阪神 野田―福島 ISO400 f2.8 1/500
このレンズで久々に電車を撮ってみました。
もともと電車を撮りたくてカメラを始めたもので、鉄道写真の分野でも50ミリは最初のレンズと昔は言われておりました。
50ミリ=標準レンズ
その画角は人の視野に最も近いといわれる一方、
望遠風にも広角風にも撮れるという万能レンズ
特に解放F1.4の50ミリは各メーカーが力を入れていたレンズと聞き及んでおります。
今回、ニコンDfにこのレンズを装着したクラシックな組み合わせで初めてのフルサイズデジタル一眼レフ撮影に臨みました。
マニュアルレンズに比べてひとまわり太くなった鏡筒は今のグリップがあるデザインのカメラボディにちょうど合います。
編成写真の定番・カーブのアウトハイ(外側を上から)が街の真ん中こんな身近なところに。
これは通り過ぎる電車ですが手前の線路を向かってくる電車だとぴったりはまりそう。雨の飛沫の描写がすごい。
また、絞り解放時の甘さはDXフォーマットで標準画角ではなく周辺を切り取った中望遠画角で魅力を感じます。
絞り込んだら夜景でさえあの描写力、
撮り方でさまざまな表現を可能にしてくれるレンズだと思います。
静かで速いオートフォーカスはそのバランスと重さからくるホールディング感のよさで撮影に集中できます。
高い点像再現性と美しいボケ味で空間を独創的に描写する、大口径標準単焦点レンズです。夜景撮影では、開放絞りで画像周辺部の点光源までも「点」に描写し、人物や静物の撮影では、被写体の佇まいを魅力的に描きます。相反する特性が写真表現の楽しさを拡げます。