200mm 1/100 F4 ISO100
今回はソニーのフルサイズEマウントレンズFE70-200/F4 G OSSをご紹介します。
今回はソニーα7IIIでの作例をご紹介します。カメラの総重量は1400gほどになりました。
一般的に200mmでの望遠撮影は手ブレが起きやすいので、
手持ちの場合はシャッタースピードなどをしっかりと設定します。
200mm 1/160 ISO100
最短撮影距離は広角側1メートル・望遠側で1.5メートルほどですが、それほど無理して近寄る必要はないのではないでしょうか。
200mm 1/125 F4.5 ISO400
87mm 1/100 F4 ISO1000 露出補正+1
200mm 1/100 F11 ISO1000 露出補正-1
望遠レンズの特性はF値を絞り込んでもある程度ボケを表現出来ることです。
背景に何を入れるかによって写真の印象がぐっと変わってきます。
FE70-200/F4 G OSSを使用してみて
ソニーEマウント系レンズはニコン・キヤノンと比べると歴史が浅く種類も少ないですが、
「Gレンズ」や「ZEISSレンズ」を中心に高画質で使用感の良いレンズを多数展開しています。
今回ご紹介した「 FE70-200/F4 G OSS」は望遠ズームレンズの中でも非常に汎用性の高い一本ではないかと思います。
168mm F2.8で撮影 168mm F8で撮影
168mm F2.8で撮影分の拡大画像 168mm F8で撮影分の拡大画像
70-200mm/F2.8のレンズと言えば、キヤノンやニコンなどからも発売されている定番中の定番レンズで、
風景写真からポートレート、そして動く被写体など、さまざまな分野で活躍する1本です。
もちろんフルサイズ一眼レフ対応です。
前モデルよりかなり高級感が増しており、大三元レンズの名に恥じないつくりになっています。
三脚座はアルカスイス互換のクイックシューに対応しており、より便利になりました。
まずは、描写力のチェックから。
開放でF2.8でも、それなりの描写力をもっていますが、やはり少し絞ることでかなり解像感が高まりました。
F8で撮影した2枚目の写真はとてもシャープでコントラストも高く、満足できる画質を得ることができました。
絞り優先オート F8 154mmで撮影
こちらも琵琶湖での1枚。ズームレンズではつきものの歪曲収差ですが、この焦点距離では発生していません。
水平線がまっすぐに描写されています。
ワイド端、テレ端では細かい収差チェックを行っていませんが、撮影時にはまったく気になりませんでしたので、
歪曲収差はほとんどないと思って良さそうです。
絞り優先オート F4 200mmで撮影
朝陽と桜を絡めた1枚です。ここでご覧頂きたいのは、逆光耐性です。
この日は少し霞んでいて、光線が強烈という状況ではありませんでしたが、
日の出からかなり時間が経過して撮影しています。
それでいてゴーストは完全の抑えられており、フレアもごくわずかといった感じです。
これがeBANDコーティングと新しい光学設計の実力なんでしょう。
そしてもうひとつ。開放のF2.8から1段絞ったF4で撮影していますが、太陽の形はしっかり円形を保っています。
今では円形絞りは当たり前のようになってきましたが、このレンズにもちゃんと採用されています。
絞り優先オート F2.8 200mmで撮影
今回の進化点の中でも大きな魅力でもある最短撮影距離の短縮です。
前モデルから0.35m短縮され、0.95mとなり最大撮影倍率も1:6.1と、
花の撮影などでもかなり使えるようになりました。
F2.8のボケはやはりキレイです。後ボケだけでなく前ボケも大きくてキレイです。
そしてピント面もとてもシャープで花が浮いているかのような表現ができます。
シャッタースピード優先 SS1/800秒 200mmで撮影
山に囲まれた田園地帯を走る若桜鉄道。
この写真は、この1枚だけを撮ったのではなく、ずっと列車を追いかけながら撮影したうちの1枚です。
他の写真もすべてピントが来ていました。
今年の春に発売されたタムロンのレンズすべてに共通することですが、本当にオートフォーカスが速くて快適です。
私は日頃、キヤノンの純正レンズを使用していますが、超音波モーター(USD)による静かなAFとスピード、
精度にはストレスを感じることはありませんでした。
オートフォーカスも大きく進化していると実感しました。
このレンズは本当にコストパフォーマンスに優れたレンズです。
純正レンズにこだわる方も多いですが、自信を持ってオススメできる1本です。
いつものなら1つくらいは欠点を書くのですが、今回使用するなかでは欠点という欠点はありませんでした。
それくらい良いレンズです。皆さまには大口径レンズの魅力をぜひ味わっていただきたいと思います。
きっと写真が上手くなるはずです。
F1.2 1/800Sec. PEN-F
今回はマイクロフォーサーズ用大口径標準レンズ、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」をご紹介します。
M.ZUIKO PROシリーズと云えば堅牢な防塵防滴仕様と際立った光学性能が一番のセールスポイントかとは思いますが、
このM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROのもうひとつの「売り」は開放付近での程好いにじみ。
実はマイクロフォーサーズ用の25mmレンズはオリンパス・パナソニック両社共出来の良い物ばかりでして、
F2.8以上に絞れば「どれだって良くないか?」とさえ感じてしまうものでして・・・
そんなワケで、今回は絞り開放メインで撮影しております。
船のキャビンあたりにAF合焦させたかったのですが、この時は合焦不能となりましてMFに変更。
こんな時、クラッチフォーカス機構であればファインダーから目を離すことも無く一発切り替えが可能です・・・
一発でAFで決めたかったんですけどね。
船体だけでなく、背後も一枚ヴェールがかかったような淡いにじみが見て取れます。
F1.2 1/16000Sec. PEN-F ほんのり周辺光量落ち
真昼間でも電子シャッターが使えると、安心して絞り開放を使えます・・・とは云いながら、
実はPEN-Fの電子シャッター最高速は1/16000Sec.。
流石に上限いっぱいでした。
E-M1 MARKIIであれば1/32000Sec.まで使えるのですが、
モノクロプロファイルやらカラープロファイ等々の機能を使いたくなるかも知れないと思って
今回はPEN-Fをチョイスとなりました。
ハンドグリップ込みでの全備重量は余裕で1kg未満。腰痛もちでも楽しめる重量です。
F1.2 1/320Sec. ASA4000 モノクロプロファイル
ちょいと粒状感を出したモノクロなら、カラーほどはノイズが気にならない・・・かも。
しかも大口径レンズとなれば、感度をガツンと上げて手持ち撮影で楽しめます。
F1.2 PEN-F
カタログスペックでは最短撮影距離0.3mとなっておりますが、感覚としてはも少し寄れてるんじゃないか?
と云った印象。私物のパナライカ25mmF1.4よりも寄れるな・・・と感じながら撮影しておりました。
F1.2 PEN-F 前ボケも問題なし
今回使用したM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO、堅牢性を要求される「PROシリーズ」
レンズだけに小型軽量ち云い切れるかどうか微妙な質感のレンズですが、
マイクロフォーサーズ界においては寄れる大口径標準レンズとして絶対的な魅力を振り撒いています。
ここしばらく調子に乗ってるフルサイズミラーレスブームなんてしゃらくせぇぜ!
なんてお感じの方に是非ともオススメしたいレンズでした。
F1.2で撮影
今回は、2018年1月発売予定の新製品レンズ「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」を試す機会がありましたので、
その使用レビューをお届けしたいと思います。
このレンズは、「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」と同じように、
「美しくにじむボケ」と「高解像度」の両立ということをコンセプトに開発されたレンズです。
まずは「美しくにじむボケ」を試してみました。
ピント面は実にシャープで、アウトフォーカス面にかけては、滑らかでやわらかく美しいボケを実現しています
。ボケの質が本当にキレイで、ボケているアウトフォーカス部分にざわつきは感じられず、これが「美しくにじむボケ」なんだと実感いたしました。
F1.2で撮影 F2で撮影
絞りによるボケの変化を見てみました。
F1.2で撮影した写真のボケは大きく、背景の円形のボケは周辺がにじみ、このレンズならではのボケ味が表現できました。
F2で撮影した写真のボケは少し硬い印象になりますが、それでもキレイな円形を保ち、ピント面のイチョウの葉っぱはF1.2よりシャープになりました。
撮影する被写体や状況に応じて、絞りを変えてみるのも良いでしょう。
F1.2で撮影
このレンズは17mm(35mm換算34mm相当)という準広角レンズですので、開放F値での周辺光量落ちがないか撮ってみました。
結果はご覧のように、周辺光量落ちは見られず、ただただこのレンズの抜けの良い描写力だけが伝わってくる1枚となりました。
白の階調もしっかり描写されており、青空も気持ちの良いキレイな発色です。
カメラの仕上がり設定(ピクチャーモード)もスタンダードのナチュラルで、PLフィルターも使用していません。
もちろん画像加工はしていません。JPEGの撮って出しのデータで、この仕上がりです。
レンズ性能だけでなく、改めてE-M1 MarkIIの良さも感じました。
F1.2で撮影 F8で撮影
上の2枚は逆光耐性をテストするために撮影した写真です。
開放絞りのF1.2で撮影した写真は、太陽の位置が高いにもかかわらず、ゴーストは発生することなくヌケの良い1枚となりました。
また太陽の形がはっきりと描写されたことには、少し驚きました。
そしてF8で撮影した写真ですが、これは太陽の光をクロスにしようと思い、絞り込んで撮影しました。
絞るとなぜかゴーストが発生。
しかし、嫌味のあるゴーストではなく、ある意味これくらいのゴーストは出て当たり前ではないでしょうか。
逆に、この状況でもコントラストの低下もなく、これだけの描写をしてくれれば十分だと思います。
F1.2で撮影
17mm(35mm換算34mm相当)という画角とF1.2という明るさは、夜のスナップ写真には最適です。
私はスナップ写真が苦手ですので、上のような写真しか撮れませんが、F1.2という明るさから、
手持ち撮影でもバンバン撮影でき、また街の光をキレイにボカすこともできます。
背景の光のボケが「にじむボケ」になっています。
「美しくにじむボケ」と「高解像力」はしっかり実感できました。
オリンパスさんのこだわりがぎっしり詰まったレンズだと感じました。
このM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROの登場で、25mm、45mmと合わせてF1.2のPROレンズが3本揃いました。
こだわりのボケの質と高解像度も同じような感じです。
あとは、撮影する被写体に合わせて選ぶだけです。
今回の17mmは街スナップなどに、25mmはスナップから人物写真まで幅広いシーンで活躍しそうです。
そして45mmはポートレートや花の撮影にオススメです。
オリンパスのPROレンズにはF2.8通しのズームレンズもありますが、さらに上を求めるなら単焦点のPROレンズが最高です。
F1.4 1/8000Sec. F8 1/500Sec.
今回レモン社銀座店からご紹介するのは、SONY Eマウント用大口径単焦点レンズ「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA SEL35F14Z」です。
高度非球面レンズ(AAレンズ)1枚を含む3枚の非球面レンズを使用し、
当然ながらZEISSのお家芸「T*コーティング」を施したヌケの良い大口径レンズですが・・・流石にちょっと大きいですね。
本気度の高い方限定でオススメしたいレンズです。9枚羽根円形絞りの採用でボケも良好です。
いざボディに装着してAFチェックをすると、AFは特別速いワケではないと云うのが率直な印象でしたが、
スナップ・風景・ポートレートであればまず問題は無いレベルだと思います。
SONYさんからは同じ焦点距離の単焦点レンズとしてゾナーFE35mmF2.8が出ているので、今回は絞り開放をメインに撮影してみました。
又、敢えて周辺光量補正はOFFにしています。
良い感じに周辺光量がしっかり落ちてくれました。光量落ちは大きい方ですね。背景の雲もふんわりとボケています・・・が、
さすがに真夏の日中絞り開放は厳しいかったです。
同じアングルで絞ってみると・・・
さすがにシャッキリした仕上がりになりますが、多分ゾナーFE35mmF2.8の方がシャキシャキ感は強いのでは?と云う印象です。
F1.4 1/8000Sec. F1.4 1/2000Sec.
仔細に見ると、白部分の色収差が開放では感じられましたがF2程度に絞るとかなり軽減します
F1.4 1/6400Sec. F1.4 1/8000Sec.
無限遠で絞り開放と云う意地悪な条件で。さすがに周辺部は緩くなります。
F1.6 1/640Sec.
微妙なF値になっているのはうっかり絞りリングをズラしてしまったからですが、
夏の日陰のちょっと涼やかな気分は表現できてるような気が・・・33度くらいありましたけど。
F8 1/500Sec.
光量落ちカットが多かったので、しっかり絞った画を一つ。
開放時の光量落ち・発色のグラデーションは無くなり、全面で均質・安定した発色が得られます。
大口径・ちょっとふんわり・絞っても硬過ぎない画等々をご希望の方は、是非ともご一考いただきたいレンズでした。
150mm(240mm相当) 205mm(328mm相当) 600mm(960mm相当)
このレンズの魅力は何と言っても600mmという焦点距離! これはフルサイズ機での話で、
APS-Cサイズのカメラに装着すればキヤノンなら1.6倍、ニコンなら1.5倍の焦点距離相当の画角になります。
ちなみにキヤノンのAPS-Cサイズ機に装着すると、35mm換算で240mmから960mm相当。ニコンのAPS-Cサイズ機(DXフォーマット機)に装着すると、225mmから900mm相当になります。
フルサイズ対応レンズですので、もちろんフルサイズ機に装着するのも良いのですが、APS-Cサイズ機に装着することで、さらに超望遠レンズの世界を楽しむことができます。
今回はこのレンズをキヤノンEOS7D MarkUに装着して風景、鉄道などを撮影してきましたので、写真とともにこのレンズの魅力をご紹介していきたいと思います。
それでは、まずは150-600mmの画角比較から。
琵琶湖で撮影した朝陽の写真です。ズーム幅が広いのでバリエーション豊かな表現が可能です。
150mm側では従来の写真が撮れ、600mm側では超望遠ならではの大迫力の太陽を撮ることができました。
ここで画角以外に見ていただきたいのが、ゴーストやフレアがない事!太陽が少し雲に隠れているとは言え、かなり光線の強い状況です。
それでいてこの描写。タムロン自慢のeBANDコーティングの実力なんでしょう。
600mm(960mm相当)で撮影 600mm(960mm相当)で撮影
前モデルもUSD(超音波)モーターを採用をしておりオートフォーカスは十分速いと感じていたのですが、新しい150-600mm(A022)はさらに進化をしていました。
またオートフォーカスが速いということは、動いている被写体の追従性能も上がるということで、飛行機や鉄道、野鳥やスポーツなど色んなジャンルで活躍できると感じました。
高速でやって来て、高速で走り去って行く特急列車。ともにカメラの設定はAIサーボ(他社ではAF-C)にセット、被写体を追従するようにして連写で撮影しました。
ここでは、それぞれ1カットしか掲載しませんが、どの写真もピントはバッチリでした。動きものにもしっかり喰いつくAF性能、そして瞬時に合焦するAFスピードは文句なしに使えます。
428mm(684mm相当) 1/25秒 ISO1600で撮影
手ブレ補正について。
最大手ブレ補正効果は約4.5段(VCモード3使用時)と超望遠レンズを使用する方にとっては、手ブレ補正の強化は嬉しい限りです。
前モデルの手ブレ補正効果は公表されていないものの、約1段程度はアップしているような感じです。
どれくらい効果があるのか、これも鉄道を被写体にして撮影してみました。
フィルム時代のまだ手ブレ補正機能がなかった頃は、手ブレしない安全なシャッタースピードは1/焦点距離と言われてました。
その法則からするとこの写真は1/684秒以上のシャッタースピードが必要という訳です。
しかし、どうでしょうか。1/25秒というかなり危険な領域での撮影ですが、まったくブレませんでした。
もちろん手持ち撮影です。4.5段分の補正効果は本当でした(笑)
250mm(400mm相当) ISO200 F11 1/400秒で撮影
画質について。
デジタル一眼は日々進化を続けており、その性能を引き出すためにはレンズの光学性能も重要になってきました。
前モデルの画質が悪かったとは思わないのですが、その後シグマが同じ焦点距離のレンズを発売したこともあって、
タムロンも光学設計を改良してさらに良いレンズにして発売してきました。
琵琶湖の対岸に見えた伊吹山を撮影しました。
直線距離で何十キロと離れている山で、少し霞みのかかった状況ですが、山の稜線まできっちりと描写されています。
600mm(960mm相当) ISO800 F10 1/500秒で撮影
これぞ超望遠レンズで撮りました!という写真です。望遠レンズならではの圧縮効果により、おもしろい写真に仕上がりました。
1枚の写真に3本の列車を入れることができるのは、600mmレンズのおかげです。
最後にまとめとしまして、タムロンのカタログやホームページでうたっているように、オートフォーカス性能と手ブレ補正機能には大きな進化を感じました。
オートフォーカスについては、上でも書きましたように純正レンズを使用しているかのような感覚で撮影できました。
ニコンにはAF-S200-500/5.6E VRという同じような焦点距離のレンズがありますが、
キヤノンからは発売されていませんので、キヤノンユーザーの方には嬉しい一本だと思います。
絞り:F2 シャッタースピード:1/60 露出補正:+0.3 ISO:200
今回の商品レビューは富士フイルム FUJINON XF16mm F1.4 R WRです。
35mm判換算で24mm相当で、広角レンズの代表格になりますね。
広角レンズ=パンフォーカスだけではなく、レンズの大口径化により開放での豊かな描写を示してくれるボケ味も堪能できるレンズです。
今回の実写はX-PRO2を使用しました。また、フィルムシミュレーションはベルビアを使用しました。
最短撮影距離が15cmなので、マクロレンズのようにも使うことができます。
ピントが合致した部分はシャープで、合致部から離れるほどに柔らかいボケ味ですが
窓際からの強い光によるハレーションは甘受できる範囲だと思います。
絞り:F8 シャッタースピード:1/1500 ISO:800
室内からの撮影ではダイナミックさは損なわれてしまいますね。
標準ズームも24mmからのものが多く、24mmというレンズの画角に慣れてしまったことも一因かも知れません。
絞り:F2.8 シャッタースピード:1/5400 ISO:200
屋外では周辺部のディストーションにより、広角レンズを使用した感がでます。
耐逆光性能にも優れていると思います。
絞り:F1.4 シャッタースピード:1/5400 露出補正:+1.0 ISO:400
最初のポラロイドの写真は一段絞っての写真ですが、上の花は開放の写真です。開放から安心して使えますね。
絞り:F5.6 シャッタースピード:1/6000 露出補正:-1.7 ISO:400
唯一のACROSSモードでの撮影です。
F5.6では周辺の解像力にやや不満がありますが階調の豊かさ、柔らかさは十分です。
使い込むほどに撮影者の表現力が試されるレンズではないでしょうか。
単なるズームレンズのワイド端ではない表現力を持ち合わせています。
交換レンズを増やされていく中で、選択肢の一つにされてはいかがでしょうか。
F値は少しだけ絞ってF2.8。
大阪ステーションシティの時空の広場で撮影したものです。
もともとオリンパスのPROレンズは画質には定評がありますが、もちろんこの魚眼レンズにもその血は流れています。
このレンズは開放のF1.8から高い描写が得られると言われていますので、1.3段絞ったF2.8だと更に解像度が増すはず・・・。
写真を見ると、きめ細かい線がとてもキレイに描写されていて、画像周辺部でも画質の劣化がほとんどありません。
オリンパス自慢の最先端光学技術のレンズが贅沢に使われていることが、素晴らしい描写力となっているのでしょう!
逆光性能はどうでしょうか。
わざと太陽を入れてフレーミングしました。
多少のゴーストは出ていますが、最小限に抑えられているのではないでしょうか。
逆にゴーストを上手に使い、作品に仕上げることもできそうです。
これもオリンパスの光学技術「ZEROコーティング」のおかげでしょう。
F1.8で撮影。
背景に高層ビルを入れ、街の中に咲くアジサイを表現してみました。
このレンズの最短撮影距離は12cm。レンズ先端から被写体までの距離、いわゆるワーキングディスタンスはなんと2.5cmです。
被写体に近づくことで、迫力のある写真を撮ることができます。
下の写真はほぼ最短撮影距離で撮影したものです。
今回は私の好きな滝にも持って行って撮影してみました。
いつもは超広角から中望遠レンズで撮影していますので、魚眼レンズで撮影するととても新鮮です!
滝の周辺では飛沫も多くかかり、この日もレンズを拭きながらの撮影でした。自然風景では雨などの日も良くありますので、防塵防滴だと安心して撮影できますね。
F4で撮影。兵庫県新温泉町の山にて。
曲がりくねった幹を魚眼レンズで狙うと、さらに曲がりくねって迫力のある写真になりました。
最後に、このレンズを使用して感じたことは、F1.8という明るさは暗い所でも手持ち撮影が可能だということ。
E-M1やE-M5 MarkUのボディ内5軸手ブレ補正機能と合わせれば、手持ち撮影での可能性は大きく広がります。
そして描写力。どの写真も前評判通りのヌケの良い素晴らしい画質でした。さすがは最新モデルです。
今回、私も使用して魚眼レンズのおもしろさを実感いたしました!
皆さまもぜひ魚眼レンズのおもしろさを体感してください。
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで
広角端18mm(27mm相当) 望遠端135mm(202mm相当)
GWのど真ん中、深夜から風が強まり明け初める頃まで強い雨となり・・・
そんなこんなで、レビュー用の撮影に出るのがちょっと億劫になりましたが、
困った事に今回試用したFUJIFILM「XF18-135mmF3.5-5.6R LM OIS WR」は防塵防滴仕様でして
「荒天につき撮影中止!」なんて言い訳も通用しそうにありませんでした。
この「XF18-135mmF3.5-5.6R LM OIS WR」(名前が長いので、以下XF18-135)、
7.5倍の高倍率ズームレンズで35判換算では27-202mm相当の画角となり、
日常シーンの殆どをカバー出来る便利なレンズです。
レンズ交換無しでこの画角域を持つので、山行・旅行等々重宝することかと思います。
F7.1 1/52Sec. 93mm(139mm相当) F8 1/80Sec. 135mm(202mm相当)
躑躅の花に昨夜の雨の名残が見えて一枚。
今年最初にみた紫陽花。早速スタンバってますね。望遠端開放絞りはF5.6。
今回は1段絞っていますが、背景のボケも7枚絞りながら嫌味が無いと感じます。
流石に単焦点マクロの切れ味には及びませんが、高倍率ズームとしては充分に頑張ってますね。
F8 1/120Sec. 135mm 花の番人さん発見
ほぼ最短距離の近接時には極度にピントが浅くなり、
被写体も風に揺らぐ日でしたのでF8を多用しましたが、
このXF18-135は中心部に関しては開放からキレのある描写を見せてくれます。
ところでこのXF18-135、操作部の感触は概ね良好なのですがズームリングの
望遠端間際だけ作動が重くなるようで、135mmのつもりで撮影したものの、
データを確認すると123mm前後だったなんて事がしばしば発生。
開放では周辺部がやや緩めになりますが、ちょこっと絞るだけで大きく改善するようです。
F3.5 1/1900Sec. 18mm
広角端・絞り開放・太陽はギリギリ画面外ですが、充分にヌケの良い描写をしてくれます。
F5.6 1/70Sec. 123mm
望遠端・絞り開放で・・・と思ったんですが、先程申し上げましたようにズームリングが望遠端で重くなるもので、
135mmのつもりで撮影した123mmの一枚orz・・・ま、充分にボケてくれてますけど。
天候とスケジュールの都合上あまりみっちりとXF18-135とはつきあえませんでしたが、
大変便利なズーム域とタフな防塵防滴仕様、そこそこ寄れて、ちょっと絞れば良好な画質・・・
等々魅力のあるレンズだと感じます。レンズサイズはスペック的に適正なサイズだろうとは思うのですが、
使うカメラサイズによってはやや大きく感じる方(女性ユーザーさん?)もいるかも知れません。
ただし、ホールディングは良好でした。
f5.6 1/125 ISO200 +1.0ステップ
今回のブログは、Nikon AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED のレビューです。
前回に続いての、憧れの最新設計ナノクリスタルコート短焦点レンズです。
20mmf1.8という、大口径超広角レンズですから、近距離撮影のアウトフォーカスとパースの表現力、
周辺減光の程度、絞り開放遠<景の解像力などがきっとすばらしいと、撮る前から期待してしまいます。
撮影には、ニコンD700を使用しました。
ホワイトバランスはオート、アクティブDライティングは標準、ヴィネットコントロールも標準設定で撮影しました。
元データはリサイズしています。
曇天でしたが、色の再現性はニュートラルな仕上がりで好印象でした。
まずはレンズを上方に振って、超広角レンズならではの構図を。この一枚だけでも、
このレンズの歪曲の少なさ、周辺部にまで及ぶ高解像力、ナノクリスタルコートによるハレーションの少なさ、
クリアーで抜けの良い画像を実現していることを実感しました。
f1.8 1/640 ISO200
続いて、開放f値1.8の大口径が超広角レンズでどれくらい後ボケを作るか試します。
f5.6 1/50 ISO200
僅かに、ほんの僅かに上下の水平に歪みを感じます。
しかし全体的には非常に優秀で、超広角レンズであることを全く気にさせません。
これはいいです。
f1.8 1/1000 ISO200
画面四隅に減光がはっきり出て、絞りによる減光の変化がはっきり判ります。
ですが、絞り開放から解像力が高く驚きます。ハレーションも感じさせません。
やはりナノクリスタルコートの効果なのでしょう。曇天のもとねむい感じの眼下のビル群ですが、良くコントラストと色再現をしてくれます。
ビルのディテールや造形を細部まで描写しています。
真下の交差点の横断歩道の描写を見ますと、滲み無く実に緻密に描写されています。立体感もあります。
すごいです。
f1.8 1/640 ISO200 +0.7ステップ
絞りを開放にして、最短撮影距離20cmで撮影しています。
手前の花がとても繊細に立体感をもって描写され、そして背景の建物へとなだらかなボケとなって続きます。
まさに超広角大口径レンズの世界です。
今回の試用で、このレンズが全ての性能面でとても高いレベルを実現していることが判りました。
大口径であることと、超広角レンズであることが撮影を神経質にさせるようなことがありませんでした。
これはとても驚くべき事だと思います。
かってはこのようなレンズを使う時は、開放でのハレーション・周辺光量落ちと解像力低下、アングルによる歪曲などナーバスな点を常に意識していなければなりませんでした。
最新設計と技術の向上の素晴らしさを実感した撮影でした。
当社が運営しているオンラインショップ・WEBサイトから画像や商品情報を無断で使用している「偽サイト」が発見されました。
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