NOKTON 35mm F0.9 Aspherical Xマウントは、富士フイルムXマウント専用の交換レンズです。APS-Cサイズのイメージサークルをカバーする大口径マニュアルフォーカスの標準レンズで、フルサイズ換算50mm相当の画角を持ちます。光学設計は富士フイルムXシステムカメラのイメージセンサーに最適化されています。本レンズは電子接点を搭載し、富士フイルム株式会社の情報開示によりレンズとボディ間で信頼性の高い電気通信を実現しています。電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせによりExif情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正やパララックス補正にも対応します。電気接点非対応機種に装着する場合には、カメラの設定でレンズ無しレリーズを“許可”にすることで、絞り優先オートでの撮影が可能になります。本レンズには、リバース装着が可能な金属製専用フードが付属します。
<製品に関してのご注意>
本製品には電子接点が搭載されていますが、電子通信ができるボディに制限がございます。電子通信対応機種は下記*1となります。また非対応機種でのご使用の場合は、ボディ設定:[レンズなしレリーズ]を”許可”にしていただければ撮影ができます。(接点なしのマウントアダプターで撮影するのと同じ仕様となります。)
*1.電気通信対応機種とF/W
X-H2s:V3.01以上、X-H2:V1.21以上、X-Pro3:V1.23以上、X-T5:V1.03以上、X-S10:V2.10以上、X-H1:V2.13以上、X-T4:V1.25以上、X-T3:V4.12以上、X-T2:V4.40以上 *2、X-T30:V1.41以上、X-T30 II:V1.00以上、X-E4:V1.04以上
*2.X-T2でご使用の場合、ボディ設定で絞り値表示設定をTNoからFNoに変更をいただくことでFnoでの表示が可能になります。
※ボディ設定で、被写界深度表示をフィルム基準(製品に刻印されている深度目盛りと同値)に変更を推奨します。
※記載ファームウエア未満は性能が発揮できない場合や、機能の一部に制限が出る可能性がありますので最新ファームウエアをご使用ください。ご使用ボディのファームウエアの確認及び、最新ファームウエアの入手については、ボディ取扱説明書をご確認ください。
F0.9 超大口径の標準レンズ
NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X マウント は、フォクトレンダーのX マウント用交換レンズとして最も明るいF0.9を実現した超大口径の標準レンズです。絞り開放でもメリハリの効いた合焦面の描写をしながら、取り回しの良さを考慮して全長は64.9mm(先端〜マウント面)に抑えた凝縮感のあるスタイリングが特長です。レンズの性能と撮影時のハンドリング双方の設計目標を満足させるべく、レンズ第1面には自社生産のGA(研削非球面) レンズを採用しています。
レンズ構成はGA レンズおよび両面非球面レンズを含む8群10 枚。F0.9 の超大口径でありながら最小絞りはF22 まで対応。絞り羽根は、ボケの形状に配慮した12 枚構成で1/3 ステップのクリック付き。絞りのメカニズムには、フォクトレンダーのVM マウントやミラーレスマウント用レンズと同様に、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構を採用。総金属製の鏡筒内でレンズが繰り出されるマニュアルフォーカスの心地よい感触とともに、絞りの開閉でもメカニズムをダイレクトに操作する手応えを味わえます。
焦点距離:35mm(フルサイズ換算53mm)
口径比:1:0.9
最小絞り:F22
レンズ構成:8群10枚
画角:43.8°
絞り羽根枚数:12枚
最短撮影距離:0.35m
最大撮影倍率:1:7.1
最大径×全長:φ72.7×64.9mm(突起部等除く)
フィルターサイズ:φ62mm
重量:492g