F2.8 周辺光量補正無し(左上) 絞り開放 周辺光量補正あり(右上)
F5.6 補正無し(左下) F5.6 補正有(右下)
今回はSONYさんのEマウントフルサイズ対応単焦点レンズ、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(SEL35F28Z)を使ってみました。
青いZEISSマークが目立ちますが、別段ドイツブランド信者でもありませんので一切気にせずに撮影に臨みました。
AF速度は爆速とは云えませんがスナップ撮影には必要十分な速度で、今回の撮影では迷い・ためらいを見せる事はありませんでした。
無印α7と同期のレンズですが、現在でも問題を感じる事無く撮影に臨めました。
さて、作例を出す前に一つお断りをば。
ボディの「レンズ補正設定」を切った状態で一通り撮影を済ませ、その後PCで作業に掛かったのですが・・・
周辺光量落ちが予想を超えた落ち具合でして、補正無しの条件ですと人によっては「こりゃ使い物にならんわい」とか思われそうなレベルかも知れません。
そんなワケでして、このSonnar T* FE 35mm F2.8 ZAの名誉の為にも、まずは光量落ち補正有/無から見ていただこうと思います。
まずは、絞り開放で、補正の有無を。
ボディの補正機能はなかなかのモノのようです。
ところで、通常は多少絞ると周辺光量落ちは緩和されるものですが、
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZAは補正機能を使わなかった場合、多少絞っても光量落ちを見せてくれるようです。
今度はF5.6、補正の有無を。
補正無しですと、撮影条件によってはF8でもしっかりと光量落ちが認められる場合もあるのですが、これは立派な一つの個性かな・・・とも感じます。
これより、全て補正「切」状態での撮影となります。
高性能ツァイス「ゾナーT*」レンズは、35mmフルサイズセンサー搭載のα7シリーズとともに常に持ち歩けるコンパクトサイズの1本です。汎用性の高い35mmレンズとして、風景、スナップなど多彩なシーンで活躍します。また、新規光学設計により、ドイツ語で太陽を意味するSonne(ゾンネ)に由来する「ゾナー」ならではのF2.8の明るい開放絞りを実現。非球面レンズを3枚採用し、諸収差を良好に補正。すべての絞りで高いコントラストと周辺域でも高い解像力を維持しながら、徹底した小型化も実現しています。さらに、「T*(ティースター)コーティング」により色再現に優れ、リニアモーター、インターナルフォーカシングの採用により、なめらかで、高速かつ静粛なフォーカシングを可能にしています。レンズ外装には、α7シリーズ同様、防塵防滴に配慮し、ツァイスレンズにふさわしい高品位なアルミニウム素材の金属を採用しています。
レンズ構成:5群7枚
最短撮影距離:0.35m
最大撮影倍率:0.12倍
焦点距離イメージ(mm):52.5mm(*)
フィルター径:φ49mm
大きさ:最大径φ61.5mm、全長36.5mm
質量:約120g
* 撮像素子がAPS-Cサイズのレンズ交換式デジタルカメラ装着時の35mm判換算値(mm)
※ 防塵・防滴に配慮した構造になっていますが、ホコリや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
ツァイス「ゾナーT*」レンズがもたらす、画面全体の高いコントラストと解像力
高い解像力とコントラストを実現した、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA。両面非球面レンズ3枚(6面)を採用し、歪曲収差など諸収差を良好に補正。最新の光学設計とカールツァイス独自の「T*(ティースター)コーティング」により、フレアやゴーストを抑制しながら、優れた色再現・コントラストを発揮します。
α7シリーズにふさわしい、小型高性能で汎用性の高い35mm単焦点レンズ
Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA は、35mmフルサイズに対応した広角レンズです。撮影時の利便性を考慮して、フォーカシングによる全長変化がないインターナルフォーカシング方式を採用。さらに徹底した軽量化により、携行性にも優れています。α7シリーズのコンセプトにマッチする、高い画質とコンパクト性を両立しています。
使い勝手のよい開放絞り値F2.8
開放絞り値F2.8という明るさが、すべての絞りで妥協のない画質を実現。円形絞りの採用による美しいぼけも魅力です。さらに、明るいレンズで大きくなりがちなフォーカスレンズ群を新規光学設計により小型化することに成功しました。
防塵防滴に配慮した設計
α7シリーズに合わせてレンズ外装の主な部分には、防塵・防滴に配慮したシーリングを採用。厳しい環境下での使用にも対応します。また、レンズ外装には、ツァイスレンズにふさわしい高品位なアルミ外装を採用しています。
※ 防塵・防滴に配慮した構造になっていますが、ホコリや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません
小型の鏡筒にマッチする専用レンズフード
付属のレンズフードには、小型の鏡筒にマッチし、携帯性・保護性に優れたキャップタイプのフードを採用。フード自体にもフィルター用のねじを切っているため、フード装着時でもφ40.5mmのフィルターを装着できます。