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まずは兵庫県氷ノ山林道で撮影した写真です。HD DA28-45/4.5WR F22 ISO200で撮影。
こんにちは。 カメラ担当の池田です。
ペンタックス645Z!
フィルム時代、ペンタックス645Nを愛用していた私にとって、このカメラはぜひとも使ってみたかったカメラです。
センサーサイズの大きい中判デジタル一眼の約5000万画素の実力はどれほどの実力なのか。
645Zの発表会で目にした素晴らしい画質を体験したい。ずっとそんな思いでいました。
まずはスペックのご紹介から・・・
@35ミリ判フルサイズ機の約1.7倍の大きさ43.8×32.8mmの大型センサー。
A有効画素数 約5140万画素のローパスフィルターレス設計。
B大型センサーだからできる最高ISO感度204800。
C回折現象などを補正するレンズ補正機能搭載。
D約103万ドットのチルト式液晶モニター。
E防塵・防滴構造と-10℃の耐寒動作保証。
他にもご紹介したい機能はあるのですが、長くなってしまいますので、これぐらいにしておきます(笑)
驚異の画質を確認するため、幹の部分を拡大します。ブナの木肌、苔の質感が見事に描写されています。恐るべし5000万画素!
今回の撮影では、ほとんど液晶を見ながらのライブビュー撮影でした。
その理由は二つあります。
その一つは、ファインダーを見ながらのオートフォーカスは位相差AFで暗いシーンにも強く、ピント合わせはとても速いのが魅力ですが、
ピント精度という点ではライブビュー時のコントラストAFのほうが上なのです。
そしてもう一つはオートフォーカスエリアの問題。ファインダーを見ての撮影では、27点の測距点があるものの画面中央に集中しており、
中央付近から離れた所にピントを合わせる場合は少し不便です。
しかしライブビュー撮影では、画面のかなり広い部分でピント合わせができるため、とても快適に撮影できます。
さらには画面を拡大してマニュアルでピントを合わせることもできますので便利です。
また、この日は小雨模様でしたが、防塵・防滴仕様でしたので安心して撮影できました。
HD DA28-45/4.5WR F32 ISO100で撮影。
ここでレンズ補正の一つ回折補正の効果についてテストしてみましたので、その写真をご覧いただきたいと思います。
回折補正とは、絞りこんで撮影した場合、光の回折により画像の鮮明度が落ちる回折現象を補正する機能のことです。
まずは回折補正なしの写真をご覧ください。
流れの中心付近を拡大してみます。
ここまで拡大しての話ですが、若干シャープ感に欠けています。
次は回折補正ありで撮影した写真も同じ部分を拡大、撮影データは同じです。
少しわかりにくいかもしれませんが、補正ありの方がシャープに描写されています。
645Z発表会の時に、あるプロの写真家の方が1〜1.5段の効果があると言っておられました。
確かにそれくらいの効果があるように思います。
風景写真では手前から奥までピントを合わせるために絞りこむことも多く、この回折補正はありがたい機能なのです。
以上、ここまで645Zの一番の魅力である描写力について書いてきましたが、今回は高感度撮影のテストをすることができませんでした。
しかし最高ISO感度が204800であるということを考えると、キヤノンやニコンのフルサイズ機よりはるかに高感度撮影に強いはずです。
実際に発表会での某社フルサイズ機との比較写真を見た時、雲泥の差があると感じました。
さすがセンサーが大きいだけのことはありますね。