるスペース次第かな・・・
150mm(35判300mm) 1/100 F5.6 ISO25600 Natural
最後は、JR神田駅ガード下のねこさん。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rの望遠側150mm(35判300mm)のおかげで可愛い顔の写真が撮れました^^
ねこさんとは、距離1.5mくらいのお付き合い・・・
今回の商品レビューは、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 になります。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0は、開放値F2.0の大口径短焦点レンズ。
35mm判換算で24mm相当になります。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 は、コンパクトなレンズなのでOM-Dシリーズとの組合せると持ち歩いてもハンドリングが良さそう^^
金属外装なので高級感もあります。
1/400 F5.6 9mm WB:AUTO ISO200
今回の商品レビューはM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6です。
この超広角ズームレンズは風景撮影やスナップ撮影に最適なズームレンズです。
35mm判換算で18-36mm相当の中では超小型なのでコンパクトに持ち歩け、
マイクロフォーサーズのパフォーマンスを最大限に引き出してくれます。
暑い日が続きますと、室内へ逃げ込んで仕舞いがちになってしまいます。
9mm(35mm判換算で18mm)でF5.6。十分、パンフォーカス(ディープフォーカス)です。
諧調も豊かで解像力もあります。優秀なレンズです。
1/25 F8.0 -1.3 9mm WB:AUTO ISO200 04:40A.M.
本レンズの作例をインターネット上で探すと、当然ながら9mm(35mm判換算18mm)のものばかりです。
これは当たり前と言えば当たり前。
従いまして、当ブログも9mm(35mm判換算18mm)での撮影を中心に行いました。
1/2000 F8.0 WB:AUTO ISO200
超広角域の9mm(35mm判換算18mm)だけのことはあります。
ダイナミックさを強調できます。
次はデジタル・テレコンを使用した東京タワーの写真を2枚。
1/2000 F6.3 -2.0 18mm WB:AUTO ISO200 06:23P.M.
今回はオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」の使用レビューをお届けしたいと思います。
一番の魅力は「美しくにじむボケ」と言うことで、今までの単なる大きなボケではなく、
ボケの質に徹底的にこだわった設計になっています。
まずはボケの質について試してみました。左の写真は開放F1.2で撮影しています。
画像周辺では点光源のボケがラグビーボールのような形になる口径食が見られますが、
やはりボケの質はやわらかくてキレイです。写真のボケの部分を拡大してみます。
背景の点光源の輪郭がにじむような、やわらかいボケになっています。
これがオリンパスさんがホームページ等でアピールしている「美しくにじむボケ」なんでしょう。
F1.2で撮影 F2.8で撮影
ここではF値の違いによるボケ味の比較写真です。
F1.2で撮影した写真は上でも書きましたように背景がにじむようにやわらかくボケています。
F2.8に絞ると、ボケは少し硬くなりますが、それでもズームレンズでは得られないような大きなボケを実現しています。
ここで、もうひとつ注目していただきたいのが、ピント面の描写性能です。
開放のF1.2では被写界深度は浅いものの、ピントを合わせているススキの穂の部分はキレのある描写で、
質感も良く出ています。F2.8になると少し深度が深くなりさらに解像度は増す感じです。
夜の花壇で撮影した写真ですので色はイマイチですが、ここでテストしたのは前ボケです。
背景のボケだけでなく、前ボケもやわらくてキレイで、後ろは溶けるように滑らかにボケていく感じです。
さすが、ボケの質にこだわったレンズです。
ちなみに、このレンズの最短撮影距離は50cmで、小さな花でもこの写真のように大きく写すことができます。
F1.2で撮影 F8で撮影
F1.2で撮影した写真の拡大 F8で撮影した写真の拡大
紅葉した木々のある中央部にピントを合わせて、F1.2とF8で撮影しました。
この写真サイズでもある程度、キレイに描写されていることがわかると思うのですが、中心部分をそれぞれ拡大してみます
比較をすると、やはりF8に絞って撮影した画像の方が解像度が良いようにも見えますが、
むしろF1.2でここまでの解像度を実現していることに正直驚きました。
本来レンズというものは、開放F値では描写性能は落ちるものですが、
このレンズは開放からバンバン使える素晴らしい描写性能を持っています。
夜の大阪駅で、これまたF1.2で撮影して描写性能をテスト。左の写真も中心付近を拡大してみます。
F1.2の開放とは思えない描写力です。建物のラインが1本1本キレイに解像し、素晴らしい画像となっています。
あまりの描写性能の良さに、ここでも驚かされました。
この場所は私がカメラ、レンズの性能を試す時に良く撮影する場所ですが、この写真は過去いろいろ撮影した中で、
一番の仕上がり(描写)と言っても過言ではないかもしれません。
F1.2という明るさからISO感度も低くできるというメリットもありますが、それでもこの描写性能は凄いと感じました。
最後に、今回このレンズを使用して感じたことは、やはりキャッチコピーでもある
「美しくにじむボケ」は素晴らしいものだと実感しました。
ボケはただ単に大きくボケるだけではなく、その質が大切だと改めて感じさせられました。
F1.2で撮影
今回は、2018年1月発売予定の新製品レンズ「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」を試す機会がありましたので、
その使用レビューをお届けしたいと思います。
このレンズは、「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」と同じように、
「美しくにじむボケ」と「高解像度」の両立ということをコンセプトに開発されたレンズです。
まずは「美しくにじむボケ」を試してみました。
ピント面は実にシャープで、アウトフォーカス面にかけては、滑らかでやわらかく美しいボケを実現しています
ボケの質が本当にキレイで、ボケているアウトフォーカス部分にざわつきは感じられず、これが「美しくにじむボケ」なんだと実感いたしました。
F1.2で撮影 F2で撮影
絞りによるボケの変化を見てみました。
F1.2で撮影した写真のボケは大きく、背景の円形のボケは周辺がにじみ、このレンズならではのボケ味が表現できました。
F2で撮影した写真のボケは少し硬い印象になりますが、それでもキレイな円形を保ち、ピント面のイチョウの葉っぱはF1.2よりシャープになりました。
撮影する被写体や状況に応じて、絞りを変えてみるのも良いでしょう。
このレンズは17mm(35mm換算34mm相当)という準広角レンズですので、開放F値での周辺光量落ちがないか撮ってみました。
結果はご覧のように、周辺光量落ちは見られず、ただただこのレンズの抜けの良い描写力だけが伝わってくる1枚となりました。
白の階調もしっかり描写されており、青空も気持ちの良いキレイな発色です。
カメラの仕上がり設定(ピクチャーモード)もスタンダードのナチュラルで、PLフィルターも使用していません。
もちろん画像加工はしていません。JPEGの撮って出しのデータで、この仕上がりです。
レンズ性能だけでなく、改めてE-M1 MarkIIの良さも感じました。
上の2枚は逆光耐性をテストするために撮影した写真です。
開放絞りのF1.2で撮影した写真は、太陽の位置が高いにもかかわらず、ゴーストは発生することなくヌケの良い1枚となりました。
また太陽の形がはっきりと描写されたことには、少し驚きました。
そしてF8で撮影した写真ですが、これは太陽の光をクロスにしようと思い、絞り込んで撮影しました。
絞るとなぜかゴーストが発生。
しかし、嫌味のあるゴーストではなく、ある意味これくらいのゴーストは出て当たり前ではないでしょうか。
逆に、この状況でもコントラストの低下もなく、これだけの描写をしてくれれば十分だと思います。
17mm(35mm換算34mm相当)という画角とF1.2という明るさは、夜のスナップ写真には最適です。
私はスナップ写真が苦手ですので、上のような写真しか撮れませんが、F1.2という明るさから、
手持ち撮影でもバンバン撮影でき、また街の光をキレイにボカすこともできます。
背景の光のボケが「にじむボケ」になっています。
「美しくにじむボケ」と「高解像力」はしっかり実感できました。
オリンパスさんのこだわりがぎっしり詰まったレンズだと感じました。
このM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROの登場で、25mm、45mmと合わせてF1.2のPROレンズが3本揃いました。
こだわりのボケの質と高解像度も同じような感じです。
あとは、撮影する被写体に合わせて選ぶだけです。
今回の17mmは街スナップなどに、25mmはスナップから人物写真まで幅広いシーンで活躍しそうです。
そして45mmはポートレートや花の撮影にオススメです。
オリンパスのPROレンズにはF2.8通しのズームレンズもありますが、さらに上を求めるなら単焦点のPROレンズが最高です。
F1.2 1/800Sec. PEN-F
今回はマイクロフォーサーズ用大口径標準レンズ、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」をご紹介します。
M.ZUIKO PROシリーズと云えば堅牢な防塵防滴仕様と際立った光学性能が一番のセールスポイントかとは思いますが、
このM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROのもうひとつの「売り」は開放付近での程好いにじみ。
実はマイクロフォーサーズ用の25mmレンズはオリンパス・パナソニック両社共出来の良い物ばかりでして、
F2.8以上に絞れば「どれだって良くないか?」とさえ感じてしまうものでして・・・
そんなワケで、今回は絞り開放メインで撮影しております。
船のキャビンあたりにAF合焦させたかったのですが、この時は合焦不能となりましてMFに変更。
こんな時、クラッチフォーカス機構であればファインダーから目を離すことも無く一発切り替えが可能です・・・
一発でAFで決めたかったんですけどね。
船体だけでなく、背後も一枚ヴェールがかかったような淡いにじみが見て取れます。
F1.2 1/16000Sec. PEN-F ほんのり周辺光量落ち
真昼間でも電子シャッターが使えると、安心して絞り開放を使えます・・・とは云いながら、
実はPEN-Fの電子シャッター最高速は1/16000Sec.。
流石に上限いっぱいでした。
E-M1 MARKIIであれば1/32000Sec.まで使えるのですが、
モノクロプロファイルやらカラープロファイ等々の機能を使いたくなるかも知れないと思って
今回はPEN-Fをチョイスとなりました。
ハンドグリップ込みでの全備重量は余裕で1kg未満。腰痛もちでも楽しめる重量です。
F1.2 1/320Sec. ASA4000 モノクロプロファイル
ちょいと粒状感を出したモノクロなら、カラーほどはノイズが気にならない・・・かも。
しかも大口径レンズとなれば、感度をガツンと上げて手持ち撮影で楽しめます。
F1.2 PEN-F
カタログスペックでは最短撮影距離0.3mとなっておりますが、感覚としてはも少し寄れてるんじゃないか?
と云った印象。私物のパナライカ25mmF1.4よりも寄れるな・・・と感じながら撮影しておりました。
F1.2 PEN-F 前ボケも問題なし
今回使用したM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO、堅牢性を要求される「PROシリーズ」
レンズだけに小型軽量ち云い切れるかどうか微妙な質感のレンズですが、
マイクロフォーサーズ界においては寄れる大口径標準レンズとして絶対的な魅力を振り撒いています。
ここしばらく調子に乗ってるフルサイズミラーレスブームなんてしゃらくせぇぜ!
なんてお感じの方に是非ともオススメしたいレンズでした。