ひとつの映像を作り上げる。そのすべてのプロセスにおいて、創造力を刺激する存在でありたい。フィルム時代を代表する「FM2」は、まさに撮影する真の楽しさを伝え、多くの人々に愛されてきたカメラです。そのFM2の信念を受け継ぎ、インスピレーションを得て洗練された外観デザインとダイヤル操作により、自分の思いが作品へと生まれ変わるのを実感できる Z f。ペンタプリズム部に採用した1970年代から80年代のカメラと同じNikon ロゴ、シャッターボタンや操作ダイヤルの感触など、細部にまでこだわり抜いたこの1台が、目にした瞬間、触れた瞬間から、表現への探求心を掻き立てます。
<名前に込められた哲学>
Z f の「f」には「Fusion=融合」という意味が込められています。 それは、過去、現在、未来の融合だけででなく、70年以上にわたるニコンの革新と精緻なものづくりの伝統、最先端のフルサイズミラーレス技術の結び付きを表しています。また「f」は、ニコンの歴史において象徴的なモデルであることも意味しています。
違いを楽しむことは、大切なこと。Z f の「プレミアムエクステリア」では、5色のカラー展開で自分らしさを表現できます。セピアブラウン、インディゴブルーの表情豊かな2色の定番カラーのほか、ストーングレー、モスグリーン、サンセットオレンジの深く温かみのある3色のネイチャーカラーをご用意。人工皮革部分の張替は、グリップから画像モニターの背面まで対応します。ぜひ、お気に入りのカラーで、自分らしさを表現してみてください。
Z f のピクチャーコントロールでは、シャープでダイナミックな高コントラストの「モノクローム」に加え、影から光へのグラデーションが滑らかで、中間調が豊かで温かく柔らかい印象の「フラットモノクローム」、中間調は暗めながらシャドー部の黒つぶれを抑えてダークトーンを再現する「ディープトーンモノクローム」を搭載。「ディープトーンモノクローム」では、赤の感度が高く青の感度は低いという、特徴的な階調特性・感色性で、陰影感を高めながら青空は暗く、赤い花や唇は明るめに描写できます。インスピレーションが湧いたときには、静止画/動画セレクターをカチッと回すだけで、カラーの世界からモノクロームの世界へと、一気に意識を切り換えられます。
Z f のピクチャーコントロールでは、白とびを抑えながら豊かな階調で人物の肌を表現する「リッチトーンポートレート」を搭載。人物の肌を明るく滑らかにする従来の「ポートレート」に比べ、より肌のディテールを残せるため、レタッチして仕上げる際のベース画像にも適しています。
<新次元のディテール〜ピクセルシフト撮影【NEW】>
天井画をはじめとする建築装飾の細かなディテールや美術品の緻密な色彩、昆虫や鉱物の精緻な構造などを、想像を超える没入感と質感で表現できます。Z f はピクセルシフト撮影により、モアレや偽色、ノイズを抑えた新次元の解像度と忠実度で、様々なシーンを撮影できます。4コマ、8コマ、16コマ、32コマと撮像素子の位置を微妙にずらしながら撮影することで、より正確な色情報を得ることが可能。16コマ、32コマでは約9600万画素という圧倒的な高解像度が得られます。撮影したRAW(NEF)画像は、NX Studioを使用して合成できます。
鋭いディテールが際立つ映像で、見る人の注目を集める作品を。Z f は、通常の4K UHD動画を超えるシャープな解像力を実現しています。有効画素数2450万画素のフルサイズセンサーから6Kの画像データを読み出しオーバーサンプリングで4K UHD※に変換するため、被写体をよりシャープに描写することが可能。撮影シーンの臨場感が、さらに高まります。
※4K UHD 30p/25p/24p、撮像範囲[FX]時のみ対応。
<幅広いポストプロダクションの選択肢で自分だけの動画表現を追求>
どんなシーンも、思い描いた美しい色で描写できます。カメラからの撮って出しでも、ポストプロダクションでのグレーディングでも、Z f ならスタイルのある魅力的な動画が得られます。しかも、外部レコーダーは必要ありません。カメラ内で[H.265 10-bit(MOV)]の4K UHD動画を[SDR][N-Log][HLG]で記録できるので、ポストプロダクションに必要な豊富な情報量を持つ映像を撮影可能。旅先で出会った風景の微細なディテールやストリートの高コントラストなシーン、窓際の柔らかい光で撮った人肌の質感も、意図した通りの情感で仕上げられます。
難しい光の状況下でも、露出の変化が滑らかな美しい映像を撮りたいもの。Z f はフラッグシップモデルの Z 9 と同様に、繊細な露出制御が可能となりました。MモードではISO感度を1/6ステップで細かく調整可能。明るい場所から暗い場所へ移動する際にも、滑らかに露出が変化します。さらに長秒時設定にも配慮しており、SモードでもMモードでも、シャッタースピードを最長1/4秒まで設定できます。
クリエイティブの可能性をさらに拡げる、多彩なアクセサリーに対応しています。あらかじめ Z f と接続したリモートグリップ MC-N10(別売)をARRI規格準拠のロゼットにアダプターを装着することで、三脚のパン棒やショルダーリグのハンドル、ジンバルなどと組み合わせて、露出制御やオートフォーカスなどのリモート操作が可能。表現の幅が拡がります。さらに、提携アクセサリーメーカーのカメラ用マイクロホン、ジンバル、ケージなど、多彩なアクセサリーに対応※しており、快適な動画撮影をサポートします。
※すべての動作を保証している訳ではありません。
<どんなシーンも自由に、確実に撮影>
<動く被写体を追い続ける多彩なAFエリアモード>
美しいボケを背景にした動きのある人物ポートレートや、元気に駆け回るペットなどの撮影時に、瞬間の動きをシャープに切り取れます。ディープラーニング技術を用いたAFの優れた被写体検出と、Z 9 や Z 8 にも搭載の画像処理エンジン EXPEED 7により、被写体検出時に高い追従性を発揮。静止画撮影ではAFエリアモードを、被写体の不規則な動きをシャープに捉え続ける3D-トラッキングに、動画撮影ではターゲット追尾AFを設定すれば、動く被写体をスムーズに追い続けることが可能です。
<狙った構図で確実に撮る。様々な場面で有効なAFの被写体検出>
街で見かけた猫に心惹かれて、急いでカメラを構える。そんなシーンでも、狙った被写体へのピント合わせはカメラにまかせて、構図づくりに集中できます。人物(目、顔、頭部、上半身)、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類の被写体を検知し、自動的に捕捉・追尾。検知したい対象を設定する必要がありません。Z 9 や Z 8 と同じく、人物検出では世界最小サイズ(撮像範囲の長辺の約3%)※1の小さな顔まで検出可能。雄大な自然の中で人物の全身を撮影する場合や、遠くから歩いてくる人物を動画で捉える場合などに有効です。さらに、AF用の露出をライブビュー用の露出とは別に制御するため、従来ではピント合わせが困難であった強い逆光の中でシルエットのようになった人物も、より正確に捉えることが可能。また、AFアルゴリズムの進化により、-10EV※2の低輝度でもAFで撮影できるため、月明かりや薄暗い屋内でのポートレート撮影もスムーズに行えます。
水たまりを飛び越えようとする子どもや飛び立とうとする鳥など、連続した動きの中の決定的な瞬間を Z f なら撮影できます。約14コマ/秒※1の高速連続撮影のほか、ハイスピードフレームキャプチャー+(C30)設定時には、画像処理エンジン EXPEED 7の高い処理能力により最高約30コマ/秒※2の高速連続撮影が可能。AF/AEもすべての撮影コマで追従するので、瞬間のダイナミズムをシャープに、優れた露出で記録します※3。
Z f のボディー内VRは、AI画像解析に基づくアルゴリズムの進化により、Z シリーズで最も優れた8段分※の手ブレ補正効果を発揮します。画質を美しく保つため、ISO感度を抑え、シャッタースピードをより低速にしても、手持ち撮影時の手ブレを心配する必要はありません。光量の少ない場所やスローシャッターでの創造的な表現など、手持ち撮影の可能性が拡がります。
※CIPA規格準拠。NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(望遠端、NORMALモード)使用時。
<中央にない被写体をシャープに保つ、世界初※1のフォーカスポイントVR※2【NEW】>
風景撮影時に、建造物やランドマークを画面の中心から外して配置すると、優れた構図になることが知られています。これまでのボディー内VRは主に画面の中心付近のブレを抑えていましたが、Z f では、世界初のフォーカスポイントVRにより、被写体が画面内のどこにあっても、フォーカスポイント付近のブレを抑えることが可能。そのため、画面の隅に被写体を配置するような場合でも、思い通りの構図でシャープに撮影できるため、手持ち撮影の可能性が大きく拡がります。
※1.2023年9月20日現在、ミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。
※2.VR非搭載のNIKKOR Z レンズ使用時で、静止画時のみ。フォーカスポイントが複数時は非可動。
<光から影までを豊かな階調で描くHEIF形式>
夜明けの空を背景に、ガラス張りの建造物を朝の光が照らし出す。そんな印象的なシーンを階調豊かに表現するには、情報量の多い画像が必要となります。HEIF(High Efficiency Image File)は、豊かな階調をHDR画像の標準である10bitのHLGガンマで記録。静止画だけでなく、カメラ内で4K UHD HLGのタイムラプスムービーを作成することも可能。Z f とHDR(HLG)対応のモニターやテレビを接続すれば、HEIF画像や映像鑑賞も楽しめます。
<思い通りの肌質とトーンで、ポートレートの魅力を最大に>
Z f の美肌効果は、顔のキメの粗い部分をやわらげ、目やまつ毛、眉や髪の毛などをシャープに描写します。しかも、効果はカメラ内で最適化して自動調整。さらに人物印象調整で、被写体の肌の色を明るさ(暗い・明るい)と色相(イエロー・マゼンタ)の2軸で細かく調整することも可能。ホワイトバランスの色温度調整も、A-B軸(アンバー・ブルー)とG-M軸(グリーン・マゼンタ)で行えます。どちらの機能もリアルタイムに被写体の肌の色を確認しながら設定できます。
どんな時にでも安心して持ち歩けるよう、ボディーの前カバーとトップカバーには、マグネシウム合金を採用。衝撃に強く、外出先でも気軽に撮影を楽しめます。また Z 8 と同等の優れた防塵・防滴性能※により、外観カバーの接合部やシャッターボタン、バリアングル式画像モニターの機構部なども、効果的にシーリング。さらに、0℃までカメラの動作を保証しており、クリエイティブな旅を共にし、長く愛用できる、高い耐久性を実現しています。
※すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
<ダブルスロットで二重の安心>
撮影に集中したい時には、記録媒体の容量を心配したくないもの。Z f はmicroSDカードの採用により、ボディーを大型化させることなく、SDカードも使えるダブルスロットを実現。長時間の撮影時に発生しやすいカード容量オーバーへの対応や、画像データのリアルタイムバックアップとして、2枚目のカードを使用することができるので、安心して撮影に臨めます※。
また、NX Studio (Ver.1.5.0)ではPicture Control Utility 2の機能を統合。ピクチャーコントロールのカスタマイズや取り込んだ画像への適用、カスタマイズしたピクチャーコントロールをカメラに読み込ませて使用するなど、1つのソフトウェア内でピクチャーコントロールの調整・適用・管理が行えます。
焦点距離40mmの標準的な画角により、スナップからポートレートまで、幅広いシーンと被写体を高画質で撮影できます。APS-Cサイズ/DXフォーマットの Z カメラに装着すると60mm相当(35mm判換算)の画角となり、中望遠レンズならではのボケを活かした立体感のある表現で、被写体を印象的に際立たせることができます。
愛しさを形に ― 手と、目と、心を通して自分にしかできない表現を。
ひとつの映像を作り上げる。そのすべてのプロセスにおいて、創造力を刺激する存在でありたい。フィルム時代を代表する「FM2」は、まさに撮影する真の楽しさを伝え、多くの人々に愛されてきたカメラです。そのFM2の信念を受け継ぎ、インスピレーションを得て洗練された外観デザインとダイヤル操作により、自分の思いが作品へと生まれ変わるのを実感できる Z f。ペンタプリズム部に採用した1970年代から80年代のカメラと同じNikon ロゴ、シャッターボタンや操作ダイヤルの感触など、細部にまでこだわり抜いたこの1台が、目にした瞬間、触れた瞬間から、表現への探求心を掻き立てます。
Z f の「f」には「Fusion=融合」という意味が込められています。 それは、過去、現在、未来の融合だけででなく、70年以上にわたるニコンの革新と精緻なものづくりの伝統、最先端のフルサイズミラーレス技術の結び付きを表しています。また「f」は、ニコンの歴史において象徴的なモデルであることも意味しています。
手にした瞬間から、撮る道具としての本格感が味わえます。シャッターボタンや電源スイッチをはじめ、シャッタースピード、露出補正、ISO感度の各ダイヤルには、質感の高い真鍮を採用。各ダイヤルのクリック音と感触は、試作と調整を重ね、使いやすさと心地良さを追求しています。また、撮影をサポートしながらもデザイン性に優れたグリップや、触り心地と質感を向上した人工皮革、押し心地を重視したシャッターボタンも特長のひとつ。細部へのこだわりが、上質な操作感を実現します。
違いを楽しむことは、大切なこと。Z f の「プレミアムエクステリア」では、5色のカラー展開で自分らしさを表現できます。セピアブラウン、インディゴブルーの表情豊かな2色の定番カラーのほか、ストーングレー、モスグリーン、サンセットオレンジの深く温かみのある3色のネイチャーカラーをご用意。人工皮革部分の張替は、グリップから画像モニターの背面まで対応します。ぜひ、お気に入りのカラーで、自分らしさを表現してみてください。
写真の要は光です。被写体への光のあたり方、影とのコントラスト、そして現れる個性的な瞬間。モノクロームは単に白と黒の世界ではありません。光と影の純粋な質感で表現し、形と奥行きというシンプルなグラフィック要素で構成される世界。情報が少ないからこそ、これまでにない視点が生まれ、表現の可能性が拡がります。
Z f のピクチャーコントロールでは、シャープでダイナミックな高コントラストの「モノクローム」に加え、影から光へのグラデーションが滑らかで、中間調が豊かで温かく柔らかい印象の「フラットモノクローム」、中間調は暗めながらシャドー部の黒つぶれを抑えてダークトーンを再現する「ディープトーンモノクローム」を搭載。「ディープトーンモノクローム」では、赤の感度が高く青の感度は低いという、特徴的な階調特性・感色性で、陰影感を高めながら青空は暗く、赤い花や唇は明るめに描写できます。インスピレーションが湧いたときには、静止画/動画セレクターをカチッと回すだけで、カラーの世界からモノクロームの世界へと、一気に意識を切り換えられます。
一人ひとりのクリエイターが持つ個性を、目の前のシーンに反映できます。自分のイメージに合わせて色みや表現を変更できるピクチャーコントロールやCreative Picture Controlは、簡単に設定できるだけでなく、適用した効果を画像モニターですぐに確認可能。その時々で違う感情、雰囲気、温度感やトーンを自分らしく伝える、美しい静止画や動画を実現します。さらに、Creative Picture Controlの効果の適用度は、0〜100の範囲で好きな色みに調整できるため、直感的に、より細かな作り込みが可能です。
リッチトーンポートレート【NEW】
Z f のピクチャーコントロールでは、白とびを抑えながら豊かな階調で人物の肌を表現する「リッチトーンポートレート」を搭載。人物の肌を明るく滑らかにする従来の「ポートレート」に比べ、より肌のディテールを残せるため、レタッチして仕上げる際のベース画像にも適しています。
天井画をはじめとする建築装飾の細かなディテールや美術品の緻密な色彩、昆虫や鉱物の精緻な構造などを、想像を超える没入感と質感で表現できます。Z f はピクセルシフト撮影により、モアレや偽色、ノイズを抑えた新次元の解像度と忠実度で、様々なシーンを撮影できます。4コマ、8コマ、16コマ、32コマと撮像素子の位置を微妙にずらしながら撮影することで、より正確な色情報を得ることが可能。16コマ、32コマでは約9600万画素という圧倒的な高解像度が得られます。撮影したRAW(NEF)画像は、NX Studioを使用して合成できます。
合成した際の画質が最も良くなる32コマの撮影がおすすめです。
ピクセルシフト合成した画像の画質を向上させるために、ピクセルシフト撮影前に[ピクセルマッピング]を実行することをおすすめします。
鋭いディテールが際立つ映像で、見る人の注目を集める作品を。Z f は、通常の4K UHD動画を超えるシャープな解像力を実現しています。有効画素数2450万画素のフルサイズセンサーから6Kの画像データを読み出しオーバーサンプリングで4K UHD※に変換するため、被写体をよりシャープに描写することが可能。撮影シーンの臨場感が、さらに高まります。
※4K UHD 30p/25p/24p、撮像範囲[FX]時のみ対応。
どんなシーンも、思い描いた美しい色で描写できます。カメラからの撮って出しでも、ポストプロダクションでのグレーディングでも、Z f ならスタイルのある魅力的な動画が得られます。しかも、外部レコーダーは必要ありません。カメラ内で[H.265 10-bit(MOV)]の4K UHD動画を[SDR][N-Log][HLG]で記録できるので、ポストプロダクションに必要な豊富な情報量を持つ映像を撮影可能。旅先で出会った風景の微細なディテールやストリートの高コントラストなシーン、窓際の柔らかい光で撮った人肌の質感も、意図した通りの情感で仕上げられます。
動きのある被写体を美しく、風になびく髪の毛などの細部を描きたい時に、4K UHD 60pはその動きをきれいに捉えます。24pで出力すると2.5倍のスローモーションになるため、瞬間をドラマチックに演出することも可能。長時間にわたるシーンでは、どの瞬間も逃すことがないよう、4K UHD 60pで最長125分※2まで記録できます。
※1.撮像範囲[DX]時のみ対応。
※2.[H.265 8-bit(MOV)]、自動電源OFF温度が[高]、温度23℃、Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c使用、USB給電時。推奨カードの使用をおすすめします。
明るさが目まぐるしく変わるようなシーンでは、シャッタースピードを固定するのがおすすめ。そんな時に活躍するのがシャッター優先オート(S)モードです。ISO感度と絞りで露出制御することで、蛍光灯下でのフリッカーを抑えることができ、暗い場所から明るい場所へ移動するシーンでも、シャッタースピードの変化によって被写体の動きが不自然にならず、自然な動画を撮影できます。
スムーズで安定したカメラワークは、魅力的な動画に欠かせない要素のひとつです。5軸補正のボディー内センサーシフト方式VRにより、手持ち撮影時でも滑らかで鮮明な映像を実現します。歩きながら撮影する場合には、ボディー内VRと電子手ブレ補正※1を組み合わせて撮影するとより効果的。Z 9 同等の高い補正効果で、広角レンズでの撮影時に発生しやすい画像の歪みも軽減※2します。
※1.電子手ブレ補正使用時、レンズに表記されている焦点距離の約1.25倍のレンズに相当する画角になります。
※2.NIKKOR Z レンズ使用時。
難しい光の状況下でも、露出の変化が滑らかな美しい映像を撮りたいもの。Z f はフラッグシップモデルの Z 9 と同様に、繊細な露出制御が可能となりました。MモードではISO感度を1/6ステップで細かく調整可能。明るい場所から暗い場所へ移動する際にも、滑らかに露出が変化します。さらに長秒時設定にも配慮しており、SモードでもMモードでも、シャッタースピードを最長1/4秒まで設定できます。
様々な場所で動画撮影する場合、作品の質を一貫して保てるようにコントロールする必要があります。ZfはZ9やZ8と同様の優れたアシスト機能を搭載。画像モニターの画面上で映像のディテールを確認できるため、狙い通りの結果が得られます。
アシスト表示:中間輝度領域を表示できる「ゼブラ表示」により、人物撮影の際に輝度レベルを統一。白とびも防げます。
「ウェーブフォームモニター」表示:構図内の白とび、黒つぶれを簡単に確認できます。
動画記録中の赤枠表示:録画中であることをひと目で確認できます。
動画記録中の拡大表示:録画中に拡大表示ができるため、ピントが合っているかを確認できます。表示倍率は50%、100%、200%から選べます。
動画情報表示:階調モードや出力ビット数、画像サイズ/フレームレートなどをひと目で確認できます。
クリエイティブの可能性をさらに拡げる、多彩なアクセサリーに対応しています。あらかじめ Z f と接続したリモートグリップ MC-N10(別売)をARRI規格準拠のロゼットにアダプターを装着することで、三脚のパン棒やショルダーリグのハンドル、ジンバルなどと組み合わせて、露出制御やオートフォーカスなどのリモート操作が可能。表現の幅が拡がります。さらに、提携アクセサリーメーカーのカメラ用マイクロホン、ジンバル、ケージなど、多彩なアクセサリーに対応※しており、快適な動画撮影をサポートします。
※すべての動作を保証している訳ではありません。
美しいボケを背景にした動きのある人物ポートレートや、元気に駆け回るペットなどの撮影時に、瞬間の動きをシャープに切り取れます。ディープラーニング技術を用いたAFの優れた被写体検出と、Z 9 や Z 8 にも搭載の画像処理エンジン EXPEED 7により、被写体検出時に高い追従性を発揮。静止画撮影ではAFエリアモードを、被写体の不規則な動きをシャープに捉え続ける3D-トラッキングに、動画撮影ではターゲット追尾AFを設定すれば、動く被写体をスムーズに追い続けることが可能です。
街で見かけた猫に心惹かれて、急いでカメラを構える。そんなシーンでも、狙った被写体へのピント合わせはカメラにまかせて、構図づくりに集中できます。人物(目、顔、頭部、上半身)、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類の被写体を検知し、自動的に捕捉・追尾。検知したい対象を設定する必要がありません。Z 9 や Z 8 と同じく、人物検出では世界最小サイズ(撮像範囲の長辺の約3%)※1の小さな顔まで検出可能。雄大な自然の中で人物の全身を撮影する場合や、遠くから歩いてくる人物を動画で捉える場合などに有効です。さらに、AF用の露出をライブビュー用の露出とは別に制御するため、従来ではピント合わせが困難であった強い逆光の中でシルエットのようになった人物も、より正確に捉えることが可能。また、AFアルゴリズムの進化により、-10EV※2の低輝度でもAFで撮影できるため、月明かりや薄暗い屋内でのポートレート撮影もスムーズに行えます。
※1.2023年9月20日現在、ミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。
※2.静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20℃。
軽やかに走る自転車を構図のポイントにしたい時にはオートエリアAFが活躍します。画面の縦約89%、横約96%の範囲をカバーする273点のAFポイント※が、小さな被写体や動きのある被写体を遠くからでも画面の端から端まで追尾できるので、意図した構図で狙った瞬間を、より確実に捉えます。
※静止画モード、撮像範囲[FX]、シングルポイントAF時。
一般的に、狙った被写体の周囲には沢山の被写体があるため、カメラのAFが迷うことも少なくありません。カスタムワイドエリアAFでは、狙った構図で撮影に臨めるよう、特定範囲に絞ったAFが可能。静止画撮影では77パターン、動画撮影では66パターンのAFエリアから選択できるので、幅広いシーンでより確実に被写体を捉えることができます。
マニュアルフォーカスレンズで個性的な表現を追求したい時にも、被写体へのピント合わせが簡単です。画像処理エンジン EXPEED 7によって、ディープラーニング技術を活用した被写体検出がさらに進化。従来はAF時だけであった被写体検出を、マニュアルでのピント合わせでも行えるようになりました。人物撮影では、被写体検出により自動でフォーカスエリアが人物の目に移動するので、その部分を拡大表示すれば、マニュアルフォーカスでのピント合わせがスムーズに、より確実に行えます。電子接点のあるマニュアルフォーカスレンズの場合、フォーカスエイドが使用できるので、さらにピントが合わせやすくなります。
水たまりを飛び越えようとする子どもや飛び立とうとする鳥など、連続した動きの中の決定的な瞬間を Z f なら撮影できます。約14コマ/秒※1の高速連続撮影のほか、ハイスピードフレームキャプチャー+(C30)設定時には、画像処理エンジン EXPEED 7の高い処理能力により最高約30コマ/秒※2の高速連続撮影が可能。AF/AEもすべての撮影コマで追従するので、瞬間のダイナミズムをシャープに、優れた露出で記録します※3。
※1.高速連続撮影(拡張)時の最大撮影速度。
※2.JPEG[L]、NORMALに固定。推奨カードの使用をおすすめします。
※3.電子シャッター使用時は、被写体や撮影条件によって、ローリングシャッター歪みが発生することがあります。
心をハッとさせる瞬間が、シャッターボタンを押すよりも速く過ぎ去ってしまうのはよくあること。例えば、鳥が飛び立つ瞬間など、あらかじめ決めた構図の中で決定的な瞬間を待つ時には、プリキャプチャーを使えば、その瞬間をより確実に捉えることが可能です。シャッターボタンを半押し※2した状態から全押しすると、最大1秒前から記録できるので、自分が反応するよりも速く過ぎ去る瞬間を撮影できます。
※1.画質モード[NORMAL]のJPEG画像を記録。画像サイズL(約24.4メガピクセル)・撮像範囲[FX(36×24)]または画像サイズL(約10.6メガピクセル)・撮像範囲[DX(24×16)]。推奨カードのご使用をおすすめします。最高約30コマ/秒の高速連続撮影が可能なフレームキャプチャー+(C30)で撮影する場合に設定できます。
※2.AF-ONを割り当てたボタンで操作する場合、ボタン押下時点からバッファリングを開始します。
屋内の人工照明下でのスポーツなど動きのある被写体の静止画撮影時にも、フリッカーを抑えてきれいに撮れます。高速連続撮影や低速連続撮影時にフリッカー低減効果を優先できるだけでなく、コマ速を優先したい高速連続撮影(拡張)時にも使用できます。
フルサイズ/FXフォーマットは、単なるセンサーサイズの話ではなく、自分の世界をさらに美しい記録へと導いてくれるもの。被写体を柔らかな背景で際立たせ、多くの光と色をより正確に豊かな階調で捉えるため、夜明けや日没の空のニュアンスやトーンも繊細に表現できます。APS-Cサイズ/DXフォーマットのカメラに比べ、同じ焦点距離のレンズでもより広い画角で撮影できるので、風景をそのままダイナミックに撮ることも可能。大きいのはセンサーサイズだけではありません。表現の可能性もさらに大きく拡げてくれます。
夜のシーンや暗い屋内でも、これまで感じることのできなかった質感や臨場感を、優れた常用最高感度ISO 64000で実現します。裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン EXPEED 7との相乗効果で、繊細なディテールや質感もよりシャープに、より高い彩度で描けます。低光量下でノイズが出やすい平坦部の中間調も、よりきれいに表現可能。ISO感度を上げてもノイズが少なく、さらに幅広いシーンでの撮影チャンスが期待できます。スターライトビューも搭載しており、極端に暗いシーンでの撮影も、カメラの表示明度を上げることで構図の確認が容易になり、-10EV※の暗さでもAFでスムーズなピント合わせが可能です。
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20℃。
Z f のボディー内VRは、AI画像解析に基づくアルゴリズムの進化により、Z シリーズで最も優れた8段分※の手ブレ補正効果を発揮します。画質を美しく保つため、ISO感度を抑え、シャッタースピードをより低速にしても、手持ち撮影時の手ブレを心配する必要はありません。光量の少ない場所やスローシャッターでの創造的な表現など、手持ち撮影の可能性が拡がります。
※CIPA規格準拠。NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(望遠端、NORMALモード)使用時。
風景撮影時に、建造物やランドマークを画面の中心から外して配置すると、優れた構図になることが知られています。これまでのボディー内VRは主に画面の中心付近のブレを抑えていましたが、Z f では、世界初のフォーカスポイントVRにより、被写体が画面内のどこにあっても、フォーカスポイント付近のブレを抑えることが可能。そのため、画面の隅に被写体を配置するような場合でも、思い通りの構図でシャープに撮影できるため、手持ち撮影の可能性が大きく拡がります。
※1.2023年9月20日現在、ミラーレスカメラにおいて。ニコン調べ。
※2.VR非搭載のNIKKOR Z レンズ使用時で、静止画時のみ。フォーカスポイントが複数時は非可動。
夜明けの空を背景に、ガラス張りの建造物を朝の光が照らし出す。そんな印象的なシーンを階調豊かに表現するには、情報量の多い画像が必要となります。HEIF(High Efficiency Image File)は、豊かな階調をHDR画像の標準である10bitのHLGガンマで記録。静止画だけでなく、カメラ内で4K UHD HLGのタイムラプスムービーを作成することも可能。Z f とHDR(HLG)対応のモニターやテレビを接続すれば、HEIF画像や映像鑑賞も楽しめます。
Z f の美肌効果は、顔のキメの粗い部分をやわらげ、目やまつ毛、眉や髪の毛などをシャープに描写します。しかも、効果はカメラ内で最適化して自動調整。さらに人物印象調整で、被写体の肌の色を明るさ(暗い・明るい)と色相(イエロー・マゼンタ)の2軸で細かく調整することも可能。ホワイトバランスの色温度調整も、A-B軸(アンバー・ブルー)とG-M軸(グリーン・マゼンタ)で行えます。どちらの機能もリアルタイムに被写体の肌の色を確認しながら設定できます。
ディープラーニング技術を活用し、状況の違いを認識して、絞りやシャッタースピード、 ISO感度などを被写体や状況に応じてカメラが自動で調整します。美しいボケを活かしたポートレートも、全員の顔にピントが合ったグループ写真も、最適なカメラ設定できれいに撮れます。
美しく盛り付けられた料理を真俯瞰で撮影したり、街中を歩く友人を低いアングルで動画撮影したりも思いのまま。自分だけのアングルで、柔軟に、確実に、簡単に撮影できるようになりました。画像モニターは、バリアングル式の3.2型でタッチパネルを採用。どんな姿勢でも操作しやすく見やすいので、思い通りの構図でより確実なピント合わせが可能です。
縦位置撮影がこれまでよりも簡単に、より直観的に行えます。カメラを縦向きにすると、情報表示やi(アイ)メニュー画面が自動的に縦向きの表示に切り換わるので、画面の確認や設定などへのアクセスがスムーズにできます。また、画像再生時にカメラを縦向きにすると、再生画像も自動的に縦位置表示されます。
カメラをホールドしたまま、指のスライドとダブルタップで簡単に操作できるタッチFnを搭載。EVFでの撮影中もスムーズに、フォーカスポイント移動や瞳の切り換え、ガイドラインや水準器の表示、拡大画面への切り換えが行えます。誤操作を防止するために、タッチ操作領域を9パターンから設定できます。
どんな時にでも安心して持ち歩けるよう、ボディーの前カバーとトップカバーには、マグネシウム合金を採用。衝撃に強く、外出先でも気軽に撮影を楽しめます。また Z 8 と同等の優れた防塵・防滴性能※により、外観カバーの接合部やシャッターボタン、バリアングル式画像モニターの機構部なども、効果的にシーリング。さらに、0℃までカメラの動作を保証しており、クリエイティブな旅を共にし、長く愛用できる、高い耐久性を実現しています。
※すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
撮影に集中したい時には、記録媒体の容量を心配したくないもの。Z f はmicroSDカードの採用により、ボディーを大型化させることなく、SDカードも使えるダブルスロットを実現。長時間の撮影時に発生しやすいカード容量オーバーへの対応や、画像データのリアルタイムバックアップとして、2枚目のカードを使用することができるので、安心して撮影に臨めます※。
※画像サイズが大きい動画やフレームレートが高い動画の撮影および再生には、最大250MB/s以上の転送速度を持つ UHSスピードクラス3以上のSDカードをおすすめします 。
イメージセンサーを常に最高の状態に保つため、Z f はフラッグシップモデルの Z 9 と同等の保護機能を搭載。イメージセンサー前の光学フィルター上に、ゴミやホコリの付着を防ぐ導電コートと付着した汚れを簡単に拭き取れるフッ素コートを併用したダブルコートを採用しています。
ワイヤレス接続が可能な「SnapBridge」アプリにより、スマートフォンやタブレット端末への画像や動画の転送が簡単に行えます。撮った画像の自動転送はもちろん、手動による転送やSNSへの共有なども可能。セルフポートレートやセルフVlogのように、ひとりで撮影する場合には、自分のスマートフォンやタブレット端末をモニター代わりに、リモート撮影も行えます。
SnapBridgeは、最新ファームウェアのアップデートにも利用できます。
カメラに内蔵したWi-Fi機能、Bluetooth機能は、SnapBridgeアプリがインストールされたスマートフォン/タブレット端末との接続を行う時のみ有効になります。
iOSおよびAndroid(TM)端末の動作環境は、Apple App Store(R)またはGoogle Play(TM)にてご確認ください。
本アプリケーションはすべての端末での動作を保証しておりません。
SnapBridgeアプリとファームウェアは常に最新のバージョンをダウンロードしてお使いください。最新のファームウェアは ダウンロードセンター からダウンロードできます。
Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、株式会社ニコンはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
Apple(R)、App Store(R)、Appleロゴ、iPhone(R)、iPad(R)およびiPod touch(R)は米国およびその他の国々で登録された、Apple Inc.の商標です。
iOSの商標は、米国およびその他の国におけるCiscoのライセンスに基づいて使用しています。
iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づいて使用しています。
Android(TM)およびGoogle Play(TM)はGoogle Inc.の商標です。
NX Studioは、静止画や動画の閲覧、現像、編集などに最適なニコン純正のパソコン専用ソフトウェアです。ピクセルシフト撮影で得たRAW(NEF)画像を、一つのRAWファイルに合成し、編集・書き出しが行えます。階調モード[SDR]のRAWやJPEG画像に加え、[HLG]で撮影した情報量の豊かなRAW画像を編集したり、HEIF※画像の表示や編集も可能。NX Studioには、HLG画像を扱うための様々な編集機能が用意されています。
また、NX Studio (Ver.1.5.0)ではPicture Control Utility 2の機能を統合。ピクチャーコントロールのカスタマイズや取り込んだ画像への適用、カスタマイズしたピクチャーコントロールをカメラに読み込ませて使用するなど、1つのソフトウェア内でピクチャーコントロールの調整・適用・管理が行えます。
※HLGモードでHEIF画像やRAW画像の正確な階調を確認する場合は、HLGに対応したモニターやパソコン、モニターケーブルなどをご使用ください。
型式:レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウント:ニコン Z マウント
有効画素数:2450万画素
撮像素子:35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、フルサイズ/FXフォーマット
総画素数:2528万画素
ダスト低減機能:イメージセンサークリーニング、イメージダストオフデータ取得(NX Studioが必要)
交換レンズ:・Zマウント用NIKKORレンズ
Fマウント用NIKKORレンズ(マウントアダプターが必要、一部機能制限あり)
ボディ手ブレ補正:イメージセンサーシフト方式5軸補正
レンズ手ブレ補正:レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
記録画素数
撮像範囲[FX(36×24)]の場合:6048×4032ピクセル(サイズL:24.4M)、4528×3024ピクセル(サイズM:13.7M)、3024×2016ピクセル(サイズS:6.1M)
撮像範囲[DX(24×16)]の場合:3984×2656ピクセル(サイズL:10.6M)、2976×1992ピクセル(サイズM:5.9M)、1984×1328ピクセル(サイズS:2.6M)
撮像範囲[1:1(24×24)]の場合:4032×4032ピクセル(サイズL:16.3M)、3024×3024ピクセル(サイズM:9.1M)、2016×2016ピクセル(サイズS:4.1M)
撮像範囲[16:9(36×20)]の場合:6048×3400ピクセル(サイズL:20.6M)、4528×2544ピクセル(サイズM:11.5M)、3024×1696ピクセル(サイズS:5.1M)
NEF(RAW):RAW 14ビット(ロスレス圧縮、高効率★、高効率)
JPEG:JPEG-Baseline準拠、圧縮率(約):FINE(1/4)、NORMAL(1/8)、BASIC(1/16)サイズ優先または画質優先選択可能
HEIF:圧縮率(約):FINE(1/4)、NORMAL(1/8)、BASIC(1/16)サイズ優先または画質優先選択可能
NEF(RAW)+JPEG:RAW とJPEG の同時記録可能
NEF(RAW)+HEIF:RAW とHEIF の同時記録可能
ピクチャーコントロールシステム:オート、スタンダード、ニュートラル、ビビッド、モノクローム、フラットモノクローム、ディープトーンモノクローム、ポートレート、リッチトーンポートレート、風景、フラット、Creative Picture Control(ドリーム、モーニング、ポップ、サンデー、ソンバー、ドラマ、サイレンス、ブリーチ、メランコリック、ピュア、デニム、トイ、セピア、ブルー、レッド、ピンク、チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボン)、いずれも調整可能、カスタムピクチャーコントロール登録可能※静止画撮影で階調モードHLG設定時は、スタンダード、モノクローム、フラットのみ設定可能
記録媒体:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードはUHS-II規格に対応)、microSDメモリーカード、microSDHCメモリーカード、およびmicroSDXCメモリーカード(microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカードはUHS-I規格に対応)
ダブルスロット:メモリーカードの順次記録、バックアップ記録、RAW+JPEG分割記録、RAW+HEIF分割記録、JPEG+JPEG分割記録、HEIF+HEIF分割記録ならびにカード間コピー可能
対応規格:DCF 2.0、Exif 2.32、MPEG-A MIAF
ファインダー:電子ビューファインダー、1.27cm/0.5型 Quad-VGA OLED、約369万ドット、明るさ調整可能(オート、マニュアル13段階)、カラーカスタマイズ可能
視野率:上下左右とも約100%(対実画面)
倍率:約0.8倍(50mmレンズ使用時、∞、-1.0m-1のとき)
アイポイント:接眼レンズ最後尾から21mm(-1.0m-1のとき)
視度調節範囲:-4〜+2m-1
アイセンサー:ファインダー表示と画像モニター表示の自動切り換え
シャッター:電子制御上下走行式フォーカルプレーンシャッター、電子先幕シャッター、電子シャッター
シャッタースピード:
シャッタースピードダイヤル使用時:1/8000〜4秒(1ステップ)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ)
メインコマンドダイヤル使用時:1/8000〜30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)、Bulb、Time、X(フラッシュシンクロ)
フラッシュ同調シャッタースピード:X=1/200秒、1/200秒以下の低速シャッタースピードで同調、オートFPハイスピードシンクロ可能
レリーズモード:1コマ撮影、低速連続撮影、高速連続撮影、高速連続撮影(拡張)、ハイスピードフレームキャプチャー+撮影(プリキャプチャー機能あり)、セルフタイマー撮影
連続撮影速度:・低速連続撮影:約1〜7コマ/秒、高速連続撮影:約7.8コマ/秒、高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒、ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒※ニコン試験条件での最大撮影速度
セルフタイマー:作動時間:2、5、10、20秒、撮影コマ数:1〜9コマ、連続撮影間隔:0.5、1、2、3秒
測光方式:撮像素子によるTTL測光方式
測光モード:マルチパターン測光/中央部重点測光:標準(φ12mm相当)、小さめ(φ8mm相当)、画面全体の平均に変更可能、中央部重点度約75%/スポット測光:約φ4mm 相当を測光、フォーカスポイントに連動して測光位置可動/ハイライト重点測光
測光範囲:-4〜17EV※ISO 100、f/2.0レンズ使用時、温度20℃
露出モード/撮影モード:オート、P:プログラムオート(プログラムシフト可能)、S:シャッター優先オート、 A:絞り優先オート、M:マニュアル
露出補正:範囲:±3段(露出補正ダイヤルをCに設定時は±5段)、補正ステップ:1/3ステップ
オートブラケティング:AE・フラッシュブラケティング、AEブラケティング、フラッシュブラケティング、ホワイトバランスブラケティング、アクティブD-ライティングブラケティング
AEロック:輝度値ロック方式
ISO感度:ISO 100〜64000(ステップ幅:1/3、1ステップに変更可能)、ISO 100に対し約0.3、0.7、1段(ISO 50相当)の減感、ISO 64000 に対し約0.3、0.7、 1段、1.7段(ISO 204800相当)の増感、感度自動制御が可能※階調モードHLG設定時は、ISO 400〜64000/ISO感度は、推奨露光指数
アクティブD-ライティング:オート、より強め、強め、標準、弱め、しない
多重露出:加算、加算平均、比較明合成、比較暗合成
その他の機能:HDR合成、静止画フリッカー低減
方式:ハイブリッドAF(位相差AF/コントラストAF)、AF補助光付
検出範囲:-10〜19EV※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2 レンズ使用時、温度20℃
レンズサーボ:オートフォーカス:シングルAFサーボ(AF-S)またはコンティニュアスAFサーボ(AF-C)、フルタイムAF(AF-F)(動画モードのみ)、予測駆動フォーカスあり/マニュアルフォーカス(M):フォーカスエイド可能
フォーカスポイント:273点※静止画モード、撮像範囲フルサイズ/FXフォーマット、シングルポイントAF時
AFエリアモード:ピンポイントAF(静止画モードのみ)、シングルポイントAF、ダイナミックAF(S、M、L、静止画モードのみ)、ワイドエリアAF(S、L、C1、C2)、オートエリアAF、3D-トラッキング(静止画モードのみ)、ターゲット追尾(動画モードのみ)
フォーカスロック:AE/AFロック/プロテクトボタン押し、またはシングルAFサーボ(AF-S)時にシャッターボタン半押し
調光方式:TTL調光制御:i-TTL-BL調光(マルチパターン測光、中央部重点測光またはハイライト重点測光)、スタンダードi-TTL調光(スポット測光)可能
フラッシュモード:先幕シンクロ、スローシンクロ、後幕シンクロ、赤目軽減、赤目軽減スローシンクロ、発光禁止
調光補正:範囲:-3〜+1段、補正ステップ:1/3ステップ
レディーライト:別売スピードライト使用時に充電完了で点灯、フル発光による露出不足警告時は点滅
アクセサリーシュー:ホットシュー(ISO 518):シンクロ接点、通信接点、セーフティーロック機構(ロック穴)付
ニコンクリエイティブライティングシステム:i-TTL調光、光制御アドバンストワイヤレスライティング、モデリング発光、FVロック、発光色温度情報伝達、オートFPハイスピードシンクロ
ホワイトバランス:オート(3種)、自然光オート、晴天、曇天、晴天日陰、電球、蛍光灯(3種)、フラッシュ、色温度設定(2500K〜10000K)、プリセットマニュアル(6件登録可)、全て微調整可能
測光方式:撮像素子によるTTL測光方式
測光モード:マルチパターン測光、中央部重点測光、ハイライト重点測光
記録画素数/フレームレート(記録レート)
3840×2160(4K UHD):60p/50p/30p/25p/24p
1920×1080:120p/100p/60p/50p/30p/25p/24p
※120p:119.88fps、100p:100fps、60p:59.94fps、50p:50fps、30p:29.97fps、25p:25fps、24p:23.976fps
最長記録時間:125分
ファイル形式:MOV、MP4
映像圧縮方式:H.265/HEVC(8bit/10bit)、H.264/AVC(8bit)
音声記録方式:リニアPCM(48kHz 24bit、動画記録ファイル形式がMOVの場合)、AAC(48kHz 16bit、動画記録ファイル形式がMP4の場合)
録音装置:内蔵ステレオマイク、外部マイク使用可能、マイク感度設定可能、アッテネーター機能
感度
撮影モードM:ISO 100〜51200(ステップ幅:1/6、1/3、1ステップに変更可能)、ISO 51200 に対し約0.3、0.7、1段、2段(ISO 204800相当)の増感、感度自動制御(ISO 100〜Hi 2.0)が可能、制御上限感度が設定可能
撮影モードP、S、A:感度自動制御(ISO 100〜Hi 2.0)、制御上限感度が設定可能
撮影モードオート:感度自動制御(ISO 100〜51200)※階調モードHLG設定時は、ISO 400〜51200
ISO感度は、推奨露光指数
その他の機能:タイムラプス動画、電子手ブレ補正、タイムコード、動画Log(N-Log)、HDR(HLG)動画、ウェーブフォーム表示、動画撮影中の赤枠表示、動画記録中の拡大表示(50%、100%、200%)、シャッタースピード延長機能(撮影モードS、M 時)、iメニュー動画撮影情報
露出補正:範囲:±3段、補正ステップ:1/3ステップ
アクティブD-ライティング:より強め、強め、標準、弱め、しない
モニター:バリアングル式8cm/3.2型TFT液晶モニター(タッチパネル)、約210万ドット、視野角170°、視野率約100%、明るさ調整可能(マニュアル15段階)、カラーカスタマイズ可能
再生機能:1コマ再生、サムネイル(約4、9、72分割)、拡大再生、拡大再生中のトリミング、動画再生、スライドショー、ヒストグラム表示、ハイライト表示、撮影情報表示、位置情報表示、撮影画像の自動回転、レーティング、フィルター再生、音声メモ入力/再生、IPTCプリセット添付/表示、連続撮影グループ先頭への画像送り、連続撮影画像のグループ再生表示、動画再生時の一括フレーム保存、比較動合成
USB:Type-C端子(SuperSpeed USB)(標準装備されたUSBポートへの接続を推奨)
HDMI出力:HDMI端子(Type D)
外部マイク入力:ステレオミニジャック(φ3.5mm)、プラグインパワーマイク対応
ヘッドホン出力:ステレオミニジャック(φ3.5mm)
画像編集:RAW現像(表示画像)、RAW現像(複数画像)、トリミング、リサイズ(表示画像)、リサイズ(複数画像)、D-ライティング、傾き補正、ゆがみ補正、アオリ効果、モノトーン、加算合成、比較明合成、比較暗合成、比較動合成
方式/規格
準拠規格:IEEE802.11b/g/n/a/ac
周波数範囲(中心周波数):2412〜2472MHz(13ch)、5180〜5700MHz
出力(EIRP):2.4GHz:6.1dBm、5GHz:9.4dBm
認証方式:オープンシステム、WPA2-PSK、WPA3-SAE
通信方式:Bluetooth標準規格 Ver.5.0
周波数範囲(中心周波数):Bluetooth:2402〜2480MHz
Bluetooth Low Energy:2402〜2480MHz
出力(EIRP):Bluetooth:0.6dBm
Bluetooth Low Energy:-0.9dBm
使用電池:Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c※1個使用
※EN-EL15cの代わりにEN-EL15b/EN-EL15aも使えます。ただし、EN-EL15cを使用したときよりも撮影可能コマ数(電池寿命)が減少します。ACアダプター EH-8P を使用して充電する場合は、EN-EL15c/EN-EL15bのみ充電可能です。
ACアダプター:ACアダプター EH-8P(USBケーブル UC-E25と組み合わせて使用)(別売)
本体充電ACアダプター:本体充電ACアダプター EH-7P(別売)
撮影可能コマ数
静止画モード(1コマ撮影):撮影可能コマ数※1
モニターモード[ファインダーのみ]時:セットアップメニュー[パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約410コマ、セットアップメニュー[パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約360コマ
モニターモード[モニターのみ]時:セットアップメニュー[パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約430コマ、セットアップメニュー[パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約380コマ
動画モード:動画撮影可能時間※2
モニターモード[ファインダーのみ]時:約90分
モニターモード[モニターのみ]時:約90分
※1 CIPA(カメラ映像機器工業会)規格準拠。初期設定条件で30秒間隔ごとに撮影する。装着レンズNIKKOR Z 40mm f/2。
※2 電池寿命測定方法を定めたCIPA 規格による実撮影電池寿命。装着レンズNIKKOR Z 40mm f/2。カメラは初期設定状態。
三脚ネジ穴:0.635cm(1/4型、ISO 1222)
寸法(幅×高さ×奥行き):約144×103×49mm
質量:約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約630g(本体のみ)
使用温度:0℃〜40℃
使用湿度:85%以下(結露しないこと)
仕様中のデータは特に記載のある場合を除き、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格またはガイドラインに準拠しています。
仕様中のデータは、フル充電バッテリー使用時のものです。
カメラに表示されるサンプル画像は、機能を説明するためのイメージです。
製品の外観・仕様・性能および付属品は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
会社名、製品名は各社の商標、登録商標です。
付属品:Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c(端子カバー付)、ストラップ AN-DC27、USBケーブル UC-E25、アクセサリーシューカバー BS-1、接眼目当て DK-33、ボディーキャップ BF-N1
※メディアは別売りとなりますので別途お買い求めください。
開放F値2ならではの大きく柔らかなボケを楽しめます。背景の柔らかなボケは、日常のひとコマやポートレートをよりインパクトのあるシーンへと変えてくれます。また9枚の絞り羽根を採用し、自然な丸みの玉ボケも実現。明るいレンズは薄暗い場所でもシャッタースピードを速くしてブレを軽減できるので、手持ち撮影も安心です。
焦点距離40mmの標準的な画角により、スナップからポートレートまで、幅広いシーンと被写体を高画質で撮影できます。APS-Cサイズ/DXフォーマットの Z カメラに装着すると60mm相当(35mm判換算)の画角となり、中望遠レンズならではのボケを活かした立体感のある表現で、被写体を印象的に際立たせることができます。
ミラーレスカメラの機動力を最大限に活かすため、全長約45.5mm※、重さ約170gの小型・軽量サイズを実現。どこにでも持ち歩いて、身のまわりのさまざまなシーンを気軽に撮影できます。また、撮影時にレンズを繰り出す操作がいらないので、突然のシャッターチャンスにもすばやく対応できます。
※レンズマウント基準面からレンズ先端まで。
最短撮影距離0.29mの実現により、テーブルフォトなどの撮影時に被写体にグッと近づけます。撮影距離が短いと背景のボケが大きくなるため、被写体を際立たせた立体感のある画像を撮影できます。
AF機構にSTM(ステッピングモーター)を採用し、優れた静音性と高速・高精度なAF制御を実現。小径・高トルクのSTMは、レンズボディーの小型化とAF制御性能の両立にも貢献しています。
独自の駆動機構を持つ絞りユニットを採用し、カメラボディーからの電子信号による高精度な絞り制御を実現。連続撮影時でも、安定した露出制御が可能です。
小型・軽量なレンズでありながら、埃や水滴の侵入を防ぐシーリングを施した、防塵・防滴に配慮した設計※です。
※すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。
AF制御と絞り制御時の駆動音を最小限に抑えています。また、クリックレスのコントロールリングの採用により操作音も低減しており、静かな場所でも撮影時の音を気にせず動画撮影を楽しめます。
ピントや明るさをゆっくりとスムーズに変化させ、自然な映像表現を実現する、滑らかな操作感のコントロールリングを採用。フォーカス「M/A」※「絞り値」「露出補正」「ISO感度」機能をカメラからコントロールリングに割り当てられるので、より直感的な操作が可能です。
※オートフォーカス時にコントロールリングの操作でただちにマニュアルによるピント合わせができるモードです。
ピント合わせで発生しがちな画角のズレ※を効果的に抑えるので、構図を決めた後にピント位置を変更しても自然な映像が得られます。
※フォーカスを手前から奥、奥から手前に移動させるときに発生する画角変動(フォーカスブリージング)。
スムーズで安定した絞り制御が、露出変化の自然な表現を実現します。
型式:ニコン Z マウント
焦点距離:40mm
最大口径比:1:2
レンズ構成:4群6枚(非球面レンズ2枚)
画角:57°(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット)、38°50′(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット)
ピント合わせ:IF(インターナルフォーカス)方式
最短撮影距離:撮像面から0.29m
最大撮影倍率:0.17倍
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
絞り方式:電磁絞りによる自動絞り
最大絞り:f/2
最小絞り:f/16
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ):52mm(P=0.75mm)
寸法:約71.5mm(最大径)×45.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量:約170g